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「プリン投げ」で暴行罪 どこからが犯罪なのか

2010-06-15 06:29:58 | Weblog
「プリン投げ」で暴行罪 どこからが犯罪なのか 2010年6月15日 J-CAST
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_violence__20100614_2/story/20100614jcast2010268759/
 コンビニの店長に怒ってプリンを投げつけた男が、愛媛県警に暴行の疑いで逮捕された。飲み屋で食べ物を投げ合う光景などを見た人はいるかもしれないが、こうした場合も、犯罪になってしまうのだろうか。
 「すみません」。この一言がなかったために、店長を怒らせたのだろうか。

落としたプリンに弁償を求められ
 朝日新聞の2010年6月14日付サイト記事によると、逮捕された松山市内の男(36)は前日正午過ぎ、同市内のコンビニに立ち寄った。男は店内で、床に過ってプリンを落とし、そのまま棚に戻そうとした。
 すると、店長(51)がこう言ったというのだ。「買うか弁償するかして」
 男は、この言葉に腹を立て、至近距離からいきなり店長にプリンを投げつけた。店長にけがはなかったが、服はプリンまみれになったという。
 プリンを投げつけるのは、確かにやり過ぎだろう。しかし、どのような状況だったのかが分かりにくいこともあって、ネット上では、記事を巡って、様々な反応が出ている。
 2ちゃんねるでは、男に対して、「落としましたってちゃんと言えば丸く収まったと思うけど」と突き放す声は多い。その一方で、「見た目そんなに影響なさそうだったら何も言わずに棚に戻すだろうな俺も」などと、事情があるのではないかとみる向きもある。
 こんな向きもあってか、店長に対し、弁償などを要求するのは行き過ぎでは、との指摘もみられる。また、警察に対しても、「こんなことでいちいち逮捕して点数稼ぎする警察のほうがおかしい」との批判が一部であった。
 実際のところは、どうなのか。
 男がプリンを落としたときの状況について、松山東署の説明はこうだ。

相手にすごんでいたり、逃げたりした場合
 コンビニ店内で、男は、レジに行く途中で手に持っていたプリンを落とした。プリンは、ふたが破れて、中身も少し出ていた。男は、このプリンを棚に戻し、新しいプリンを取って再びレジに向かった。店側に謝ろうともせず、知らんぷりしていたという。
 ところが、このことに気づいた店長が、落としたプリンを持ってレジに行き、「こちらはどうされますか」と聞き、弁償などを求めた。しかし、男はすごんだ言葉を口走りながら、落とした方のプリンを取っていきなり店長の腹部に投げつけた。新しいプリンなどは買うと主張したが、店長が「結構ですから」と言うと、プリンなどを置いて出て行った。
 この後、ほかの客とみられる男性から110番通報があり、駆けつけた松山東署員がプリンを投げた男を見つけて事情を聞くと、容疑を認めたという。
 同署の副署長は、暴行罪になった理由について、「怒ったり、悪ふざけだったり、逆ギレしたりしている状況があるからです」と説明。逮捕したのは、「現場から逃げており、逃亡の恐れがあったから」としている。男の実名で報道発表したが、マスコミによって実名・匿名が分かれた。
 とすると、飲み屋で怒って食べ物を友だちに投げた場合なども、暴行罪に問われるのか。また、スポーツ選手の同意もなく、お祝いでパイを投げつけたりするのは悪ふざけになるのか。
 板倉宏日大名誉教授(刑法)は、こう言う。
 「プリンを投げつける行為そのものは、確かに暴行罪になります。しかし、投げつけただけでは、逮捕までするのはおかしいでしょう。被害者がいいと言っている場合もあるからです。逮捕がありえるのは、相手にすごんでいたり、逃げたりした場合などがあるときです。だから、ケースバイケースと言えますね」



 ん…。本来ならば逮捕された男が謝罪さえしていれば、お店も『いやいいです』で済んでいた話ですし、たとえ謝罪の言葉がなくても廃棄ロス処理扱いする方が普通だと思うんですけどね…。
 まあ、コンビニ経営が中々厳しいという事情もわかりますし、もし逮捕された男が意図的に商品を棚から次々と落としまくっていたというのならば話は別ですが、私自身、スナック菓子に体が引っかかって落としてしまい、棚に戻すことくらいいくらでもありますし、卵が割れていた場合はレジ店員が気づいて他の卵に取り換えるのが暗黙の了解。
 プリンを投げつけた男も悪いですが、地元紙には当然ながらどこのコンビニのどこの店かも報道されているでしょうし、こんなつまらない理由で『あの店はセコイ!』などという売上にも影響しかねない噂を流される方が余程損失が大きいのではないでしょうか…。
 お客さんとお店は共存共栄で、気持ち良く買い物ができるからその店を利用し続けるというのに、商売人なのだからもう少し冷静な対応が欲しいものですね…(溜息

欧州株式市場はほぼ全面高 英+0.74%、独+1.28%、仏+1.98%

2010-06-15 05:22:38 | Weblog
欧州株式市場サマリー 2010年06月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT867373620100614
<ロンドン株式市場> 4営業日続伸。堅調な金属相場に追随し鉱山株が値上がりし、BPの急落を相殺した。
 FT100種総合株価指数は38.45ポイント(0.74%)高の5202.13。終値としては3日以来の高値をつけた。
 主要非鉄金属価格が1週間ぶり高値をつけるなか、鉱山株がこの日の上昇分の大半を占めた。カザキミス、アングロ・アメリカン、エクストラータは3.3─4.3%高。
 BPは急落し、9.3%安。メキシコ湾原油流出事故に伴うコスト問題に直面するなか、同社の配当をめぐる懸念が根強い。

<欧州株式市場> 続伸し、主要株式指数は1カ月ぶりの高値で引けた。世界的な経済回復への楽観的な見方が広がり、銀行株や鉱山関連株を中心にショートカバーが入った。
 FTSEユーロファースト300種指数は11.62ポイント(1.14%)上昇し、終値としては5月13日以来の高値となる1030.49で終了した。
 DJユーロSTOXX50種指数の終値は45.15ポイント(1.71%)高の2683.46。
 ウニクレディト・グローバル・リサーチのストラテジスト、クリスチャン・ストッカー氏は「ネガティブなニュースよりもポジティブなニュースの方が多かった。そのため、ショートカバーが多く見られた」と述べた。
 ギリシャのパパンドレウ首相は11日夜、ギリシャを成長軌道に戻すための政策を行う方針を示し、デフォルト(債務不履行)を回避するとあらためて表明し、ユーロ圏からの脱退もないと言明した。これを受け、欧州債務危機に対する懸念が和らいだ。
 14日には、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスはギリシャの国債の格付けを「A3」から4ノッチ引き下げ、投機的(ジャンク)等級となる「Ba1」とした。格下げは欧州株式市場の引け後に伝わった。
 仏保険会社のアクサは3.7%上昇。英生命保険部門の売却に向けてリゾルーションと交渉していることを確認したことが材料視された。
 英BPは9.3%下落し、1997年以来の安値を更新した。
 一方、他の石油関連株は上昇。トタルとスタトイルハイドロは2%を超えて上昇した。
 鉱山関連株も上昇。アングロ・アメリカン、フレスニロ、カザキミス、リオ・ティント、ベダンタ・リソーシズ、エクストラータが最大で5.1%上昇した。

ムーディーズ、ギリシャ格付けをジャンク級の「Ba1」に引き下げ 2010年06月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-15816820100614
 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、ギリシャの国債の格付けを「A3」から4ノッチ引き下げ、投機的(ジャンク)等級となる「Ba1」とした。見通しは安定的。
 ムーディーズはギリシャ国債の格付けをジャンク級に引き下げたことについて、ユーロ圏・国際通貨基金(IMF)による支援策のリスクを理由に挙げた。

仏独、G20首脳会議での銀行課税制度導入に向け連携 2010年06月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT867372420100614
 フランスのサルコジ大統領は14日、今月カナダで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議で、仏独は連携して銀行への課税制度の導入に向け働きかけると述べた。
 サルコジ大統領はメルケル独首相と会談後「フランスとドイツはこれまで以上に声をそろえて主張する決意を固めた」と述べた。
 今回のG20首脳会議の議長国のカナダは、今月初めに韓国で開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議などで、銀行への課税反対を明確にしている。

4月ユーロ圏鉱工業生産は前年比+9.5%、予想を上回る 2010年06月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK867328820100614
 欧州連合(EU)統計局が14日発表した4月のユーロ圏鉱工業生産は前年同月比9.5%増で、予想を上回った。1991年1月のユーロ導入以来で最大の伸びとなり、景気回復ペース加速の可能性が示された。前月比では0.8%増。
 ロイターがまとめた市場予想は前月比が0.5%増、前年比が8.7%増だった。
 3月の鉱工業生産は前月比で1.3%増から1.5%増に、前年比は6.9%増から7.7%増に上方修正された。

スペインが欧州に支援を要請する兆候ない 2010年06月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK867327420100614
 ドイツ政府筋によると、スペインが欧州支援メカニズムの発動を要請する兆候はない。2人の政府筋が明らかにした。
 フランクフルター・アルゲマイネ紙は14日、政府筋の話として、欧州連合(EU)諸国はスペインへの信用支援について、今週ブリュッセルで協議すると報じていた。
 ドイツ経済省報道官も、現在のところスペインが支援を要請する状況ではないとの見解を示した。

スペインは債務借り換えに問題ない 2010年06月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/JPbusinessmarket/idJPJAPAN-15816320100614
 スペイン財務省高官のカルロス・オカナ氏は14日、政府の債務借り換えに問題はないと述べ、ボラティリティーの高い市場の動きは筋が通らないとの見解を示した。
 同氏は記者団に対し「スペインの債務は低水準だ。その意味で借り換えにはまったく問題はない」と言明した。
 「市場が信用についてどう反応するかはまったく別の問題だ。しかし市場のボラティリティーの高さには根本的な理由は何もない」と述べた。
 スペイン財務省は同日、今週の国債入札で75億─95億ユーロ(91億4000万ドル─115億8000万ドル)を調達する計画を発表した。
 15日に12・18カ月物Tビル入札で50億─60億ユーロ、17日の10・30年債入札で25億─35億ユーロを調達する方針。




 欧州株式市場は、ギリシャ国債格下げという悪材料や英BPの急落もあったものの、鉱山株主導で上昇するなど堅調に推移。

 英FTSE100は、序盤にこの日の高値となる5215.22ポイントまで上げた後、午前9時過ぎに5180ポイント付近まで調整し、午前10時頃には5205ポイント近辺まで反発。その後はもみ合いながらも緩やかに下落して午後3時頃に5170ポイントを割り込み先週末終値(5163.68ポイント)に近づく場面もあったものの 終盤上昇し、結局前週末比38.45ポイント高い5202.13ポイントで終了(0.74%高)しました。他の市場と比べて伸び率が低かったのはどうやらBPの大幅下落が相場の足を引っ張ったようですね。
 フレスニージョが5.05%高、カザキミスが4.32%高、アングロ・アメリカンが3.73%高、インターコンチネンタルホテルズグループが3.64%高、ホワイトブレッドが3.57%高、スミスグループが3.56%高、ブリティッシュ・エアウェイズが3.52%高、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシーズが3.21%高、ベダンタ・リソーシズが3.12%高、セヴェラン・トレントが3.05%高、オールド・ミューチャルが3.04%高、リオ・ティントが3.03%高、トーマスクック・グループが3.02%高、インベンシスが2.93%高、カーニバルが2.78%高、SABミラーが2.69%高、BHPビリトンが2.67%高、キングフィッシャーが2.61%高、リーガル・アンド・ゼネラルが2.59%高、ロンミンが2.53%高、アント・ファガスタが2.51%高。
 銀行株も、バークレイズが3.61%高、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドが1.91%高、スタンダードチャータードが1.61%高、ロイズバンキンググループが1.05%高、HSBCが0.70%高でした。
 一方、BPが9.30%の大幅安となった他、アグレコの3.94%安も目立ち、他WMモリソンスーパーマーケットが1.53%安など。

 独DAXは、先週末終値(6047.83ポイント)から65ポイント程高い6113.46ポイントでスタートした後、序盤に6093.38ポイントまで上げ幅を縮小する場面もあったものの、11時前に6130ポイント近辺まで上昇。その後はもみ合い状態となり寄付き少し前に6137.25ポイントまで上昇し、終値ベースでは先週末比77.17ポイント高い6125ポイントで終了(1.28%高)しました。
 30銘柄中25銘柄で上昇し、ザルツギッターが4.38%高、シーメンスが4.03%高、インフィニオン・テクノロジーズ2.64%が高、ティッセン・クルップが2.37%高、エーオンが2.01%高、BASFが1.92%高、アリアンツが1.73%高、ルフトハンザ航空が1.63%高。
 銀行株も、コメルツ銀行が1.40%高、ドイツ銀行が1.11%高でした。
 一方、フレゼニウス メディカル ケアが0.99%安、BMWが0.82%安、ダイムラーが0.50%安。

 仏CAC40は、先週末終値(3555.52ポイント)よりも30ポイント程高い3583.47ポイントでスタートした後、序盤はややもたついたものの、午後10時過ぎから上昇を始め3610ポイント近辺まで上昇。そして午後1時頃まで同水準で推移し、1時半頃にやや調整する場面もあったものの、その後は再び上昇に転じて寄付き少し前に3630.16ポイントまで上昇。終値ベースでも先週末比70.52ポイント高い3626.04ポイントで終了(1.98%高)しました。
 40全銘柄で上昇し、アルストムが5.91%高、アルセロール・ミタルが5.58%高、テクニップが4.31%高、EADSが3.83%高、プジョーが3.64%高、バローレックが3.08%高、ロレアルが2.82%高、アコーが2.73%高、ルノーが2.71%高、サンゴバンが2.45%高、ヴィンチが2.33%高、トタルが2.30%高、アルカテル・ルーセントが2.18%高。
 金融株も、ソシエテ・ジェネラルが3.91%高、アクサが3.70%高、クレディ・アグリコルが2.86%高、BNPパリバが2.65%高、デクシアが0.53%高でした。

 欧州ローカル市場は、ギリシャの格下げが多少は影響したのか、ポルトガルは0.71%高、スペインの2市場は0.2%台の小幅上昇(MAマドリードは0.27%高、IBEX35は0.23%高)で、アイルランドも0.27%高とやや伸びは少なかったものの、ノルウェーが2.22%高、オランダが1.81%高、ベルギーが1.40%高となり、北欧3カ国の市場も、コペンハーゲンが2.10%高、ストックホルムが1.49%高、ヘルシンキが1.26%高で、スイスも0.71%高と一部指数を除いて全面高でした。

14日のアジアはインド、豪州、タイ、台湾が堅調

2010-06-15 05:16:01 | Weblog
中国・香港株式市場・大引け=香港は米株に追随し続伸、上海は休場 2010年06月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK867331820100614
 14日の香港株式市場は、米株の上昇に追随し続伸した。ただ、今月何度もトライして抜けなかった抵抗線付近で上値が抑えられた。
 上海市場は端午節で16日まで休場。
 ハンセン指数終値は179.53ポイント(0.90%)高の2万0051.91。
 ハンセン中国企業株指数(H株指数)は180.57ポイント(1.59%)高の1万1520.95。
 ハンセン指数の抵抗線は2万0110付近。5月の下落で空けたチャート上のマドがあり、今月は何度もトライしている。
 中国市場が休場の影響で、売買代金は2月19日以来の低水準となった。
 DMGリサーチ(香港)のアナリスト、ジェームズ・リム氏は「強いトレンドが出てくるには、商いが増える必要がある。それまでハンセン指数はレンジ内の動きにとどまるだろう」と述べた。
 東風汽車が前週末に続き買われ、6.8%急伸。中国政府が自動車買い替え支援措置を延長したことが支援材料。
 半面、リスク選好ムードが徐々に回復していることを受け、ディフェンシブ株は軟調。中国移動は0.13%安。

台湾株式市場・大引け=3日続伸、終値は3週間ぶり高値 2010年06月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK867304020100614
 週明け14日の台湾株式市場の株価は3営業日続伸し、終値としては3週間ぶりの高値で引けた。計画されている中国との経済協力協定締結への
期待感を背景に、金融株が上昇を主導。また台湾積体電路製造(TSMC)などハイテク輸出銘柄が、製品需要への期待から値上がりした。
 加権指数は前営業日(11日)終値比87.91ポイント(1.20%)高の7387.40で終了。
 中国と台湾の間の「経済協力枠組み協定(ECFA)」締結に向けた会合が13日に終了。協議は進展し、調印はほぼ確実な情勢となった。これにより、各社の増益への期待が高まった。
 一部アナリストは、もし米株価が安定し、パソコン、携帯電話などハイテクIT機器の売り上げが引き続き世界的に伸びれば、外国人投資家は今週、台湾株をより多く買う公算が大きいと予想している。メガ・インターナショナル・セキュリティーズのアナリストは
「企業のファンダメンタルズがさらに改善すれば、外国人投資家が株買いを続ける可能性はある」と語った。
 外国人投資家は過去2営業日で台湾株を買い越した。ただ今月全体ではまだ売り越しとなっている。5月の売り越し額は1270億台湾ドル(約39億2000万ドル)と、2年半ぶりの大きさだった。
 金融株指数は2.1%高。同アナリストによると、ECFAが締結されれば台湾金融機関のビジネスが増えると期待された。國泰金融は2.5%高、新光金融は1.84%高。
 ファウンドリー(半導体受託製造)世界最大手のTSMCは0.99%高。これを受けてエレクトロニクス株指数も0.82%高となった。TSMCの5月売上高は過去最高だった。
 マスターリンク・インベストメント・アドバイザリーのトム・タン副社長は「TSMCはあす株主会合を開く予定で、一部の投資家は、同社が業界の見通しや自社の業績について、何か上向きなことを言いそうだと見込んでいる」と述べた。

韓国が外貨取引規制を公表、急激な資金移動の抑制目指す 2010年06月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK041814020100614
 韓国政府は13日、広く予想されていた銀行の外貨取引に対する新規制を公表した。世界第9位の輸出国である韓国のリスク要因になっていた急激な資金移動の抑制が目的。
 投資家の間ではここ数週間、ウォン相場KRW=の乱高下を警戒する当局が、欧州の債務問題に端を発した最近の市場の動揺を受け、為替の安定化と外貨借り入れの抑制を目指した措置を打ち出すと広く予想されていた。
 新規制は銀行やその他の金融機関の為替先物取引、クロス・カレンシー・スワップ取引、為替のノンデリバラブル・フォワード(NDF)取引に上限を設ける内容。
 企画財政省、2つの金融監督当局、韓国銀行(中央銀行)は合同で声明を発表し、「これらの措置は韓国のシステムリスク要因になっている資本フローのボラティリティーを低減することが目的」と説明した。
 国内銀行とノンバンクの為替先物およびデリバティブ取引は自己資本の50%に制限され、海外銀行支店の同取引は自己資本の250%が上限となる。海外銀行の自己資本は平均で国内銀行の30分の1にとどまっている。
 当局者らは新たな規制が海外からの投資意欲に水を差すとの見方を一蹴。イム・ジョンニョン財政次官は記者会見で「韓国はオープンマーケットと資本取引自由化の原則を堅持する。それがわれわれの世界的な公約だ。外国人はボラティリティーの低減を歓迎して長期的には投資を拡大すると予想している」と語った。
 新規制は規制改革に関する大統領委員会の承認が必要で、導入は10月になる見通し。海外銀行の支店への影響が大きいとみられている。
 国内銀行の通貨の持ち高は自己資本の15.6%に収まっているが、海外銀行支店の持ち高は300%強の水準となっている。
 銀行が新規制を全面的に順守するまでには2年間の猶予が与えられ、イム次官によると、一部のケースでは猶予期間がさらに延長される可能性がある。

5月のインドWPIは前年比+10.16%に加速、定例会合前に利上げの可能性も 2010年06月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK867312620100614
 インド政府が発表した5月の卸売物価指数(WPI)は前年比10.16%上昇し、前月の9.59%から加速した。
 ロイターが実施したエコノミスト予測の中間値である9.56%も上回り、インド準備銀行(中央銀行)が7月27日に予定されている定例政策会合の前に利上げする可能性があるとの見方が高まった。
 インドでは4月の製造業生産も少なくとも15年ぶりの高い伸びを示しており、景気拡大やインフレ圧力の高まりが示されている。
 エコノミストの大半は、インド準備銀行が7月27日の定例会合で利上げを行うと予測しているが、それ以前の利上げを見込む声は少ない。しかし、インフレ率が7カ月連続で中銀が望ましいと考える5%を上回ったほか、中銀がインフレに懸念を表明しているため、定例会合前に利上げが行われる可能性も出ている。



 週明け14日のアジア株式市場は、上海市場が14-16日まで祝日となるなど中国市場全般が休場でフィリピンも休場となる中、大きくは動きにくいかな…とも思っていたのですが、インドが1.60%高、オーストラリアASXが1.53%高、タイが1.50%高、台湾が1.20%高と1%を超える上昇となった他、韓国が0.91%高、香港ハンセンが0.90%高、インドネシアが0.89%高、シンガポールが0.78%高となるなどほとんどの市場で堅調に推移。
 一方、パキスタンが2.55%安と大きく下落しました。

14日の日経平均は174円の大幅高→9879円で終了

2010-06-15 05:12:36 | Weblog
東証大引け、3日続伸 輸出株が軒並み高 売買代金1兆円割れ 2010年06月14日 日経夕刊
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/summary.aspx?id=ASS0ISS16 14062010
 週明け14日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。終値は前週末比174円60銭(1.80%)高の9879円85銭ときょうの高値圏で引け、4日(9901円)以来の高い水準を付けた。前週末の米株式相場の上昇や外国為替市場での円相場の下落を手掛かりに、ソニーなど電機株やホンダなど自動車株が軒並み高となり、終日高い水準を維持した。
 一部欧州諸国の財政問題についての目新しい材料が特に伝わらなかったことで、同問題に対する過度な懸念がいったん和らいだ。円相場は対ユーロで一時1ユーロ=112円台まで下落し、輸出企業の採算悪化に歯止めがかかるとの期待につながった。コスモ証券投資情報部の清水三津雄副部長は「外部環境の改善を受け、リスクを回避する目的の売り圧力が低下したようだ」と話していた。
 朝方発表の4~6月期の法人企業景気予測調査で大企業の景況判断指数がプラスに転じた。11日発表の6月の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が市場予想を上回るなど、国内外で景気回復を示す指標が相次ぎ、買い安心感が強まったとの見方もあった。休場の上海を除いたアジア株式相場が上昇したことも支援材料となった。
 東証株価指数(TOPIX)も3日続伸した。
 週初で外国人投資家の動きが鈍かったといい、売買は低調だった。東証1部の売買代金は概算で9941億円と3月1日(9829億円)以来の低水準だった。売買高は14億7106万株と2月16日(14億1633万株)以来の低水準だった。東証1部の売買代金を売買高で除した売買単価は675円と、4月15日(646円)以来の低さだった。
東証1部の値上がり銘柄数は1345と全体の約8割を占めた。値下がり銘柄数は211、横ばいは115だった。
 ホンダや三井物が反発し、パナソニック、ソニー、ファナック、ソフトバンク、トヨタが上昇した。半面、三井住友FG、野村が小幅に下落し、メルシャンが大幅安となった。三菱UFJは横ばいだった。
 東証2部株価指数は3日続伸した。価値開発、ラオックス、アライドHDが上昇し、山洋電が下落した。

新興市場14日、3指数そろって続伸 投資家の不安心理やや後退 2010年06月14日 日経夕刊
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/summary.aspx?id=ASFL14055 14062010
 14日の新興企業向け株式市場で、主要3指数はそろって3日続伸した。日経ジャスダック平均株価の大引けは前週末比8円17銭(0.65%)高の1265円08銭だった。外国為替市場で円高が一服し、東証1部で主力の輸出株に買いが入ったことを受け、新興市場でも投資家の不安心理がやや後退した。
 極東証券経済研究所の佐藤俊郎主任研究員は「為替相場や欧州経済など外部環境の不透明感が再び強まってくれば、新興市場に多い内需関連で小型の好業績銘柄に投資家の目が向いてくるだろう」と話していた。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で130億円だった。売買高は2147万株。主力株で構成するJストック指数は3日続伸。ユビキタ、インフォコム、プロパストが上昇。半面、楽天とJCOMが下げた。値幅取り狙いの売りが出たリロHLDは大幅に反落した。
 東証マザーズ指数の大引けは前週末比4.53ポイント(1.08%)高の424.74だった。上場2日目のボルテージが商いを伴い大幅上昇したほか、サイバーが小幅に反発。クックパッドは株式分割と創業来初の配当実施で年初来高値を更新した。半面、フリービット、そーせい、さくらネットは下落した。
 大証ヘラクレス指数の大引けは前週末比7.29ポイント(1.17%)高の627.99だった。大証、ソフトウェア、ベクターが上昇。クルーズ、ビットアイル、IMJが下落した。



 週明け14日の日経平均ですが、先週末のNY株式市場がハイテク株を中心に上昇したことや、対ユーロ円相場が大きく円安に振れたことなどを好感して、先週末終値(9805円25銭)よりも20円弱高い9824円93銭でスタートした後、直後に9819円95銭をつける場面もあったものの、午前はほぼじり高傾向で推移して、午前終了少し前に9880円近くまで上昇し午前は前週末比151円51銭高い9856円76銭で終了。
 午後開始直後にこの日の高値となる9882円05銭を付けた後は、9850円弱~9880円程度の狭いレンジの中をほぼ膠着状態となり、結局終値ベースでは前週末比174円60銭高い9879円85銭とほぼ高値圏での終了(1.80%高)となりました。
 トピックスは1.40%高、小型株比率の高いジャスダックは0.39%高でした。
 東証1部の値上がり銘柄は1345銘柄と8割近い銘柄で上昇したものの、大半は為替要因による上昇のようで、対して値下がりは211銘柄、変わらずが115銘柄。
 大和システムが21.37%高、宮越商事が19.11%高、サイボウズが16.07%高、井筒屋が16.07%高、ツガミが13.24%高、クラリオンが11.11%高、新日本科学が10.23%高。
 一方、ゼクスが1円安い7円で12.50%安となった他、粉飾決算の発覚したメルシャンが9.25%安。メルシャンの親会社のキリンHDも1.91%安でした。
 都銀株は住友信が2.84%高、あおぞらが2.73%高、みずほ信が2.60%高、中央三井が1.56%高となったものの、メガバンクはみずほFGが0.63%高、三井住友FGが0.04%安で、三菱UFJは変わらず。りそなHDは0.92%安、新生銀は変わらずでした。
 証券も野村が0.75%安で大和は0.25%高となっています。