芦屋の5階建てマンション建設、景観法で不認定 全国初 2010年2月13日 共同通信
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100212STXKF081712022010.html
兵庫県芦屋市は12日、三井不動産レジデンシャル(東京)が同市の住宅街で建設を計画していた5階建てマンションが「周辺の景観に調和していない」として、景観法に基づき建設を認めない「不認定」としたと発表した。国土交通省によると、景観法に基づき建築計画が不認定となるのは全国初。
高級住宅地として知られる芦屋市は昨年7月、落ち着いた町並みのイメージを守ろうと、市全域を景観法で定める景観地区に指定。都市計画で建築物の規模や外壁の色などを制限している。
建設が計画されているのは阪急神戸線沿線の住宅街。幅約40メートル、高さ約15メートルの5階建てマンションで、有識者からなる市景観認定審査会の「町並みに対して建物のスケールが大きく逸脱している」との意見を基に市が審査した。
計画用地の北側に住み反対運動をしてきた男性(65)は「住宅街の真ん中に5階建ては圧迫感があり、せめて4階にしてほしいと訴えてきたのでありがたい」と喜んだ。
計画見直しを迫られた同社は「今後も引き続き芦屋市と協議していく」としている。
う~ん。十数階建の高層マンションの建設が景観法の関係で建設中止になるという話はよく聞きますが、5階建ての高さの建物なら、普通のマンションどころか会社が保有する独身寮など、それこそどこにでもある高さの建物だと思いますし、いくら高級住宅地で景観法上制限ができるとはいえ、まさか5階建ての建物にまで計画見直し命令が出るとは正直思いもしませんでしたねぇ…。
まあ、町が乱開発されると、町全体のイメージそのものが悪くなりかねないといった懸念もあるのだとは思いますが、ただ私が思うに、勿論町のイメージ作りは大切ですが、かといって町のあちこちに空き家が広がり商店街も歯抜けになっては元も子もありませんし、もし地元の商店の撤退が相次げば、いくら理想論を唱えてみたところで、必要以上に規制をかけることは、一歩間違えば逆に住民自身の首を絞めてしまうことにもつながりかねませんし、別に(倉敷の美観地区のように)観光で食べている町というわけでもないのに、随分大胆な判断を下すものだと思ったのが正直な印象でしょうか…。
つい数年前までは日照権に対する権利の保護もないがしろにされていたというのに、時代も随分変わったものですね…。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100212STXKF081712022010.html
兵庫県芦屋市は12日、三井不動産レジデンシャル(東京)が同市の住宅街で建設を計画していた5階建てマンションが「周辺の景観に調和していない」として、景観法に基づき建設を認めない「不認定」としたと発表した。国土交通省によると、景観法に基づき建築計画が不認定となるのは全国初。
高級住宅地として知られる芦屋市は昨年7月、落ち着いた町並みのイメージを守ろうと、市全域を景観法で定める景観地区に指定。都市計画で建築物の規模や外壁の色などを制限している。
建設が計画されているのは阪急神戸線沿線の住宅街。幅約40メートル、高さ約15メートルの5階建てマンションで、有識者からなる市景観認定審査会の「町並みに対して建物のスケールが大きく逸脱している」との意見を基に市が審査した。
計画用地の北側に住み反対運動をしてきた男性(65)は「住宅街の真ん中に5階建ては圧迫感があり、せめて4階にしてほしいと訴えてきたのでありがたい」と喜んだ。
計画見直しを迫られた同社は「今後も引き続き芦屋市と協議していく」としている。
う~ん。十数階建の高層マンションの建設が景観法の関係で建設中止になるという話はよく聞きますが、5階建ての高さの建物なら、普通のマンションどころか会社が保有する独身寮など、それこそどこにでもある高さの建物だと思いますし、いくら高級住宅地で景観法上制限ができるとはいえ、まさか5階建ての建物にまで計画見直し命令が出るとは正直思いもしませんでしたねぇ…。
まあ、町が乱開発されると、町全体のイメージそのものが悪くなりかねないといった懸念もあるのだとは思いますが、ただ私が思うに、勿論町のイメージ作りは大切ですが、かといって町のあちこちに空き家が広がり商店街も歯抜けになっては元も子もありませんし、もし地元の商店の撤退が相次げば、いくら理想論を唱えてみたところで、必要以上に規制をかけることは、一歩間違えば逆に住民自身の首を絞めてしまうことにもつながりかねませんし、別に(倉敷の美観地区のように)観光で食べている町というわけでもないのに、随分大胆な判断を下すものだと思ったのが正直な印象でしょうか…。
つい数年前までは日照権に対する権利の保護もないがしろにされていたというのに、時代も随分変わったものですね…。