今更…という感もあるのですが、5連休に入り、ブログに書くネタも不足気味ですので、衆議院選挙の結果について、ボチボチ書いていきたいと思います。
北海道選挙区は、12選挙区中11選挙区で民主党が勝利して、自民は7区で唯一の小選挙区での勝利(民主の仲野博子氏は比例復活)した他、5区の町村さんと11区の武部さんが復活当選。
★北海道1区
当選 183216票(得票率54.3%) 横路孝弘 68 民主 前 10 (元)衆院副議長
124343票(得票率36.8%) 長谷川岳 38 自民(公) 新 (元)会社役員
25803票(得票率7.6%) 松井 秀明 40 共産 新 党道労働副部長
4083票(得票率1.2%) 高元和枝 59 諸派 新 幸福実現党員
北海道1区は、札幌市中央区を含む札幌市の中心部及び中央区・南区・西区で、ここは従来から北海道知事を務めたこともあり知名度も高い横路孝弘氏の独断場。自民の長谷川氏は新人ながらむしろ善戦した方でしょうか…。長谷川氏は今回は辛抱の時。次の選挙までじっくり実績を民間で積み上げることが求められるかと思います。
★北海道2区
当選 165267票(得票率54.2%) 三井辨雄 66 民主 前 4 党国対副委員長
93870票(得票率30.8%) 吉川貴盛 58 自 民(公) 前 経済産業副大臣
27580票(得票率9.0%) 岡千陽 46 共新 党道委員
14311票(得票率4.7%) 本田由美 31 社民 新 (元)契約社員
3782票(得票率1.2%) 山本志美 42 諸派 新 幸福実現党員
北海道2区は、札幌市の北区・東区で、2003年に三井辨雄氏が議席を奪還してから今回も余裕で連続当選。社民党が本田由美氏を推したため票が少し分裂したものの、危なげない戦いだったと言ってもよいでしょう。
一方の吉川貴盛氏は96年に比例復活当選した後、2000年に小選挙区で初当選するも、2003年には三井氏に敗れ落選。その後2005年も三井氏に敗れるも比例復活したものの、今回は前回よりも3万3000票あまり獲得票数を減らしたことも影響し、あえなく落選となりました。
★北海道3区
当選 186081票(得票率60.9%) 荒井聰 63 民主 元 5 (元)衆議運委理事
112844票(得票率36.9%) 石崎岳 54 自民(公) 前 総務副大臣
6723票(得票率2.2%) 森山佳則 42 諸派 新 幸福実現党員
北海道3区は、札幌市東部の白石区・豊平区・清田区で、従来から民主の荒井氏と自民の石崎氏が議席を奪い合いしている地域ですが、今回は民主に吹いた風の影響もあり、前回より獲得票数を4万7000票あまり上積した荒井氏が得票率6割を超える圧勝。一方の自民石崎岳氏は前回より2万6000票弱獲得票数を減らしたこともあり、比例復活もかないませんでした。
★北海道4区
当選 149697票(得票率65.5%) 鉢呂吉雄 61 民主 前 7 党外務担当
75029票(得票率32.8%) 宮本融 44 自民(公) 新 (元)北大教員
3923票(得票率1.7%) 鶴見俊蔵 55 諸派新 幸福実現党員
北海道4区は、札幌市手稲区や小樽市、後志支庁管内で、2003年から鉢呂吉雄氏が議席を保有し続けている選挙区ですが、今回は前回より4万1000票あまり獲得票数を上積みした鉢呂吉雄氏が3分の2弱の票を勝ち取り圧勝。
自民の新人の宮本氏はほぼダブルスコアをつけられ勝負になりませんでした。
★北海道5区
当選 182952票(得票率53.8%) 小林千代美 40 民主 元 2 (元)党道副代表
比当 151448票(得票率44.6%) 町村信孝 64 自民 前 9 (元)官房長官
5380票(得票率1.6%) 畑野泰紀 42 諸新 幸福実現党員
北海道5区は、札幌市厚別区や江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、石狩支庁管内を管轄する区域で、1983年に初当選してから町村氏の独断場だった地域ですが、今回は前々回に比例復活当選、前回は落選した小林千代美氏が、前回より5万8000票あまりも獲得票数を伸ばし、町村信孝氏に得票率で9ポイント以上の差をつけ見事小選挙区で町村氏を撃破。
町村氏は15万票を獲得しながら小選挙区で落選しましたが、比例復活当選しています。
★北海道6区
当選 175879票(得票率55.4%) 佐々木隆博 60 民主 前 2 党選対委長代理
119964票(得票率37.8%) 今津寛 62 自民(公) 前 党道会長
17884票(得票率5.6%) 荻生和敏 59 共産 新 党道委員
3554票(得票率1.1%) 武田慎一 42 諸派 新 幸福実現党員
北海道6区は、旭川市や士別市、名寄市、富良野市、上川支庁管内を管轄する区域で、2003年以外は佐々木隆博氏が議席を獲得(2003年は比例復活)している地域ですが、今回は前回より獲得票数差(2000票差→56000票差)を広げて佐々木氏が当選。
自民の今津氏は、93年に旧北海道2区で初当選したあと93年はトップ当選。その後96年、00年と落選した後、03年に3度目の当選、05年は比例で当選したものの、今回はあえなく落選しました。
★北海道7区
当選 100150票(得票率49.7%) 伊東良孝 60 自民 新 1 (元)釧路市長
比当 99236票(得票率49.2%) 仲野博子 50 民主 前 3 党畜酪小委座長
2131票(得票率1.1%) 金成幸子 50 諸派 新 幸福実現党員
北海道7区は、釧路市や根室市及びその周辺区域を管轄とする区域で、今回北海道区域で自民が唯一議席を奪還した地域。
まあ、さすがに地域の中心都市である釧路市の元市長が出馬すれば、知名度的には圧倒的に有利でしょうし、接戦ながら逆風を跳ね飛ばして、前職の仲野博子氏に競り勝った(仲野氏は比例復活当選)ことは十分評価に値すると思います。
★北海道8区
当選 171114票(得票率62.6%) 逢坂誠二 50 民主 前 2 (元)ニセコ町長
58046票(得票率21.2%) 福島啓史郎 63 自民 新 (元)参院議員
40090票(得票率14.7%) 佐藤健治 52 無新 市民団体代表
4075票(得票率1.5%) 西野晃 32 諸派 新 幸福実現党員
北海道8区は、函館市や北斗市など渡島・檜山支庁管内の北海道南部を管轄とする区域で、ここはずっと民主が議席を独占してきた地域ですが、2005年に比例当選してから今回は北海道8区で出馬した逢坂誠二氏が得票率6割を超える得票率を獲得し圧勝。
2001年に参議院で初当選するも07年は落選し小選挙区に挑戦した福島啓史郎氏は、民主の逢坂誠二氏と争うどころか、同じ与党系の佐藤健治氏と票を食い合ってしまい、両陣営は逢坂氏と争う以前に自滅してしまいました。
★北海道9区
当選 201461票(得票率66.4%) 鳩山由紀夫 62 民主 前 8 党代表
79116票(得票率26.1%) 川畑悟 38 自民(公) 新 (元)玩具会社社員
20286票(得票率6.7%) 佐藤昭子 66 共産 新 党地区常任委員
2735票(得票率0.9%) 里村英一 49 諸派 新 幸福実現党役員
北海道9区は、室蘭市や苫小牧市、登別市、伊達市など胆振支庁管内・日高支庁管内を管轄にする区域ですが、ここはあの鳩山由紀夫氏が20万票を超える得票を獲得し圧勝。
出馬する場所に苦労した小泉チルドレンさえ手をあげない中、自民新人の川畑さんはそれでも7万9000票あまりを獲得し、まあ頑張った方ではないでしょうか…。
はっきり言って相手が悪過ぎますし、川畑氏は民主に逆風が吹いた時にいつでも戦えるように地元で着実に実績を積んでいくことが大切かと思います。
★北海道10区
当選 159473票(得票率62.6%) 小平忠正 67 民主 前 7 党代議士会長
89287票(得票率35.0%) 飯島夕雁 45 自民(公) 前 党女性局次長
6114票(得票率2.4%) 大林誠 36 諸派 新 幸福実現党員
北海道10区は、夕張市、岩見沢市、美唄市、芦別市、赤平市、三笠市、滝川市、砂川市、歌志内市、深川市、留萌市など空知支庁管内・留萌支庁管内を管轄する区域ですが、ここは90年から民主の小平忠正氏が議席を確保し続けている地域で、自民は前回に引き続き小泉チルドレンの飯島夕雁氏をぶつけてきたものの、前回より票差を拡大(4万7000票差→7万票差)して小平氏が圧勝しました。まあ、波に乗っている民主のベテラン議員と小泉チルドレンの対決ですし、この結果も致し方ないでしょうか…。
★北海道11区
当選 118655票(得票率54.0%) 石川知裕 36 民主 前 2 党青年局次長
89818票(得票率40.9%) 中川昭一 56 自民(公) 前 (元)財務・金融相
11140票(得票率5.1%) 渡辺紫 60 共産 新 党地区常任委員
北海道11区は、帯広市など十勝支庁管内を管轄する区域で、G7終了後のあの酔いどれ会見で一躍有名になった中川昭一氏が長年議席を独占してきた区域ですが、
今回は4年前の選挙に中川氏に敗れた後、2007年の荒井聡の北海道知事選挙出馬に伴う議員辞職により繰り上げ当選した石川知裕氏が、前回より3万4000票程獲得票数を伸ばしてついにあの中川昭一氏を撃破。
一方の中川氏は自民逆風に加えて自ら種をまいたあの酔いどれ騒動で1万7000票あまり獲得票数を失い、比例復活もかないませんでした。
★北海道12区
当選 127166票(得票率52.4%) 松木謙公 50 民 主 前 3 党常任幹事
比当 112690票(得票率46.4%) 武部勤 68 自 民 前 8 (元)党幹事長
2763票(得票率1.1%) 笠松長麿 56 諸 派新 幸福実現党員
そして、北海道12区は、北見市、網走市、紋別市、稚内市など網走支庁管内・ 宗谷支庁管内を管轄する区域で、ここは長年あの武部勤氏が議席を独占してきましたが、前々回から出馬している松木謙公氏に小選挙区の議席を奪われ、その武部氏はかろうじて比例復活当選。
まあ、自民逆風がなくても徐々に票差が縮小していましたし、今回は前回の2万3000票差をひっくり返して、松木氏が逆に1万5000票程リードして小選挙区で念願の議席を獲得。
武部氏の党内での人気のなさを考慮すると、たとえ自民逆風がなくてもどうなっていたかわからなかったと思いますが、その逆風を含めても、得票率差で6ポイント差に留まったのは正直予想外…。「オホーツク武部党」と自らを称していたことで保守票の流出を最小限にとどめたのでしょうか…。
北海道選挙区は、12選挙区中11選挙区で民主党が勝利して、自民は7区で唯一の小選挙区での勝利(民主の仲野博子氏は比例復活)した他、5区の町村さんと11区の武部さんが復活当選。
★北海道1区
当選 183216票(得票率54.3%) 横路孝弘 68 民主 前 10 (元)衆院副議長
124343票(得票率36.8%) 長谷川岳 38 自民(公) 新 (元)会社役員
25803票(得票率7.6%) 松井 秀明 40 共産 新 党道労働副部長
4083票(得票率1.2%) 高元和枝 59 諸派 新 幸福実現党員
北海道1区は、札幌市中央区を含む札幌市の中心部及び中央区・南区・西区で、ここは従来から北海道知事を務めたこともあり知名度も高い横路孝弘氏の独断場。自民の長谷川氏は新人ながらむしろ善戦した方でしょうか…。長谷川氏は今回は辛抱の時。次の選挙までじっくり実績を民間で積み上げることが求められるかと思います。
★北海道2区
当選 165267票(得票率54.2%) 三井辨雄 66 民主 前 4 党国対副委員長
93870票(得票率30.8%) 吉川貴盛 58 自 民(公) 前 経済産業副大臣
27580票(得票率9.0%) 岡千陽 46 共新 党道委員
14311票(得票率4.7%) 本田由美 31 社民 新 (元)契約社員
3782票(得票率1.2%) 山本志美 42 諸派 新 幸福実現党員
北海道2区は、札幌市の北区・東区で、2003年に三井辨雄氏が議席を奪還してから今回も余裕で連続当選。社民党が本田由美氏を推したため票が少し分裂したものの、危なげない戦いだったと言ってもよいでしょう。
一方の吉川貴盛氏は96年に比例復活当選した後、2000年に小選挙区で初当選するも、2003年には三井氏に敗れ落選。その後2005年も三井氏に敗れるも比例復活したものの、今回は前回よりも3万3000票あまり獲得票数を減らしたことも影響し、あえなく落選となりました。
★北海道3区
当選 186081票(得票率60.9%) 荒井聰 63 民主 元 5 (元)衆議運委理事
112844票(得票率36.9%) 石崎岳 54 自民(公) 前 総務副大臣
6723票(得票率2.2%) 森山佳則 42 諸派 新 幸福実現党員
北海道3区は、札幌市東部の白石区・豊平区・清田区で、従来から民主の荒井氏と自民の石崎氏が議席を奪い合いしている地域ですが、今回は民主に吹いた風の影響もあり、前回より獲得票数を4万7000票あまり上積した荒井氏が得票率6割を超える圧勝。一方の自民石崎岳氏は前回より2万6000票弱獲得票数を減らしたこともあり、比例復活もかないませんでした。
★北海道4区
当選 149697票(得票率65.5%) 鉢呂吉雄 61 民主 前 7 党外務担当
75029票(得票率32.8%) 宮本融 44 自民(公) 新 (元)北大教員
3923票(得票率1.7%) 鶴見俊蔵 55 諸派新 幸福実現党員
北海道4区は、札幌市手稲区や小樽市、後志支庁管内で、2003年から鉢呂吉雄氏が議席を保有し続けている選挙区ですが、今回は前回より4万1000票あまり獲得票数を上積みした鉢呂吉雄氏が3分の2弱の票を勝ち取り圧勝。
自民の新人の宮本氏はほぼダブルスコアをつけられ勝負になりませんでした。
★北海道5区
当選 182952票(得票率53.8%) 小林千代美 40 民主 元 2 (元)党道副代表
比当 151448票(得票率44.6%) 町村信孝 64 自民 前 9 (元)官房長官
5380票(得票率1.6%) 畑野泰紀 42 諸新 幸福実現党員
北海道5区は、札幌市厚別区や江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、石狩支庁管内を管轄する区域で、1983年に初当選してから町村氏の独断場だった地域ですが、今回は前々回に比例復活当選、前回は落選した小林千代美氏が、前回より5万8000票あまりも獲得票数を伸ばし、町村信孝氏に得票率で9ポイント以上の差をつけ見事小選挙区で町村氏を撃破。
町村氏は15万票を獲得しながら小選挙区で落選しましたが、比例復活当選しています。
★北海道6区
当選 175879票(得票率55.4%) 佐々木隆博 60 民主 前 2 党選対委長代理
119964票(得票率37.8%) 今津寛 62 自民(公) 前 党道会長
17884票(得票率5.6%) 荻生和敏 59 共産 新 党道委員
3554票(得票率1.1%) 武田慎一 42 諸派 新 幸福実現党員
北海道6区は、旭川市や士別市、名寄市、富良野市、上川支庁管内を管轄する区域で、2003年以外は佐々木隆博氏が議席を獲得(2003年は比例復活)している地域ですが、今回は前回より獲得票数差(2000票差→56000票差)を広げて佐々木氏が当選。
自民の今津氏は、93年に旧北海道2区で初当選したあと93年はトップ当選。その後96年、00年と落選した後、03年に3度目の当選、05年は比例で当選したものの、今回はあえなく落選しました。
★北海道7区
当選 100150票(得票率49.7%) 伊東良孝 60 自民 新 1 (元)釧路市長
比当 99236票(得票率49.2%) 仲野博子 50 民主 前 3 党畜酪小委座長
2131票(得票率1.1%) 金成幸子 50 諸派 新 幸福実現党員
北海道7区は、釧路市や根室市及びその周辺区域を管轄とする区域で、今回北海道区域で自民が唯一議席を奪還した地域。
まあ、さすがに地域の中心都市である釧路市の元市長が出馬すれば、知名度的には圧倒的に有利でしょうし、接戦ながら逆風を跳ね飛ばして、前職の仲野博子氏に競り勝った(仲野氏は比例復活当選)ことは十分評価に値すると思います。
★北海道8区
当選 171114票(得票率62.6%) 逢坂誠二 50 民主 前 2 (元)ニセコ町長
58046票(得票率21.2%) 福島啓史郎 63 自民 新 (元)参院議員
40090票(得票率14.7%) 佐藤健治 52 無新 市民団体代表
4075票(得票率1.5%) 西野晃 32 諸派 新 幸福実現党員
北海道8区は、函館市や北斗市など渡島・檜山支庁管内の北海道南部を管轄とする区域で、ここはずっと民主が議席を独占してきた地域ですが、2005年に比例当選してから今回は北海道8区で出馬した逢坂誠二氏が得票率6割を超える得票率を獲得し圧勝。
2001年に参議院で初当選するも07年は落選し小選挙区に挑戦した福島啓史郎氏は、民主の逢坂誠二氏と争うどころか、同じ与党系の佐藤健治氏と票を食い合ってしまい、両陣営は逢坂氏と争う以前に自滅してしまいました。
★北海道9区
当選 201461票(得票率66.4%) 鳩山由紀夫 62 民主 前 8 党代表
79116票(得票率26.1%) 川畑悟 38 自民(公) 新 (元)玩具会社社員
20286票(得票率6.7%) 佐藤昭子 66 共産 新 党地区常任委員
2735票(得票率0.9%) 里村英一 49 諸派 新 幸福実現党役員
北海道9区は、室蘭市や苫小牧市、登別市、伊達市など胆振支庁管内・日高支庁管内を管轄にする区域ですが、ここはあの鳩山由紀夫氏が20万票を超える得票を獲得し圧勝。
出馬する場所に苦労した小泉チルドレンさえ手をあげない中、自民新人の川畑さんはそれでも7万9000票あまりを獲得し、まあ頑張った方ではないでしょうか…。
はっきり言って相手が悪過ぎますし、川畑氏は民主に逆風が吹いた時にいつでも戦えるように地元で着実に実績を積んでいくことが大切かと思います。
★北海道10区
当選 159473票(得票率62.6%) 小平忠正 67 民主 前 7 党代議士会長
89287票(得票率35.0%) 飯島夕雁 45 自民(公) 前 党女性局次長
6114票(得票率2.4%) 大林誠 36 諸派 新 幸福実現党員
北海道10区は、夕張市、岩見沢市、美唄市、芦別市、赤平市、三笠市、滝川市、砂川市、歌志内市、深川市、留萌市など空知支庁管内・留萌支庁管内を管轄する区域ですが、ここは90年から民主の小平忠正氏が議席を確保し続けている地域で、自民は前回に引き続き小泉チルドレンの飯島夕雁氏をぶつけてきたものの、前回より票差を拡大(4万7000票差→7万票差)して小平氏が圧勝しました。まあ、波に乗っている民主のベテラン議員と小泉チルドレンの対決ですし、この結果も致し方ないでしょうか…。
★北海道11区
当選 118655票(得票率54.0%) 石川知裕 36 民主 前 2 党青年局次長
89818票(得票率40.9%) 中川昭一 56 自民(公) 前 (元)財務・金融相
11140票(得票率5.1%) 渡辺紫 60 共産 新 党地区常任委員
北海道11区は、帯広市など十勝支庁管内を管轄する区域で、G7終了後のあの酔いどれ会見で一躍有名になった中川昭一氏が長年議席を独占してきた区域ですが、
今回は4年前の選挙に中川氏に敗れた後、2007年の荒井聡の北海道知事選挙出馬に伴う議員辞職により繰り上げ当選した石川知裕氏が、前回より3万4000票程獲得票数を伸ばしてついにあの中川昭一氏を撃破。
一方の中川氏は自民逆風に加えて自ら種をまいたあの酔いどれ騒動で1万7000票あまり獲得票数を失い、比例復活もかないませんでした。
★北海道12区
当選 127166票(得票率52.4%) 松木謙公 50 民 主 前 3 党常任幹事
比当 112690票(得票率46.4%) 武部勤 68 自 民 前 8 (元)党幹事長
2763票(得票率1.1%) 笠松長麿 56 諸 派新 幸福実現党員
そして、北海道12区は、北見市、網走市、紋別市、稚内市など網走支庁管内・ 宗谷支庁管内を管轄する区域で、ここは長年あの武部勤氏が議席を独占してきましたが、前々回から出馬している松木謙公氏に小選挙区の議席を奪われ、その武部氏はかろうじて比例復活当選。
まあ、自民逆風がなくても徐々に票差が縮小していましたし、今回は前回の2万3000票差をひっくり返して、松木氏が逆に1万5000票程リードして小選挙区で念願の議席を獲得。
武部氏の党内での人気のなさを考慮すると、たとえ自民逆風がなくてもどうなっていたかわからなかったと思いますが、その逆風を含めても、得票率差で6ポイント差に留まったのは正直予想外…。「オホーツク武部党」と自らを称していたことで保守票の流出を最小限にとどめたのでしょうか…。