岩舟町長選 茂呂氏が初当選、佐野派「連勝」で法定協再開へ 2009年9月28日 下野
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20090927/211805
岩舟町の針谷育造前町長の解職請求(リコール)成立に伴う県内初の出直し町長選は27日、投票が行われ、即日開票の結果、「佐野市との早期合併」を掲げた前町議茂呂幸司氏(53)=無所属=が初当選した。合併問題を争点にした新人2人の戦いは、リコールを推進した住民団体の支援も受け、佐野派がリコールの住民投票に続き連勝した。「諮問機関を設け、再考する」とした社会福祉法人理事長岩崎俊雄氏(62)とは約500票差。投票率は74・66%で、前回(2000年)の76・57%を1・91ポイント下回った。
茂呂氏は休止中の佐野市との法定合併協議会(法定協)の再開を公約に掲げており、今後早い時期に同市との合併協議が再開する見通し。
茂呂氏は、前町長のリコール運動を推進した佐野派町議らの要請で、解職成立直後の8月11日に立候補を表明。22日の告示日前までに町内ほぼ全戸を回り、「昨年夏の合併先を問う住民投票とリコール成立で民意は既に出ている。佐野市との法定協を再開したい」と訴えて支持を集めた。
岩崎氏は9月1日に立候補を正式表明。「合併はもう一度町民で考えていきたい」と、早期合併に慎重な姿勢を示す一方、福祉の経験を生かしたまちづくりを訴えていた。
栃木県岩舟町は、県南西部に位置する人口1.8万人あまりの小さな町ですが、2007年6月に栃木地区1市5町(栃木市・大平町・岩舟町・藤岡町・都賀町・西方町)での合併に向けての首長懇談会が設置されたものの、2008年7月27日の住民投票で栃木地区1市5町での合併を、佐野市との1市1町での合併が上回ったため、当時の栃木實町長が辞任し、08年9月に針谷育造氏が無投票当選したものの、今度はその針谷氏が合併先を巡る投票で最も多かった佐野市との合併協議を今年の3月で休止したことを理由にリコールされたため、現職は(合併に関して意思を同一とする岩崎氏と票が二分されることを防ぎたいとして)出馬を見送り。団体職員の岩崎俊雄氏と造園業の茂呂幸司氏の2新人による争いとなったのですが、
『3月の(佐野市との)合併休止の申し入れ以来の混乱を正常に戻し、民意を受けて合併合意を目指したい』と決意を語ると共に、来年3月末の合併新法期限内で合併できるか否かに関しては「期限にはこだわらず、十分に協議したい」と訴え5877票を獲得した茂呂幸司氏が、
「合併は町民とあらためて考える」と再検討の意向を表明し、針谷前町長も支持に回った岩崎俊雄氏が獲得した5332票
を上回り、接戦を制して初当選しました。
まあ、岩舟町の場合、自治体規模を考慮すると、いずれはどこかの自治体と合併せざるを得ないだろうな…とは思いますし、問題はそれが人口12.1万人の佐野市とか、それとも人口8.1万人の栃木市を始めとする1市5町の大合併を目指すのか そのいずれの組み合わせを目指すかだったと思いますが、町民は意見が二分した結果茂呂幸司を選択。
新町長はどのような町制運営を行ってくれるのでしょうか。どんな形になるにせよ、町民にとって不幸にならない決断を下して欲しいものですね。
栃木県岩舟町 町長選挙結果
当 5877 茂呂幸司 53 男 無新 造園業
5332 岩崎俊雄 62 男 無所属
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20090927/211805
岩舟町の針谷育造前町長の解職請求(リコール)成立に伴う県内初の出直し町長選は27日、投票が行われ、即日開票の結果、「佐野市との早期合併」を掲げた前町議茂呂幸司氏(53)=無所属=が初当選した。合併問題を争点にした新人2人の戦いは、リコールを推進した住民団体の支援も受け、佐野派がリコールの住民投票に続き連勝した。「諮問機関を設け、再考する」とした社会福祉法人理事長岩崎俊雄氏(62)とは約500票差。投票率は74・66%で、前回(2000年)の76・57%を1・91ポイント下回った。
茂呂氏は休止中の佐野市との法定合併協議会(法定協)の再開を公約に掲げており、今後早い時期に同市との合併協議が再開する見通し。
茂呂氏は、前町長のリコール運動を推進した佐野派町議らの要請で、解職成立直後の8月11日に立候補を表明。22日の告示日前までに町内ほぼ全戸を回り、「昨年夏の合併先を問う住民投票とリコール成立で民意は既に出ている。佐野市との法定協を再開したい」と訴えて支持を集めた。
岩崎氏は9月1日に立候補を正式表明。「合併はもう一度町民で考えていきたい」と、早期合併に慎重な姿勢を示す一方、福祉の経験を生かしたまちづくりを訴えていた。
栃木県岩舟町は、県南西部に位置する人口1.8万人あまりの小さな町ですが、2007年6月に栃木地区1市5町(栃木市・大平町・岩舟町・藤岡町・都賀町・西方町)での合併に向けての首長懇談会が設置されたものの、2008年7月27日の住民投票で栃木地区1市5町での合併を、佐野市との1市1町での合併が上回ったため、当時の栃木實町長が辞任し、08年9月に針谷育造氏が無投票当選したものの、今度はその針谷氏が合併先を巡る投票で最も多かった佐野市との合併協議を今年の3月で休止したことを理由にリコールされたため、現職は(合併に関して意思を同一とする岩崎氏と票が二分されることを防ぎたいとして)出馬を見送り。団体職員の岩崎俊雄氏と造園業の茂呂幸司氏の2新人による争いとなったのですが、
『3月の(佐野市との)合併休止の申し入れ以来の混乱を正常に戻し、民意を受けて合併合意を目指したい』と決意を語ると共に、来年3月末の合併新法期限内で合併できるか否かに関しては「期限にはこだわらず、十分に協議したい」と訴え5877票を獲得した茂呂幸司氏が、
「合併は町民とあらためて考える」と再検討の意向を表明し、針谷前町長も支持に回った岩崎俊雄氏が獲得した5332票
を上回り、接戦を制して初当選しました。
まあ、岩舟町の場合、自治体規模を考慮すると、いずれはどこかの自治体と合併せざるを得ないだろうな…とは思いますし、問題はそれが人口12.1万人の佐野市とか、それとも人口8.1万人の栃木市を始めとする1市5町の大合併を目指すのか そのいずれの組み合わせを目指すかだったと思いますが、町民は意見が二分した結果茂呂幸司を選択。
新町長はどのような町制運営を行ってくれるのでしょうか。どんな形になるにせよ、町民にとって不幸にならない決断を下して欲しいものですね。
栃木県岩舟町 町長選挙結果
当 5877 茂呂幸司 53 男 無新 造園業
5332 岩崎俊雄 62 男 無所属