「睡眠増やしたい」65%・博報堂生活研究所の子ども調査 2007年11月26日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071126AT1G2204X26112007.html
65%の子どもが「1番増やしたいのは睡眠時間」と考え、最も増やしたい時間のトップだったことが、博報堂生活総合研究所(東京・千代田)が実施したアンケート調査で分かった。「時間がない」子どもも42%と、この10年で11ポイント増加。同研究所は「ゆとり世代の子どもたちにはゆとりがなく、時間をやりくりしながら生活している」とみている。
アンケートは小学5年生から中学3年生までを対象にした「子ども調査」で、今年6月から7月にかけて10年ぶりに実施。首都圏の小中学生800人が回答した。
ポストゆとり世代と呼ばれる子供達が欲しいものが『時間や成績、自由』というのも皮肉な話ですね…。
報告書を見ていくと、『自分が欲しいもの』は『お金(54.8%、10年前の調査と比べ4.8%減少)』、『いい成績(54.0%、同9.1%増加)』、『時間(35.5%、同9.4%増加)』、『自由(33.0%、同6.4%増加)』、『ツキ、運(27.1%、同7.2%減少)』の順。
『もっと増やしたい時間』は、『睡眠時間(64.9%、10年前の調査と比べ3.2%増加)』、『友達と過ごす時間(61.9%、同1.6%減少)』、『ぼんやり過ごす時間(31.9%、同9.2%増加)』、『テレビを見る時間(29.0%、同9.7%減少)』、『勉強をする時間(26.0%、同7.2%増加)』、『家族と過ごす時間(25.0%、同4.4%増加)』の順。
『時間的ゆとりはない』と回答した割合は、10年前の前回調査の30.6%から41.6%に11%も増加。『塾に通っている』と回答した割合は、前回調査の43.9%から47.0%と3.1%の増加。『塾に行かないと不安だ』と回答した割合は、前回調査の44.5%から51.1%と6.6%の増加。一方、『放課後や休日に友達の家によく遊びに行く』が前回調査の53.4%から39.4%と14%も大幅にダウン。
授業にゆとりをもたせて子供達に幅広い視野を持たせたいとした、教育関係のお偉いさんの目論見は見事に外れ、子供達は『勉強しなければ…』という思いに縛られ、その半面『自分の自由になる時間』を欲するといった形で心の悲鳴をあげているようです。
それにしても、この調査、小学5年生から中学3年生を対象に質問しているのですが、今の子供達はお友達のお家に遊びにいく比率もかなり減っているようで…(汗
ごくごく個人的には、小学生の間くらいはなるべく自由にさせてあげたい気もするのですが、小中学生が睡眠不足というのも、『なんだかな…』と思いますし、日本がこんな社会のままで良いのかなどと、どうしても考え込んでしまいますね。
この報告書では、他にも『友達の数』『友達との付き合い方』『もっと知りたいこと』『家族との関係は良好か?』『よく読書をするか』『最近感動して泣いたこと』『習い事のきっかけ』『時間とお金が許せば何をしたいか』といったことを調査しているようです。リンク先を紹介しますので、興味のある方はご覧下さい。
「子供の生活10年変化」はこちら http://www.seikatsusoken.jp/pdf/release/20071031.pdf
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071126AT1G2204X26112007.html
65%の子どもが「1番増やしたいのは睡眠時間」と考え、最も増やしたい時間のトップだったことが、博報堂生活総合研究所(東京・千代田)が実施したアンケート調査で分かった。「時間がない」子どもも42%と、この10年で11ポイント増加。同研究所は「ゆとり世代の子どもたちにはゆとりがなく、時間をやりくりしながら生活している」とみている。
アンケートは小学5年生から中学3年生までを対象にした「子ども調査」で、今年6月から7月にかけて10年ぶりに実施。首都圏の小中学生800人が回答した。
ポストゆとり世代と呼ばれる子供達が欲しいものが『時間や成績、自由』というのも皮肉な話ですね…。
報告書を見ていくと、『自分が欲しいもの』は『お金(54.8%、10年前の調査と比べ4.8%減少)』、『いい成績(54.0%、同9.1%増加)』、『時間(35.5%、同9.4%増加)』、『自由(33.0%、同6.4%増加)』、『ツキ、運(27.1%、同7.2%減少)』の順。
『もっと増やしたい時間』は、『睡眠時間(64.9%、10年前の調査と比べ3.2%増加)』、『友達と過ごす時間(61.9%、同1.6%減少)』、『ぼんやり過ごす時間(31.9%、同9.2%増加)』、『テレビを見る時間(29.0%、同9.7%減少)』、『勉強をする時間(26.0%、同7.2%増加)』、『家族と過ごす時間(25.0%、同4.4%増加)』の順。
『時間的ゆとりはない』と回答した割合は、10年前の前回調査の30.6%から41.6%に11%も増加。『塾に通っている』と回答した割合は、前回調査の43.9%から47.0%と3.1%の増加。『塾に行かないと不安だ』と回答した割合は、前回調査の44.5%から51.1%と6.6%の増加。一方、『放課後や休日に友達の家によく遊びに行く』が前回調査の53.4%から39.4%と14%も大幅にダウン。
授業にゆとりをもたせて子供達に幅広い視野を持たせたいとした、教育関係のお偉いさんの目論見は見事に外れ、子供達は『勉強しなければ…』という思いに縛られ、その半面『自分の自由になる時間』を欲するといった形で心の悲鳴をあげているようです。
それにしても、この調査、小学5年生から中学3年生を対象に質問しているのですが、今の子供達はお友達のお家に遊びにいく比率もかなり減っているようで…(汗
ごくごく個人的には、小学生の間くらいはなるべく自由にさせてあげたい気もするのですが、小中学生が睡眠不足というのも、『なんだかな…』と思いますし、日本がこんな社会のままで良いのかなどと、どうしても考え込んでしまいますね。
この報告書では、他にも『友達の数』『友達との付き合い方』『もっと知りたいこと』『家族との関係は良好か?』『よく読書をするか』『最近感動して泣いたこと』『習い事のきっかけ』『時間とお金が許せば何をしたいか』といったことを調査しているようです。リンク先を紹介しますので、興味のある方はご覧下さい。
「子供の生活10年変化」はこちら http://www.seikatsusoken.jp/pdf/release/20071031.pdf