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東国原知事「あのとき自民が変わっていれば…」 

2009-09-01 07:11:30 | Weblog
東国原知事「あのとき自民が変わっていれば…」 2009年9月1日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0831/SEB200908310022.html
 宮崎県の東国原英夫知事は31日、総選挙で圧勝した民主党について「チャレンジャーなので失敗を恐れずにやっていただきたい。地方分権を進め、お百度参りみたいな陳情をなくしてほしい」と述べた。県庁で記者団に語った。
 ただし、「民主党は野党経験しかなく、政策実現に一抹の不安はある」と指摘。国会と、自民が多数を占める県議会との関係については「民主党の理念を受けた政策が国から下りて来る場合、多少、県議会が混乱するかもしれない」との懸念を示した。
 総選挙前には、自民党に対し、自身を党総裁候補とすることなどを条件に総選挙に出馬することを提案。自民党寄りの姿勢を鮮明にしたが、同党が受け入れず、ご破算になった。この騒動が自民大敗の一因になったとの見方には「あの時、自民党が変わって(提案を受け入れて)いれば、大敗はなかったかもしれない」と反論した。



 ん…。この人はこの期に及んで一体何を言いたいんでしょうね…(呆れ
 そもそも総裁の座ともなれば、党をまとめるだけの人望も必要なわけで、対外的に人気のある枡添厚生労働相でさえ、候補の1人には挙げられても確定とまではいかない(個人的に予測するならば、石場さんあたりが後継の最有力候補。枡添さんは東京8区で当選した石原さんと同列で、復活当選した与謝野さんや小池さんよりはやや優位な位置づけでしょうか…)というのに、大敗したとはいえそれでも3ケタの議席を保有し続けるあの自民党で、いきなり乗り込んできてトップに立てるはずもない(中途採用の身で、いきなり社長など任せられるはずもないのと同じです)のですが、ここまでくると見苦しいのを通り越して、もはや呆れ果てることしかできません。
 ちなみに、東国原知事とつるんでいた噂のある中山成彬氏の出馬した宮崎1区は、保守が分裂したとはいえ、川村秀三郎氏が109411票・得票率48.3%を獲得し、次いで中山成彬氏が55114票・得票率24.3%、上杉光弘氏が47116票・得票率20.8%と県都のある1区とは思えない大惨敗振り。
 東国原氏は、負け惜しみを述べる余裕などなく、これから先議会をまとめるだけでも大変だと思うんですけどね…。

TBSが当落速報ミス=福田前首相ら2氏-衆院選

2009-09-01 07:07:14 | Weblog
TBSが当落速報ミス=福田前首相ら2氏-衆院選  2009年8月31日 時事
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/backnumber/n_tbs__20090831_2/story/090831jijiX140/
 TBSの報道番組では当落速報の誤報が続いた。群馬4区で当選した自民党の福田康夫前首相について、一時「選挙区で敗北」と字幕で報じたほか、愛媛2区で敗れた社民党の岡平知子氏を「当選確実」とした。

落選確信し就寝→復活当選で起床…谷畑さん大喜び 2009年8月31日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090831-OYT1T00839.htm
 30日投開票の衆院選は、比例名簿登載者の不足や小選挙区での得票数が規定に達しなかったことで、他党の議席を割り当てられた候補もいた。
 「私も戸惑っているが、有権者の方がもっと戸惑っていると思う」。比例選東海ブロックで最後に当選を決めた民主党の新人、磯谷香代子さん(43)は苦笑した。名簿登載順位は最下位。みんなの党が獲得した当選枠だったが、同党の名簿登載者の小選挙区での得票数が10%に達しなかったため、議席が割り当てられた。
 磯谷さんは大学卒業後、正社員としては2003年の1年間、金融関係の会社に勤めた経験があるだけ。その後はアルバイトをしたり、病気がちの両親の看病をしたりで、今は知人が経営する会社で1日2時間ほど手伝いをしているが、「無職と言えば無職かな」。
 友人の民主党参院議員から名簿登載を依頼されたのは公示直前の15日。「負け組側の一人として現状を変えていきたい」と強調した。
 大阪14区で敗退した自民党の谷畑孝さん(62)は、民主党の比例選での候補者不足などのため、31日未明、近畿ブロックでよもやの復活当選を果たした。一度は落選を確信して自宅で寝ていたが、当選を知った家族に起こされ、午前3時過ぎに大阪府羽曳野市内の事務所へ。支援者と明け方まで喜び合った。
 一方、かつて同じ選挙区で対立候補だった2人も、民主党の比例単独候補として東京ブロックで当選した。6年ぶりに国政に復帰した吉田公一さん(68)と、初当選を飾った川島智太郎さん(45)。00年の衆院選小選挙区の東京9区では、吉田さんが、民主党と合併する前の自由党から出馬した川島さんを破った。川島さんは「いろんな意味で教わるべき点が多い」と話した。




 う~ん。次々と自民党の大物が敗れる中、現場が混乱するのもわからなくもないのですが、いくらなんでも当選した人を落選と報道したり、落選した人を当選確実と報道するのは頂けませんね…(呆れ
 ちなみに、群馬4区は福田康夫氏が103852票に対して比例復活の三宅雪子氏が91904票。愛媛2区は村上誠一郎氏に対して落選した岡平知子候補は85299票。
 まあ、三宅氏の場合は比例復活当選したため、今回のミスも笑い話で済むかもしれませんが、落選扱いされた福田前首相や村上誠一郎氏にとってはこれ以上ない侮辱でしょうし、岡平知子氏を支持していた支援者にとっても憤慨モノだったのではないでしょうか…。

 一方、民主党の比例区の候補者不足が原因で予想もしない形で復活当選した谷畑孝氏(初当選した民主党の長尾敬氏が136798票=得票率48.4%に対して、谷畑孝氏は104859票=得票率37.1%)は小選挙区でライバル候補に10ポイント以上も差をつけられただけに、諦めて既に眠っていたものの、家族に起こされ、慌てて事務所へ出かけることに…。
 どんな形であれ、議員の1人として就任する以上は全力をもって政治に取り組んで欲しいものだと思います。

NYダウは47ドル安→9496ドル、NY原油は69.96ドル、NY金は953.5ドルで終了

2009-09-01 07:02:15 | Weblog
NY株続落 47ドル安の9496ドル 2009年09月1日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090901AT3LANY0201092009.html
 8月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落。前日比47ドル92セント安の9496ドル28セント(速報値)で終えた。中国の上海株式相場が大幅安となり、アジア・欧州株式相場にも下げが目立った。投資家がリスクを取りにくくなるとの思惑などにつながり、米株は売られた。原油安を受けて、石油株が売られたことも響いた。前週後半まで上昇基調が続いた後とあって、利益確定売りも出やすかった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、同19.71ポイント安の2009.06(同)で終えた。

NY原油、3日ぶり大幅反落 10月物は69.96ドルで終了 2009年09月1日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090901ATQ2INYPC01092009.html
 8月31日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに大幅反落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の10月物は前週末比2.78ドル安の1バレル69.96ドルで終えた。中国や米国の株式相場の下落を受け、売りが優勢だった。
 中国で上海総合指数が急落し、米国の株式相場が軟調に推移した。世界景気の先行き不透明感が意識され、原油需要の回復が遅れるとの思惑から売りが出た。一時69.13ドルまで下落し、19日以来の安値を付けた。
 ただ、取引終了にかけてはやや下げ渋った。外国為替市場でドルが対ユーロで売りが目立ったことから、ドル建てで取引される原油の割安感が意識され、支援材料になったとの声が聞かれた。この日の高値は73.36ドル。

NY金、3日ぶり反落 12月物は953.5ドルで終了 2009年09月1日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090901ATQ7IAA0501092009.html
 31日のニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前週末比5.3ドル安の1トロイオンス953.5ドルで終えた。原油先物相場などの下落につれ安した。
 中国の株式相場が大幅安となり、原油や銅先物相場が軟調に推移した。商品価格の下落で先行きのインフレ圧力が落ち着くとの見方から、インフレに強い資産とされる金の売りが優勢となった。
 ただ、朝方に安値を付けた後は下げ渋った。外国為替市場でドルが対ユーロで下落したことが、ドルと逆行しやすい金を支えたとの指摘があった。円の安値は944.3ドル、高値は962.1ドル。

8月のシカゴPMI、50.0 3カ月連続上昇 2009年09月1日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090901AT2N3100231082009.html
 シカゴ購買部協会が31日発表した8月の景気指数(PMI、季節調整済み)は前月比6.6ポイント上昇し、50.0となった。前月比でプラスになるのは3カ月連続。市場予想(48程度)を上回った。個別の指数では「新規受注」や「支払い価格」の上昇が目立ち、「雇用」も低水準ながら改善を示した。




 31日のNY株式市場は、中国各株式市場が金融引き締めを警戒して上海総合が6.74%安となるなど、5.04~7.18%の壊滅的な下落率を記録したこともあり、終始先週末終値を下回る展開。
 31日のNYダウは、材料が少ない中、中国株の急落が響いたようで、開始直後に先週末終値(9544ドル20セント)から100ドル以上安い9436ドル13セントまで売り込まれ、その後もイマイチな値動きで推移。ただ寄付きにかけてやや回復し、結局前週末比47ドル92セント安い9542ドル91セントと0.50%安で終了しました。
 ナスダックは先週末比19.71ポイント安い2009.06ポイントで終了(0.97%安)。S&P500種は先週末比8.31ポイント安い1020.62ポイントで終了(0.81%安)しています。

 個別株の値動きを見ると、P&Gが1.73%高でトラベラーズも1.63%高。
 一方、アルコアが3.60%安、キャタピラーが3.00%安、ウォルトディズニーが2.98%安、ボーイングが2.68%安、デュポンが1.93%安、シスコシステムズが1.82%安。
 金融株は、JPモルガンチェースは1.26%高だったものの、バンカメは2.17%安、アメックスも1.23%安とマチマチ。

 NY原油は、中国株安に対する懸念もあり、前週末比2.78ドル安い1バレル69.96ドルと大幅下落して終了。
 NY金は、前週末比5.3ドル安い1トロイオンス953.5ドルで終了しています。

欧州3市場は英休場 独-1.07%、仏-1.07%

2009-09-01 05:46:50 | Weblog
ドイツ株31日 DAXは52ポイント安の5464 2009年09月1日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20090831c9AS2R31008310809.html
 31日のフランクフルト株式相場は反落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は、前週末比59.31ポイント安(1.07%下落)の5458.04だった。全30銘柄中、28銘柄が下落して引けた。
 肥料大手のK+Sが2.73%の下落。ティッセン・クルップが3.25%安、ザルツギッターがともに3.75%安と鉄鋼株もさえない。日用品のバイヤースドルフ、ドイツ銀行も安かった。
 一方、透析器大手のフレゼニウス・メディカルケアが上げた。


 
 週明け31日の欧州株式市場は、英国はバンクホリデーのため休場で、ドイツとフランスも1%を超える下落幅を記録するなど冴えない展開。
 独DAXは、上海株の急落の影響もあったのか、序盤に先週末終値(5517.35ポイント)より80ポイント程安い5437.92ポイントまで下げ、直後に5495.56ポイントまで戻したものの、その後は冴えない値動きとなり、終値ベースでは先週末比59.31ポイント安い5458.04ポイントで終了。
 上昇したのはフレゼニウス・メディカルケアの1.92%高など2銘柄のみで、ザルツギッターが3.75%安、ティッセン・クルップが3.25%安、K+Sが2.73%安、ドイツ証券取引所が1.97%安。
 銀行株も、ドイツ銀行が2.54%安、コメルツ銀行が1.30%安と冴えませんでした。

 仏CAC40は、終日先週末終値(3693.14ポイント)を下回る冴えない展開で、寄付き前には一時3647.41ポイントまで下落して、終値ベースでも前日比39.60ポイント安い3653.54ポイントで終了(1.07%安)。
 40銘柄中35銘柄で下落して、ルノーが3.62%安、アルセロール・ミタルが2.84%安、プジョーが2.39%安、サンゴバンが2.33%安、STマイクロエレクトロニクスが2.22%安、ヴェオリア・エンバイロメントが1.97%安。
 金融株も、アクサこそ0.54%高だったものの、デクシアが3.76%安、クレディ・アグリコルが2.49%安、BNPパリバが1.71%安、ソシエテ・ジェネラルが0.95%安でした。
 一方、ペリノ・リカールが1.17%高、PPRが1.22%高、エシロール・インターナショナルが1.10%高でした。

 欧州ローカル市場もスイスこそ0.09%高となったものの、調整する市場が多くアイルランドが1.79%安、オランダが1.31%安、ベルギーが1.20%安、スペインIBEX35が0.72%安となるなど総じて冴えない展開となっています。

(31日の日経平均)日経平均は一時10767円まで上昇も、終値は41円安の10492円

2009-09-01 05:38:15 | Weblog
日経平均反落、終値41円安の1万492円 2009年08月31日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090831NTE2INK0231082009.html
 31日の東京株式市場で日経平均株価は小反落。終値は前週末比41円61銭(0.4%)安の1万492円53銭だった。1ドル=92円台に進んだ円高や上海株式相場の急落を懸念した売りに押され、小安い水準で終えた。
 後場中ごろからは小動きが続いたが、朝方には7月の鉱工業生産指数速報が市場予想を上回ったことや、衆院選の民主党圧勝を受けた期待感から急伸する場面があるなど、値動きの激しい展開。日中値幅(取引時間中の高値と安値の差)は343円に達した。東証1部の売買代金は概算で1兆5664億円(速報ベース)だった。

7月の鉱工業生産、前月比1.9%上昇 5カ月連続のプラス 2009年08月31日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090831NTE3ITZ0128082009.html
 経済産業省が31日発表した7月の鉱工業生産動向(速報)によると、生産指数(2005年=100、季節調整済み)は前月比1.9%上昇の82.4で、5カ月連続の上昇だった。基調判断は「持ち直しの動き」で据え置いた。
 市場予測の平均は1.6%上昇(日経QUICKニュース社調べ)だった。
 出荷指数は2.3%上昇の83.6で、在庫指数は0.2%低下の95.1。在庫率指数は4.1%低下の123.5だった。  先行きは8月が2.4%上昇、9月は3.2%上昇を予測している。

中国・香港株式市場・大引け=続落、月間下落率は香港4.1%・中国21.8%  2009年08月31日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK845699020090831
 31日の中国・香港株式市場は、ともに続落。
 株価のバリュエーションの高さほど企業業績が改善しなかったことや新株発行で需給が悪化するとの懸念を背景に、中国株は大幅に下げた。
 上海総合指数終値は192.943ポイント(6.74%)安の2667.745。同指数は過去7カ月連続で上昇していたが、8月は21.8%急落。月間の下落率は過去15年間で2番目の大きさとなった。
 同指数は、強気と弱気の判断の分岐点とされる125日移動平均を2月初め以来初めて下回った。
 香港株も中国株に追随して下落。
 ハンセン指数終値は374.43ポイント(1.86%)安の1万9724.19。終値としては5週間ぶりの安値だった。同指数は8月に4.1%下落。 
 ハンセン中国企業株指数(H株指数)終値は155.72ポイント(1.36%)安の1万1278.26。
 上海A株と香港H株のプレミアムギャップは、今年1月以来の低水準となる16%に低下した。
 アナリストは、9月相場の乱高下を予測し、ハンセン指数の50日移動平均線
(1万9462ポイント付近)が下値支持線となるとの見方を示している。
 ロイターの月間ファンドマネジャー調査によると、中国のファンドマネジャーは、流動性抑制策が実施された場合、株式への需要が減退する可能性があるとして、株式配分に対する推奨を6カ月ぶりに引き下げた。市場心理の明らかな悪化を反映した結果となった。
 個別銘柄では、中国招商銀行が3.2%安。同行は、銀行の自己資本基準厳格化を見込んで、予定している株主割当増資の規模を22%引き上げ、180億─220億元(26億─32億ドル)とした。上海市場に上場している同行株は6.26%下落して引けた。同行は、純利ざやの大幅縮小と信用コストの増加のため、上期決算の利益が37.6%減少したと発表した。
 中国南方航空は4.3%安。世界的な経済減速に加え、新型インフルエンザの影響を受け、上期決算が97%減益となったことを発表した。
 中国の自動車およびバッテリー・メーカーの比亜迪(BYD)は逆行高の8.0%高。同社会長は、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイ傘下のミッドアメリカン・エナジー・ホールディングスがBYDの持ち株比率を現在の約10%から引き上げることを検討していると明らかにした。

シドニー株式市場・大引け=反落、資源株に売り・銀行株は高い 2009年08月31日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK845692420090831
 31日のシドニー株式市場は反落。最近、大幅に値上がりしていたBHPビリトンなどの資源株が下げた。一方、銀行株は買われ
た。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が7月31日までの10カ月のトレーディング・アップデートを発表し、現時点でキャッシュ利益が2008年とほぼ同水準で推移しているほか、引当金について、予想よりやや良好に推移しているとの見方を示したことが背景。
 S&P/ASX200指数は前営業日比10.5ポイント(0.23%)安の4479.1で引けた。一時は2008年10月以来の高値に上伸していた。
 CMCマーケットの市場アナリスト、デービッド・テイラー氏は「4大銀行株に力強い値動きがみられた。投資家はANZの発表を好感した。これは最悪期が過ぎたとのサジェスチョン(示唆)を再確認させるものだった」と述べた。
 ANZは4.1%上昇し、終値ベースで2008年6月以来の高値。ANZは今年度の今年7月までの10カ月間について、税引き後利益が前年度同期実績を若干上回っていると発表した。
 ANZのリポートは、他の銀行株の支援材料となり、ナショナル・オーストラリア銀行は2.4%高、コモンウェルス銀行は1.9%高。
 一方鉱業株は利食い売りに下げ、BHPビリトンは2.8%安、リオ・ティントは2.1%安。
 ディフェンシブ株も下落。通信最大手テルストラは3.3%安、スーパーマーケット最大手のウールワースは1%安。

ソウル株式市場・大引け=反落、現代モービスや造船株に売り 2009年08月31日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK029727720090831
 31日のソウル株式市場は反落。中国市場をはじめ、アジア市場が全般に軟調な展開になっていることが地合いを圧迫している。また自動車部品メーカーの現代モービスや造船株が売られ、相場の重しとなった。
 総合株価指数(KOSPI)終値は16.09ポイント(1.00%)安の1591.85。
 SK証券のアナリスト、Won Jong-hyuck氏は「アジアの株安が重しとなっていることに加え、米主要経済指標の発表を控えて警戒感が高まっており、当面はおそらくレンジ取引が続きそうだ」と指摘した。
 現代自動車傘下の現代モービスは9.86%急落。同社は、現代製鉄から1兆3400億ウォン(10億8000万ドル)相当の現代自株
を取得したことを明らかにした。現代モービスによる現代自株の取得について、良い投資決定だったのか疑問視する声も上がっているという。一方、現代製鉄は4.34%上昇した。
 東洋総合金融証券は1.25%高。14.8%出資するグループ会社の生保部門が来月新規株式公開(IPO)を実施し、最大4400億ウォン(3億5300万ドル)を調達する計画であることが追い風となった。
 バルチック海運指数の下落を嫌気し、造船株は売られた。現代重工業は5.69%急落。大宇造船海洋(042660.KS: 株価, 企業情報, レポート)も3.15%下落した。
 半面、半導体銘柄は堅調。米半導体大手インテルが、第3・四半期の売上高見通しを上方修正したことが支援材料となった。
 ハイニックス半導体は2.81%、サムスン電子は0.92%、それぞれ上昇した。

台湾株式市場・大引け=続伸、PCメーカーが堅調 2009年08月31日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK029731520090831
 31日の台湾株式市場は続伸。 加権指数は前営業日比16.09ポイント(0.24%)高の6825.95で引けた。終値ベースで1週間ぶりの高値。
 仁宝電脳工業(コンパル)などパソコンメーカーが、四半期決算が予想より良い内容だったことを受けて上昇を主導。ただ中国株の下落が上値を抑えた。
 売買代金は少なめだった。行政院(内閣に相当)改造の可能性やチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の台湾訪問、また新型インフルエンザへの懸念から、投資家は様子見を続けた。
 プルデンシャル・フィナンシャル・セキュリティーズ・インベストメント・トラストの幹部は「予想を上回る利益を発表したハイテク企業の株が上昇を主導した」と指摘。「これらの決算は、台湾経済が緩やかに回復しつつあるとの安心感を投資家に与えた」と述べた。
 ノートパソコン受託製造で世界第2位の仁宝電脳工業(コンパル)は1.53%高。エレクトロニクス株指数を0.31%高に押し上げた。同社が28日に発表した四半期決算は、純利益が予想を上回った。
 半導体設計・サプライヤー大手の聯發科技(メディアテック)は0.84%高。この日2番目に活発に取引された(売買代金ベース)。半導体最大手の米インテル
が第3・四半期の売上高見通しを引き上げたことが追い風になったとみられる。
 31日の上海総合株価指数が6%以上急落したことが地合いを圧迫。中国の動向に敏感なクレジットカード最大手、中國信託金融は2.66%安。銀行・保険株指数は1%以上下落した。中台関係が後退すれば銀行業界が打撃を受けると
投資家は懸念している。
 ダライ・ラマの訪台を受け、中国が台湾との経済協力枠組み協定(ECFA)をめぐる交渉を取りやめるかもしれないとの懸念も浮上している。

4─6月インドGDPは予想やや上回る前年比+6.1%、モンスーンの雨不足に懸念 2009年08月31日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK845669020090831
 インド政府が31日発表した4─6月期のインド国内総生産(GDP)伸び率は前年比6.1%で、予想の6%をやや上回った。
 前期の前年比5.8%から加速したが、前年同期7.8%は下回った。政府による景気刺激策が成長の押し上げ要因となったが、インド経済にとって重要なモンスーン時期の降雨が少ないため、今後は成長が圧迫される一方、インフレ率が上昇すると懸念されている。
 4─6月期は製造部門が前年比3.4%成長したほか、鉱業、電力、サービス部門が1─3月期から上向いた。農業部門の成長率は前年比2.4%だった。
 民間消費の伸び悩みとインフレ懸念は、インド準備銀行(中央銀行)による緩和的金融政策の解除を難しくしている。一部のエコノミストは、中銀が引き締め措置を始めるのは2010年に入ってからになると予測する。
 4─6月期GDPに個人消費が占める割合は前年の58%から55.6%に縮小した。一方、景気対策の影響で、政府支出の割合は9.6%から9.9%に高まった。
 政府高官はこの日、現在のモンスーン期の雨不足は過去40年で最悪になるとの懸念が根強いにもかかわらず、インド経済の見通しについて楽観的な見方を示した。農業がインド経済に占める割合は17%に過ぎないが、農村の需要は内需の半分以上を占めているため重要視されている。
 アショク・チャウラ財務次官は、今年度のGDP伸び率は6.5%を上回るとの予測を示した。製造部門とサービス部門の強い伸びが農業部門の不振を相殺すると指摘した。
 エコノミストは、モンスーン時期の雨不足により、今年度の成長率が1―2%ポイント押し下げられると予想している。




 週明け31日の日経平均は、民主党が大勝利した衆議院選挙の影響で日本経済への改革が進むとの期待から外国人が買い進むのでは…という期待や、7月の鉱工業生産が5カ月連続のプラスに転じたことから、開始直後になんとなんと先週末終値から230円を超えて上昇し、9時半頃には10767円ちょうどまで上昇したものの、直後に為替相場が1ドル92円台半場まで上昇したことを嫌気して急落し、午前は前週末比36円95銭安い100497円19銭で終了。
 午後に入ると、上海株の急落振りも影響したのか、ほぼ先週末終値を下回る水準で推移し、結局終値ベースでは前週末比41円61銭安い10492円53銭で終了(0.40%安)しました。
 トピックスは0.37%安、小型株比率の高いジャスダックは0.98%高で終了しています。

 また、アジア各地の株式市場も、金融引き締めを警戒して中国各市場で上海総合が6.74%安となるなど、5.04~7.18%の壊滅的な下落率を記録した他、香港が1.86%安、インドも1.61%安、インドネシアも1.50%安、韓国も1%安とパキスタン(1.57%高)を除いてほぼすべての市場で下落しています。

 それにしても、昨日は円高や上海株の急落という材料があったとはいえ、高値と安値の差が323円もある価格変動の大きい1日となりましたね…。
 別に日本が民主党政権になることを嫌気しているわけでもないと思うのですが、あまりにもタイミングの悪い中国株の下落。
 民主党から見れば、政権奪取早々に思わぬところから先制パンチを食らったようなものでしょうか…。