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阿久根市長、上申書「シュレッダーにかけろ」

2010-06-29 05:10:02 | Weblog
阿久根市長、上申書「シュレッダーにかけろ」 2010年6月28日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100628-OYT1T00591.htm
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長に対し、職員の大半が法令を守るよう求めた上申書について、竹原市長は28日、受け取りを拒否した。
 市長は手渡そうとした総務課長らに「シュレッダーにかけろ」と破棄するよう命じたという。
 上申書は、一般職員180人が署名したものと、幹部職員約20人による計2通。市長が市議会を開かず、専決処分を繰り返していることについて、〈1〉臨時議会の早急な招集〈2〉専決処分をした固定資産税率の引き下げの撤回〈3〉法令を順守した市政運営――などを求めている。
 一般職員の上申書は25日に総務課長が受け取っており、幹部職員の上申書と合わせて28日に市長に渡す予定だった。総務課長は上申書を課に持ち帰り、保管することにした。

阿久根市長「知事はしょせん役人」…要求応じず 2010年6月28日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100628-OYT1T00582.htm
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が市議会を開かず、専決処分を繰り返している問題で、竹原市長は28日付の自身のブログで、25日に会談して自重を求めた伊藤祐一郎知事を「しょせん役人」と評し、知事が要求した固定資産税率引き下げの廃止や職員ボーナス半減の撤回に応じない意向を明らかにした。
 伊藤知事は25日、県庁で市長と会談し、〈1〉地方自治法に基づく臨時議会などの招集〈2〉専決処分した同税率引き下げの廃止〈3〉専決処分した職員ボーナス半減などの撤回――を要請した。
 ブログは、竹原市長が28日の課長会で発言した内容を掲載。この中で、知事について「感じたのは、しょせん役人だなと、知事でありながら」とし、会談で知事が「この国の財政は10年ももたない」と話したことを紹介したうえで、課長会に出席した課長らに「本当にきびしい状態になったときに、つらい思いをするのは、10年以内に定年を迎えるあなた達ではない」「固定資産税を上げて、ボーナスを元に戻してくれと言えるか」と書いた。

阿久根市長のリコール説明会始まる 市内各地で開催へ 2010年6月28日 読売夕刊
http://www.asahi.com/politics/update/0628/SEB201006280018.html
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長の解職請求に向けて準備を進める市民有志のリコール準備委員会(川原慎一委員長)は28日、市内3カ所でスケジュールや方針の説明会を開いた。今後、市内の全80地区で開き、8月上旬には署名集めを始める方針だ。地方自治法が定める解職に必要な署名数は有権者の3分の1(約6700人)だが、8千人分の署名を目標にしている。



 このバカ市長 どこまで市の職員を陥れプライドも傷つければ気が済むんでしょうね…(怒!!!
 いくら財政再建が進もうと、肝心の現場の職員が委縮しきってしまい『逆らっても不当な処分を受けるだけ。上の命令通りに従っていればいい』という指示待ち体質が進んでしまえば、もし宮崎口蹄疫騒動のような非常事態が起きても『ただ上がいうだけのことをマニュアル通りにやっていればいい』となり、その拡大を止めることもできずに、ただただ近隣市町村に被害を拡大させることにもなりかねません(もし今回の口蹄疫騒動が熊本経由で阿久根から侵入したら、今の混乱している阿久根市政では、消毒作業もマニュアル通りに行うことしかできず、近隣市町村に拡大を広げていたでしょうね…)し、このバカは自分が市長を辞めた(あるいはリコールされた)後の阿久根市政がどう運営されていくのか少しでも考えたことはあるのでしょうか…。
 組織の運営が厳しくなった時に、自分のお給料にはロクに手もつけずに部下(職員や議員)の人件費をここぞとばかり大幅カット(議員報酬や市職員人件費の大幅カットや意に沿わない職員の強引な解雇)を強行したり、人気取り目的で固定資産税を一方的に引き下げ(と言っても1.4%から1.2%の引き下げ 土地保有者には気休め程度にしかならないでしょう)を行うなど3流以下(というよりどこにでもいる零細企業の個人事業主)の経営者でもできることですし、あげくあまりの目も当てられない状態に介入に乗り出した県知事までコケにする始末。
 このような輩は、組織のリーダーとして一番最悪の人間としか思えないのですが、この『シュレッダーにかけろ』騒動でますます阿久根のイメージが下がらないか本気で心配ですし、一刻も早く2回目のリコールが成立して、今度こそ真の意味での改革者が現れることを願ってやみません。