ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

巡査長、交番からツーショット…出会い系女性の本名照会も

2009-02-13 19:36:27 | Weblog
巡査長、交番からツーショット…出会い系女性の本名照会も 2009年2月13日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090212-OYT1T00934.htm
 福岡県警は12日、勤務中に警察電話でツーショットダイヤルにかけたり、出会い系サイトで知り合った女性の身元を警察署のパソコンで照会したりしたとして、東署交通1課の男性巡査長(45)を戒告処分にした。巡査長は同日付で辞職した。
 県警によると、巡査長は2005年2~3月、当時勤務していた吉井署(現うきは署)管内の交番で、同僚が巡回に出た時などを見計らって警察電話から計6回(約50分間)、ツーショットダイヤルにかけて女性と話した。
 さらに07年12月~08年9月、出会い系サイトで知り合った女性3人の身元を調べるため、東署のパソコンで女性たちから聞いた名前が本当かどうかを免許証のデータベースなどに照会後、会っていた。巡査長は「女性が本名を名乗っていれば安心して付き合えると思い、照会した」と話しているが、うち2人との交際を巡って08年9月、暴力団組員らに金を奪われる強盗致傷事件に遭っていた。
 県警はこのほか、08年5~6月に会計書類や郵便切手1400枚(計11万6000円)などを捨てたとして、博多署会計課の男性職員(35)を公文書毀棄(きき)容疑などで福岡地検に書類送検し、減給10分の1(6か月)の懲戒処分にした。物品は部下の女性職員が管理しており、「女性職員が好きだった。紛失物があれば相談してくれると思った」と供述しているという。この職員も12日付で辞職した。


 
 ん…。ほとんどの方は職場で多少の私用電話の経験くらいはあると思いますが、さすがにツーショットダイヤルを警察電話でかけるのは、いくらなんでもやりすぎでしょうし、まして私用目的で身元照会するなど職権濫用もいいところ。
 しかも、まだ20代前半の若い巡査が出来心で暴走したというのならば、心情的にも理解できなくもないのですが、容疑者は40代半ばのベテラン巡査…(滝汗 『40過ぎたおっさんが一体何をやっとるんだ!!!』と思わず一喝したくなりますね…(呆れ
 また、他にも30代半ばの別の容疑者が、部下の女性職員の気を引こうと会計書類や郵便切手を捨てるなどという不祥事が発覚…(汗
 こちらは書類はともかく、切手は分量的にも金券ショップに横流ししたと疑う方がむしろ妥当ではないかと思いますが、いずれの事件でも懲戒免職ではなく、戒告処分あるいは減給10%×6ヶ月程度の軽い処分で済ませ、事実上自らお辞め頂くように仕向けるのは、いかにも警察らしいやり方ですし、いかに警察が身内には甘いかを立証するような事件だったように思います。

 私は警察官だからといって犯罪を起こさないとは夢にも思っていませんが、警察官を目指す以上は、一般市民を犯罪から守る強い使命くらいは持って欲しいもの…。このような小悪党が内部に跋扈している限り、一般市民への警察官への信頼はどんどん落ちていき、ひいては犯罪検挙率の低下にもつながりかねませんし、『ホント しっかりしてよ!』と声を大にして言いたくなります。

小泉元首相、麻生首相に「怒るというより笑っちゃう」

2009-02-13 19:29:55 | Weblog
小泉元首相、麻生首相に「怒るというより笑っちゃう」 2009年2月13日
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0212/TKY200902120268.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090212-OYT1T00960.htm
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090212AT3S1201912022009.html
 小泉元首相は12日、郵政民営化見直しを巡る麻生首相発言を「怒るというより笑っちゃうくらい、ただただあきれている」と痛烈に批判した。定額給付金を盛り込んだ第2次補正予算の関連法案も「3分の2を使ってでも成立させなければならないとは思わない」と語り、野党と修正協議に入るべきだと主張した。
 小泉氏自身が呼びかけ人の議員連盟「郵政民営化を堅持し推進する集い」の役員会で語った。「政治に一番大事なのは信頼感だ。総理の発言が信じられなければ選挙は戦えない」とも述べ、麻生首相に強く自省を求めた。
 定額給付金を配るための関連法案は、参院で審議中だ。首相は参院で否決されても衆院の3分の2で再可決して成立させる方針だ。首相は12日夜も小泉氏の発言について「聞いていないので何ともお答えのしようがない。給付金は政府与党で手順を踏んで決めた。粛々と進める」と記者団に強調した。
 05年郵政選挙で与党に3分の2の議席をもたらした小泉氏が「衆院再可決」への反対を鮮明にし、定額給付金への反発を強める民主党が勢いづくのは必至だ。自民党内で沈静化していた首相批判の動きが再燃し、「麻生降ろし」に発展する可能性もある。

小泉元首相批判「聞いていませんので…」 12日の首相 2009年2月13日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0212/TKY200902120265.html
――小泉元総理について。小泉元総理は先ほど、郵政民営化推進議連で「最近の麻生総理の発言について怒るというより、笑っちゃうぐらい、ただただあきれている。総理が前から、戦おうとしている人に鉄砲を撃っているんじゃないか」と発言した。郵政民営化を決めた小泉元総理のこうした発言について、どう考えるか。
  「あのー、ちょっとその話を聞いていませんので、何ともお答えのしようがありません。それから、選挙というものを、戦えないのではないか、という話ですけども、基本として、いま、私は政策として、景気対策が一番だと思ってます。国民の総意は景気対策。私はこの景気対策という、その政策をきちんと仕上げて戦えるようにしたい。そう思っています」

――また、定額給付金について、(小泉元首相は)「定額給付金は(与党が持つ衆院の)3分の2(の勢力)を使ってでも成立させないといけない法案とは思っていない。私は次の選挙で引退表明している。あまり多くのことを申し述べないが、あのとき賛成したけれども、実はそうではなかったんだと言いたくはない」と、再可決に反対も示唆するかのような発言をしている。小泉元総理が造反するとなると、多くの同調者が出る可能性もあるが、どう受け止めるか。
  「その発言もうかがっていないので、お答えのしようがありません。ただ、この定額給付金の話については、これは基本的には、間違いなく、政府・与党できちんと手続きを踏んで、決めたうえでの結論ですから、粛々と、この法案を成立させるように努力しなければいかんもんだと思っています」

――さらに、(小泉元首相は)「総理の発言に信頼がないと選挙は戦えない」と発言されている。党の重鎮からこうした意見が出たが、それでも、なお総理は自らの手で解散に打って出るつもりか。
  「いろんなご批判があるというのは前からうかがっているところなんで、発言というもんに関しては、慎重にという話をさせて頂いたところでもあります。選挙というものに関しましては、しかるべき時期に、きちんと、政策を立て、そして野党との違いを明確にしたうえで、選挙をやらねばならんのだと思っています」

【三位一体改革】
――総理、三位一体の改革について。
   「三位一体。はい」

――きょう、衆院本会議で鳩山総務相が三位一体の改革について、「失敗の部分があった」と発言して、地方交付税に関して、「国税5税の算定率を上げて、地方交付税の基本的な額が少しでも増えるようにしなければならない」と発言をした。総理も地方交付税の減額については、あまり賛成ではないような考えを持っていたと思うが、小泉内閣が進めた三位一体改革について、総理はどう考えか。
  「三位一体の改革については、少なくとも補助金を3兆円切る、という話をやる代わりに、地方に地方税を3兆円、国税から3兆円を移す、というのが一番の大きな大きな変革だったと思っています。そのときに、地方5団体から、6団体から、どういう補助金はいらないのか、という案を、国の方では出し切らなかったので、地方の意見をまとめるという案を提案し、その通り地方から案が出て、それをその通り、実行して、結果として補助金というものは、大幅に変更になり、地方交付税、いや、すいません、地方税に国税から3兆円移る、という始まって以来のことができたなどなどは、大きな変化だった、大きな成果だったと私はそう思いますね。しかし、こういった大きな成果を、というより、なに、変化というのをやれば、確実にそういうものをやった場合は、急激な変化というものは、痛みを伴いますから、その痛み、光と影と、いうような表現を使っておられましたけども、そういった部分に関しては、手直しがいる。当然のことだと思います。その手直しを、いま、地方交付税1兆円とか、地方が痛んでいるから、地方というものを考えねばならんと、いうことをずっと申し上げてきているんであって、その影の部分にいろいろ手当をしていく、というのが一番肝心なんだと思っていますんで、三位一体自体が間違っていたという考えはありません」

――総理……。
  (秘書官「はい、終わります」)


首相「小泉改革と反対ではない」 野田消費担当相は首相擁護 2009年2月13日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090213AT3S1300N13022009.html
 麻生太郎首相は13日午前の閣議後に国会内で、小泉純一郎元首相が首相の郵政民営化に関する一連の発言を厳しく批判したことについて河村建夫官房長官と協議した。首相は「国営に戻すとは一言も言っていない」と指摘。「小泉改革の反対の方向に走っているわけではない。ただ格差や地方のひずみは受けとめなければいけない。そのことはわかってほしい」と語った。
 小泉氏は12日の自民党本部の会合で、郵政民営化に「賛成じゃなかった」などとした首相の発言について「怒るというより笑っちゃうぐらいただただあきれている」と批判。河村長官は13日の閣議後の記者会見で「本当に殺す気でなぐる親はいない。しった激励と受けとめている」と強調した。
 そのうえで河村長官は「党内政局にする暇はない。この難局を乗り切ることが麻生政権の使命だ」と述べた。鳩山邦夫総務相は「大先輩が色々と発言するのは当然で重く受けとめなければならない」と語った。野田聖子消費者行政担当相は「弱っている内閣をたたくより、支える姿勢の方が国民の共感を得る」と首相を擁護した。

民主参院、小泉発言「私たちの声を代弁」 採決、来週は見送り 2009年2月13日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090213AT3S1300D13022009.html
 民主党の輿石東参院議員会長は13日午前の参院議員総会で、参院で審議中の定額給付金の関連法案について、来週の採決を見送る方向との認識を示した。同法案が参院で野党多数で否決されれば衆院の3分の2以上の賛成で再可決できるが、小泉純一郎元首相が12日、再可決に慎重な見解を表明。民主党は14日からロシアを訪問する小泉氏の帰国後に参院採決を先送りし、自民党内を揺さぶる構えだ。
 今年度第2次補正予算関連の同法案を巡っては、小泉氏が12日、「3分の2を使ってでも(衆院再可決で)成立させなければならない法案だと思わない。もっと調整してほしい」と強調。野党多数の参院で否決後、衆院での再可決を目指しても、自民党で造反する議員が多く出るのではないかとの期待が民主党で広がっている。
 輿石氏は小泉氏の発言について「私たちの声を代弁してくれている」と評価。定額給付金財源特例法案について「少なくとも小泉さんのお帰りを待って(採決を)していけばいい」と語った。

首相郵政発言、小泉氏が痛烈批判 「反麻生」に勢い 2009年2月13日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090213AT3S1201M12022009.html
 郵政民営化の旗振り役である小泉純一郎元首相が12日、麻生太郎首相の度重なる民営化見直し発言への沈黙を破り、せきをきったように怒りをぶちまけた。このままでは次期衆院選は「戦えない」とまで言い切り、“反麻生”ののろしをあげた。
 首相と距離を置く「小泉改革継承」派を勢いづけるだけでなく、党内の麻生離れの動きに拍車がかかかりそうだ。




 昨日は夜の10時頃に某局のニュースチャンネルを開くと、小泉首相の顔がドアップになっていたので、一体何があったのかと吃驚したのですが、どうやら小泉元総理が麻生総理を猛烈批判したようですね。
 まあ、小泉さんから見れば、政治生命を賭けて成し遂げた郵政民営化を頭から批判されるような形になったこともあり、一矢を報いる意味合いもあったのかな…とも思わなくもないのですが、定額給付金を含めた予算案についてまで踏み込んでくるとはいささか予想外でしたし、いくら議員引退を決めている人とはいえ、自民党の若手政治家には未だに強い影響力を持ち、そして国民からも高い人気のある人だけに、この発言は麻生政権にも大きなダメージを与えそうですね…。
 一方、現役閣僚からは麻生総理を擁護する発言が相次いだようですが、野田さんの場合はそもそも郵政民営化法案に反対した人ですし、加えて自身の献金問題や、こんにゃくゼリーに対する対応で世間の批判が高まっていて、今内閣を解散されればしばらくは閣僚ポストに就くことが困難な人であることは割り引く必要がありそう。他の閣僚に至っては、表面上は麻生総理を支える姿勢をとりながらも、次の政権で非主流派に追い込まれないためにも、実質的にはこれまでと比べてやや距離を置く形になるのではないでしょうか。
 麻生さんも当初の暫定内閣の予定をリーマンショックを利用して覆さなければ、定額給付金だの余計?な政策を打ち出すこともなく、ここまで批判されることもなかったと思いますが、これまで森元首相などに圧力をかけられていた反麻生陣営の若手が小泉氏の発言をきっかけに、現政権に反旗を翻す可能性が一気に高まってきましたし、こういう言い方をするとお叱りを受けそうですが、にわかに政局が面白くなってきたように思います。

マンション分譲のニチモ、民事再生法を申請 負債総額757億円

2009-02-13 19:27:12 | Weblog
マンション分譲のニチモ、民事再生法を申請 負債総額757億円 2009年2月13日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090213AT1D1305S13022009.html
 東証2部上場でマンション分譲を手がけるニチモは13日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請したと発表した。負債総額は2008年9月末時点で757億円。マンション市況の低迷で物件の販売が滞り資金繰りが悪化。2008年9月期の連結決算では自己資本比率が1.6%と債務超過に近い状態に陥っていた。

倒産動向記事 2009年02月13日 帝国データーバンク
http://www.tdb-news.com/bankrupt_detail.html?ID=28442&SID=797c144e58a29aa2530a24b231fba9fe
 東証2部上場のマンション分譲業者、ニチモ(株)(資本金40億6397万321円、千代田区神田美土代町7、登記面=大阪府大阪市北区堂島浜1-4-4、代表辻征二氏、従業員183名)は、2月13日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
 申請代理人は荒川雄二郎弁護士(千代田区丸の内1-7-12、電話03-5219-5151)。
 当社は、1955年(昭和30年)9月設立の南海ブロック(株)が前身で、70年(昭和45年)10月に額面変更のため、46年(昭和21年)11月設立のニチモプレハブ(株)に吸収合併された。71年3月に大証2部、78年3月に東証1部に株式を上場し(2004年2月に東証2部に指定替え)、この間の77年1月に現商号に変更した。マンション分譲を手がけ、設立以来順調に業容を拡大してきたが、バブル期の拡大路線が裏目に出て、2003年9月期に固定資産売却損失引当金繰入額の特別損失を計上し、大幅な債務超過に転落。このため、2004年3月に取引金融機関より債務免除約294億6100万円、債務株式化約88億8600万円の金融支援を受け、経営再建に努めていた。
 近年では、首都圏(約7割)、近畿圏(約3割)など都市部を中心に中高層マンションの分譲を手がけ、「ルイシャトレ」「ヴォアール」「ジョイシティ」などの自社マンションブランドを展開。ファミリーマンションを得意とし、近年では、ワンルームマンション、DINKS・シルバー世代向けのコンパクトマンション開発にも注力し、コンパクトマンションは不動産ファンドへの一棟売りも実施。好調なマンション市況を背景に2007年9月期の年売上高は約609億6100万円を計上していた。
 しかし、サブプライムローン問題のほか、土地や資材価格高騰などからマンション販売の遅れが顕著となり業況は急速に悪化。資金調達環境も厳しさを増すなか、引き渡しを予定していた大口取引先との売買契約が解約となるなどしたことで2008年9月期の年売上高は約290億9000万円に落ち込み、約102億6300万円の最終赤字を余儀なくされ、継続企業の前提に関する重要な疑義が付されていた。加えて、キャッシュフローも厳しく、一部借入金について金融機関と合意のうえ11月末の返済期日を延期、動向が注目されていた。
 負債は2008年9月末で約757億円。 なお、今年に入ってからの上場企業の倒産は、日本綜合地所(株)(東証1部、負債1975億4900万円、2月更生法)に次いで7社目。



 不動産業界の中でも、すっかり株価一桁銘柄の常連となっていた東証2部のニチモですが、とうとう民事再生法を申請したようです。
 まあ、仮に経営破綻しなかったところで、上場廃止基準に抵触して遠からず上場廃止だろうな…とは思っていましたが、業界全体が資金繰りに苦しみ、ニチモよりも財務内容も株価も格上の会社が続々と経営破綻に追い込まれる中、あの株価でよく今まで持ったものだと思いますし、民事再生法は申請したものの、スポンサーがつく可能性は残念ながら非常に少ないのではないかと見ています。