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菅首相続投、官房長官は留任…17日に内閣改造

2010-09-15 05:20:21 | Weblog
菅首相続投、官房長官は留任…17日に内閣改造 2010年9月15日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100914-OYT1T00657.htm
 民主党は14日、東京・芝公園の「ザ・プリンスパークタワー東京」で臨時党大会を開き、代表選の投開票を行った結果、菅直人代表(首相)(63)が小沢一郎前幹事長(68)を大差で破り、再選された。
 菅氏は15日にも党役員人事の概要を固め、17日に内閣改造人事を行う方向だ。内閣の要である仙谷官房長官は留任させる。参院選敗北の責任が問われ、辞意を漏らしている枝野幹事長の後任には、岡田外相ら閣僚の起用が取りざたされている。菅氏が今後、小沢氏を支持した勢力を抱え、挙党態勢を築けるかどうかが焦点だ。菅氏の代表任期は2012年9月まで。
 代表選は、菅氏の代表の任期満了に伴うもので、投票結果をポイントに換算して争われた。総計1222ポイントのうち、菅氏が721ポイント、小沢氏が491ポイントだった。投票権を持つ411人の国会議員票(1票は2ポイント)は、菅氏が412ポイント(206人)で、小沢氏の400ポイント(200人)を小差で上回った。地方議員票でも菅氏が20ポイント勝り、党員・サポーター票では菅氏が約5倍のポイント差をつけ小沢氏を圧倒した。
 国会議員票のうち無効の3票は白紙。横路衆院議長、西岡参院議長は欠席した。
 菅氏は再選を決めた直後、「ノーサイドで、党全員が力をフルに発揮できる挙党態勢のために協力をお願いする」と訴えた。
 代表選は党を二分する激戦となった。菅氏に対して「首相を短期間で代えるべきではない」という声が追い風となる一方、小沢氏には「政治とカネ」の問題に対する批判が逆風となった。
 菅氏は15日に小沢氏など党代表経験者らと会い、党役員・内閣改造人事について協議する。ただ、菅氏を支持した議員の間では、「脱小沢」路線を継承するべきだとの声が多く、党内融和は難しいとの見方も出ている。
 枝野幹事長は14日夕、「参院選で多くの有為な仲間が残念な結果になったことは責任を感じている」と都内で記者団に語り、辞意を示唆した。枝野氏の後任には岡田氏のほか、川端文部科学相、前原国土交通相の名前が挙がっている。



 代表戦が終わり、いよいよ組閣ですが、枝野さんは辞任するようです。
 枝野幹事長の後任問題もそうですが、小沢氏を支持した原口一博総務大臣は留任するのか(もし本人が辞意を示すとしても後任は小沢一派から出さざるを得ないのでは?)、国政選挙で落選してしまった千葉景子法務大臣の後釜をどうするのか、政調会長と兼任している玄葉光一郎氏の少子化担当大臣も、専任担当者を充てなければ『民主党は本気で子育て支援する気がない』と受け止められかねないでしょうし、まあ影響力があまり大きくない少子化担当大臣ポストあたりならば小沢派に与えてもいいのかな…とも思うのですが、他にも北朝鮮問題でちっとも融通が利かない中井洽国家公安委員会委員長も適任者がいるならばできれば変えて欲しいところ。
 あまり人事面で小沢一派の処遇が冷遇されるようだと、党を分離するといった騒ぎにもなりかねないだけに、管氏も再選は決めたものの、今度は人事面でどう小沢一派の不満という名のガス抜きをさせるのか頭を悩ませることになりそうです。

14日の日経平均は22円安い9299円で終了 民主代表選を様子見

2010-09-15 05:08:20 | Weblog
東証大引け、反落 15年ぶり円高を嫌気 民主代表選で様子見ムード 2010年09月14日 日経夕刊
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/summary.aspx?id=ASS0ISS16 14092010
 14日の東京株式市場で、日経平均株価は4営業日ぶりに反落した。大引けは前日比22円51銭(0.24%)安の9299円31銭だった。外国為替市場で円相場が1ドル=83円台前半まで上昇し、約15年ぶりの高値を付けた。企業の輸出採算が悪化するとの懸念が強まり、目先の利益をひとまず確定する目的の売りが広がった。実質的に首相を決める民主党の代表選への関心が高く、大引けにかけて模様眺めムードが強まった。
 市場では円高加速への警戒感は強く、輸出株の代表であるトヨタやソニーが下落した。日経平均が前日までの3日続伸で3%強上昇した反動もあり、寄り付き直後の一時期を除けば一日を通じて売りに押された。
 ただ、下値を切り下げるほどの勢いも乏しかった。民主党の代表選の結果を見極めたいとのムードが強く、売り買いともに積極的に手掛ける動きはみられなかった。「菅直人首相と小沢一郎前幹事長のどちらが勝ったとしても、衆参で与野党がねじれている状況は変わらない」(水戸証券の吉井豊投資情報部長)との見方もあったが、市場の代表選への関心は高かった。
 東証1部の売買代金は概算1兆494億円、売買高は同15億4212万株。東証1部の値下がり銘柄数は887と、全体の53%を占めた。値上がりは582、横ばいは191銘柄だった。東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反落した。
 みずほFGや野村が下げ、板硝子が年初来安値を更新。GSユアサが売りに押され、HISやゼオンの値下がりが目立った。一方、三菱UFJや三井住友FGが上げ、ソフトバンクも小高く推移した。三菱商が買い優勢の展開を続け、旭ダイヤや鬼ゴムの値上がりが目立った。
 東証2部株価指数は3日続伸した。AQインタと中央電が上げ、価値開発とアライドHDが下げた。

新興市場14日、ジャスダックは反落 民主代表選で「見極めムード」 2010年09月14日 日経夕刊
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/summary.aspx?id=ASS0ISST2 14092010
 14日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに小反落した。大引けは、前日比71銭(0.06%)安の1182円56銭だった。外国為替市場で朝方に円が対ドルで15年ぶりの高値を付けたことで投資家の心理が全般にやや弱気に傾き、目先の利益を確定するための売りが先行した。前週まで上昇基調だった売買代金上位のDガレージなどが売られ指数の重荷になった。ただ下値を売りこむ動きはみられず方向感は乏しかった。株価水準の低い銘柄がにぎわったほか、増配など個別に好材料の出た銘柄は上昇した。
 午後の民主党代表選の結果を見極めたいとの雰囲気が強く、積極的な売買が手控えられた。証券ジャパン調査情報部の大谷正之部長は「法人税引き下げなど政策への期待もあり、売買の方向性を決めるのは新政権が見えてからで遅くないというムードがあるようだ」と話していた。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で134億円だった。売買高は7858万株と、ことし5番目の大きさになった。第一興商、MTIが下落した。ユビキタ、第一精工は上昇した。主力銘柄で構成するJストック指数は3日続伸した。
 東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落し、大引けは3.43ポイント(0.90%)安の376.26だった。サイバー、ミクシィ、ACCESSが下げた。一方で、スタートトゥ、フリービットは上げた。
 大証ヘラクレス指数は4日続伸し、大引けは0.56ポイント(0.10%)高の575.86だった。大証、ビットアイルが値上がりした。半面、ベクター、ガンホーは値下がりした。




 14日の日本株式市場は、民主党の代表選を控え、前日終値よりもやや安い水準で推移する様子見状態。
 日経平均も、前日終値(9321円82銭)よりやや安い9319円50銭でスタートした後、午前10時頃にこの日の安値となる9258円18銭まで下落したものの、午前終了少し前に反発し、午前は前日比21円17銭安い9300円65銭で終了。
 午後に入ると13時少し前に前日終値近辺まで戻す場面もありましたが、その後は代表選を横目に完全に様子見状態となり、方向感のない展開で推移。結局終値ベースでも前日比前日比22円51銭の小幅安となる9299円31銭で終了(0.24%安)となりました。
 東証1部の騰落数は、値上がりが582銘柄に対して、値下がりが53%近い887銘柄、変わらずが191銘柄。
 シルバー精機と山水電気が共に1円高い4円で33.33%高となった他、結婚サービスのT&Gニーズが10.70%高。
 一方、C&I Holdings(旧ベンチャーリンク)が1円安い6円で14.29%安、機械のアークが13.79%安、HISが9.60%安、日本振興銀行向けの巨額損失が懸念されるNISが今日も1円安い11円で終了した他、レオパレスも4.97%安。エルピーダメモリも3.85%安、武富士も3.75%安と冴えませんでした。
 銀行は83銘柄中65銘柄で上昇するなど堅調で、千葉興業が4.36%高、関西アーバンが4.17%高。都銀株も新生銀が3.08%高、みずほ信が2.86%高、中央三井が1.72%高、三井住友FGが1.20%高、三菱UFJが0.73%高、住友信が0.68%高で、あおぞら銀は変わらず。一方、トマト銀が2.78%安。みずほFGは0.76%安、りそなは0.47%安でした。
 証券は16銘柄中変わらずだった2銘柄を除く14銘柄で下落し、岡三が3.02%安、丸三が2.53%安。野村は1.29%安、大和は0.57%安でした。