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村木元局長に厚労相「お待ちしておりました」  氏は内閣府統括官に就任?

2010-09-24 06:04:34 | Weblog
村木元局長に厚労相「お待ちしておりました」 2010年09月22日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100922-OYT1T00471.htm
 郵便不正事件を巡り、虚偽有印公文書作成罪などに問われたが21日に無罪判決が確定し復職した厚生労働省の村木元局長は一夜明けた22日、同省に登庁した。
 村木元局長は正午前、クリーム色のスーツ姿で同省に到着。幹部ら約50人が拍手で出迎えた。大臣室で「ご心配をおかけしました」と頭を下げると、細川厚労相は「みんなでお待ちしていました。長い間ご苦労さまでした」と述べ、握手を交わした。
 また21日付で復職したことを伝える辞令が手渡された。
 村木元局長はこれに先立ち記者会見し、「職場に戻れるのは大変うれしい。(逮捕から)1年3か月のブランクがあり、緊張している」と笑顔で語った。最高検が事件発覚当日に大阪地検特捜部の主任検事・前田容疑者の逮捕に踏み切ったことについては、「非常に展開が早く、驚いた。今の検察が抱える問題点を把握し、修正できるきっかけになればいいと思う」と話した。

「帰ってきたんだと実感」村木元局長 2010年09月23日 読売 
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100922-OYT1T01085.htm
 郵便不正事件で虚偽有印公文書作成罪などに問われたが、無罪が確定して復職した厚生労働省の村木厚子元局長(54)(大臣官房付)が22日夕、省内で記者会見を開いた。
 逮捕から約1年3か月ぶりの登庁だったが、「職場の人たちの顔を見てうれしかった。帰ってきたんだと実感がわきました」と復帰初日を振り返った。
 村木さんはこの日、同省12階で執務を開始。会見では「執務室に来てくれた職員から、お帰りなさいと言ってもらえてうれしかった」と語り、目の前で女性職員が泣き出した時には「つられちゃいそうになりました」と笑顔を見せた。
 また、雇用や子ども関連施策の最近の動きについても、早速、レクチャーを受けたといい、「難しい問題が山のようにあって、こういう職場だったなと思い出した」と復帰をかみしめた。

村木氏、局長級の内閣府統括官に 来週にも就任 2010年09月23日 共同
http://webun.jp/news/main/kyodonews/20100922/67912
 政府は22日、厚生労働省の文書偽造事件で無罪が確定し、約1年3カ月ぶりに復職した厚労省官房付の村木厚子氏(54)について、内閣府の政策統括官(共生社会政策担当)に起用する方針を固めた。24日にも閣議で承認、来週発令の見通し。
 村木氏は昨年6月の逮捕当時、厚労省で育児支援などを所管する雇用均等・児童家庭局長を務めていた。内閣府の政策統括官は同等の局長級ポストで、現在は空席。村木氏がライフワークとしている少子化対策や障害者政策などが担当のため、本人の希望にも沿うと判断した。
 政府は厚労省の別の局長で処遇することも検討したが、現職者を異動させなければならないことなどから見送った。
 村木氏は少子化対策では、幼稚園と保育所の垣根をなくした「こども園」の創設や子ども手当など、民主党政権が検討を進めている「子ども・子育て新システム」の制度設計を担うことになる。




 一方、無罪が確定した村木厚子氏ですが、22日に職場復帰。現在は厚労省官房付ですが、来週にも局長級の内閣府統括官に就任するようです。
 ここまで酷い目にあわされて、それでも検察組織や前田容疑者に非難の1つもぶつけない村木さんの人柄を見ていると、ますます『なんで彼女が犠牲にならなければならなかったのだろう?』と怒りさえ感じさせられるのですが、貴重な人材をムダにしないためにも、村木氏には1日も早く実力を最大限に発揮できる職場環境で活躍して欲しいとただ祈るばかりです。

郵政不正事件のFD改竄騒動 ニュース7本

2010-09-24 05:53:52 | Weblog
同僚検事「改ざん」指摘しトラブル…不問に付す 2010年9月22日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100922-OYT1T00583.htm
 郵便不正事件を巡り証拠品のフロッピーディスク(FD)を改ざんしたとして、最高検に証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部の主任検事・前田恒彦容疑者(43)が改ざんした可能性を特捜部長らに報告していた問題で、特捜部側は「改ざんを指摘した別の検事とトラブルがあったが、(解決したので)大丈夫」と地検検事正に伝えていたことが、検察関係者への取材でわかった。
 最高検も関係幹部から事情を聞く。
 検察関係者によると、1月に開かれた厚生労働省の村木厚子元局長(54)(無罪確定)の初公判で、弁護側が証明書の作成日時に関する検察主張と、元係長の上村勉被告(41)(公判中)の自宅から押収したFDのデータを基に作成されたとする捜査報告書上の作成日時が食い違うと指摘。公判を担当する公判部などで問題になった。
 その直後、前田容疑者は、特捜部の当時の大坪弘道部長(現・京都地検次席検事)らに「故意ではないが、自分がFDを操作した可能性がある」と報告した。
 還付したFDの記録が注目されるのではないかと考えたとみられるが、報告について特捜部側は小林敬検事正に「(前田容疑者に対し)データを変えた可能性があると別の検事が指摘し、トラブルになったが、大丈夫だ」と伝えたという。

FD改ざん、高検も認識…地検に調査指示せず 2010年9月23日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100922-OYT1T01173.htm
 郵便不正事件を巡る証拠品のフロッピーディスク(FD)改ざん事件で、最高検に証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部主任検事・前田恒彦容疑者(43)によるFD改ざんの可能性が、大阪地検検事正ら同地検内部だけでなく、上級庁の大阪高検部長にまで伝わっていたことが、検察関係者の話でわかった。
 高検トップの検事長は把握していなかったとみられ、高検は地検に調査を指示しなかったとみられる。上級庁も不正の可能性を認識しながら、手を打たなかったことになる。
 検察関係者によると、今年1月に開かれた厚生労働省の村木厚子元局長(54)(無罪確定)の初公判で、弁護側は証明書の作成日時に関する検察主張と、元係長の上村勉被告(41)(公判中)の自宅から押収したFDのデータを基に作成されたとする捜査報告書との日付が食い違うと指摘した。

前田容疑者が否認、FD改ざん「過失だった」 2010年9月23日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100922-OYT1T01176.htm
 最高検に証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部の主任検事・前田容疑者が、最高検の捜査チームの取り調べに、「FDを故意に改ざんしたのではなく、過失だった」と、容疑を否認していることが分かった。
 最高検は、前田容疑者が特捜部が描いた事件の構図に沿うように、FDを意図的に改ざんした疑いが強いとみて追及している。
 証拠隠滅罪の成立には「故意」が必要とされ、過失の場合は罪に問えない。

「FDに時限爆弾仕掛けた」 改ざん容疑の検事、同僚に 2010年9月23日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0922/OSK201009220173.html  
 大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)のデータが改ざんされた疑いのある事件で、証拠隠滅容疑で逮捕された主任検事の前田恒彦容疑者(43)が同僚検事に「FDに時限爆弾を仕掛けた」と伝えていたことが朝日新聞の取材でわかった。データを書き換えた動機を示唆する発言とも受け取れるが、前田検事は逮捕後の調べに「誤って書き換えてしまった」と意図的な改ざんを否定している。
 最高検によると、前田検事は昨年7月、厚生労働省元係長の上村(かみむら)勉被告(41)=公判中=が作成した偽の証明書の最終更新日時を「04年6月1日」から「04年6月8日」に改ざんしたとされる。朝日新聞の取材に対し、昨年7月のFD返却後にデータを見た上村被告の弁護人は、最終更新日時が「6月1日」と記された捜査報告書と異なることに驚き、単独犯を主張する上村被告にとって不利になる証拠ととらえて表に出すことをためらったという。
 検察関係者によると、今年1月に大阪地裁で開かれた村木氏の初公判で、FDに記録された最終更新日時内容が問題になった。このため、同僚検事の一人が東京地検特捜部に応援に行っていた前田検事に電話をかけ、「FDは重要な証拠なのに、なぜ返却したのか」と聞いた。これに対し、前田検事は「FDに時限爆弾を仕掛けた。プロパティ(最終更新日時)を変えた」と明かしたという。
 さらに同僚検事が、最終更新日時が「6月1日」と書かれた捜査報告書が特捜部の手元を離れ、厚労省元局長の村木厚子氏(54)=無罪確定=の裁判を担当する公判部に引き継がれたことを伝えると、驚いた声で「それは知らなかった」と語ったという。
 こうしたことから、前田検事はデータを書き換えることで上村被告側を混乱させるほか、捜査報告書が公判に出なければ捜査段階の供述調書の補強になると考えた可能性がある。これらの仕掛けを「時限爆弾」と表現した疑いがある。
 検察側は村木氏の公判で、同氏が上村被告に偽の証明書を発行するよう指示した時期について6月上旬と主張していた。一方で弁護側は、証拠開示された捜査報告書の日付を根拠に検察側の主張は矛盾していると反論。今月10日の地裁判決も「検察側の主張と符合しない」と指摘した。
 前田検事がFDの最終更新日時を6月8日と改ざんしたとされることについて、検察関係者の一人は朝日新聞の取材に「検察側ストーリーに合う日時だ。だが、返却したFDがどんな形で表に出たら検察側に有利に働くと前田検事が想定していたのか分からない」と話す。(板橋洋佳、野上英文)

特捜検事逮捕:「改ざん意味ない」 前田容疑者、故意否定 2010年09月23日 毎日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100923k0000m040127000c.html
 郵便不正事件で証拠品として押収されたフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして、証拠隠滅の疑いで逮捕された大阪地検特捜部の主任検事、前田恒彦容疑者(43)が、最高検の調べに対し「故意ではなく過失だ」と供述し、容疑を否認し続けていることが分かった。最高検は意図的な改ざんとみて調べているが、前田検事は「(裁判で証拠とされた)捜査報告書に正しいデータが残されている以上、FDを改ざんする意味がない」と主張しているという。
 前田検事は09年7月中旬ごろ、FD内に記録された偽証明書のデータの最終更新日時を「04年6月1日1時20分6秒」から「04年6月8日21時10分56秒」に改ざんした疑いが持たれている。
 前田検事が改ざんしたFDは証拠として裁判に提出されず、09年7月16日にFDの所有者の厚生労働省元係長、上村勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=側に返還された。一方、改ざん前のFDの記録は「捜査報告書」に添付されて開示され、弁護側の請求で証拠採用された。捜査報告書は特捜部の事務官が作っていた。
 前田検事は逮捕前の大阪地検の内部調査に「いろいろやっていたらFD自体のデータを書き換えてしまった」と説明。検察関係者によると、逮捕後の最高検の調べには「捜査報告書があることは知っていた。わざわざ改ざんするわけがなく、書き換えて遊んでいただけだ」という趣旨の供述をしているという。
 最高検は、04年6月上旬に厚労省の村木厚子元局長(無罪確定)が上村被告に偽証明書の作成を指示したという特捜部が見立てた構図に合わせるため、前田検事が改ざんしたとみて捜査している。
 また、大阪地検が改ざんを把握したとされる2月ごろ、前田検事は同僚の検事とトラブルになっていたという。
 検察関係者によると1月末~2月初めごろ「前田検事が郵便不正事件の証拠を改ざんしている」と、公判担当の検事らを巻き込んで検事同士のけんかになっているとの話が地検内で広まった。前田検事の上司が事情を聴いた結果、特捜部としては「問題になるようなデータ改ざんではない」と判断。大坪弘道特捜部長(当時)が小林敬検事正と玉井英章次席検事に「検事の間でトラブルはあったが問題はなかった」と報告した。その後、データ改ざんについて地検内で取り上げられることはなかったという。

最高検・捜査チーム、前特捜部長らを聴取 2010年9月23日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100923-OYT1T00422.htm
 郵便不正事件を巡る証拠品のフロッピーディスク(FD)改ざん事件で、最高検の捜査チームは23日午後、証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部の主任検事・前田恒彦容疑者(43)の上司だった大坪弘道・前特捜部長(現・京都地検次席検事)と佐賀元明・前副部長(現・神戸地検特別刑事部長)の事情聴取を始めた。
 聴取は東京・霞が関の検察合同庁舎内で行われている。
 大坪前部長らは今年2月初め頃、FDの改ざんについて、前田容疑者から「故意ではないが、自分がFDを操作した可能性がある」と伝えられたとされる。
 最高検の捜査チームは、大坪前部長らが、前田容疑者の改ざん行為を、どこまで把握していたかについて詳しく聞く方針。


検察は瀕死状態 特捜部解体論が噴出 2010年09月22日 J-CAST
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_kensatsu2__20100922_2/story/20100922jcast2010276537/
地検特捜部を解散せよ――大阪地検特捜部の主任検事が証拠隠滅の疑いで逮捕された事件を受け、「日本最強の捜査機関」とも称される地検特捜部の解体論が吹き出してきた。特捜部は、この不信感の嵐に持ちこたえることができるのだろうか。
前代未聞、激震、瓦解……。特捜検事逮捕を伝える2010年9月22日付の全国紙朝刊各紙は、1面から社会面、総合面、社説と派手に紙面を展開させた。最高検が初めて直接逮捕に乗り出したという今回の事件の異常さがよく伝わってくる。

類似事件があるとすれば「検察全体を解体していい」
9月22日のテレビのワイドショーでも各局が大きく取り上げた。
「エースの検事が(証拠隠滅を)やったのなら、普通の検事もやりかねないと信頼を失った」「検察は瀕死の状態と言って間違いない」。元検事の大澤孝征弁護士は、「スーパーモーニング」(テレビ朝日系)で現状をこう分析した。
検察解体の可能性に言及したのは、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士だ。物的証拠に手を加えるという「もってのほか」の今回の事件は、「他にはないと確信している」が、仮に類似事件があるとすれば「検察全体を解体していい」「それぐらい許されない(ことだ)」と、「とくダネ!」(フジテレビ系)で述べた。
今回の事件を9月21日付朝刊で特報した朝日新聞は、22日付朝刊の社説で、「密室での関係者の供述をもとに事件を組み立てていく、特捜検察の捜査のあり方そのものが問われている」と指摘し、「特捜検察を解体し、出直すつもりで取り組まねばならない」と迫った。
また、甲南大法科大学院の渡辺修教授(刑事訴訟法)も、日経新聞(22日付)で、今回の事件の捜査を監視する第三者委員会の設置を提言し、「そのうえで、特捜部を解散し、証拠物を適正に管理するための立法などを(以下略)」と、特捜部の解散を迫った。

「解体には基本的には賛成」
特捜部は、全国各地にある地検の中でも、東京と大阪、名古屋にしかない特別な存在だ。多くの事件のように、警察が捜査・逮捕したものを検察が起訴するかどうか判断する、という仕事ではなく、特捜部は、捜査から逮捕、起訴まで一貫して自前で行う。独自捜査を行う特別刑事部がある地検もあるが、規模・陣容の面で特捜部には及ばない。
特捜部には、ロッキード事件やリクルート事件などの政界汚職事件をあばいた過去の栄光のイメージが強く残る一方で、最近では強引な供述取りなどが問題視され、無罪判決も目立ってきた。今回の事件が関係する、厚生労働省の村木厚子元局長(9月21日付で復職)の無罪も21日に確定した。
特捜部解体論について、「特捜神話の終焉」(飛鳥新社)などの著書がある元東京地検特捜部検事の郷原信郎弁護士にきいてみると、郷原弁護士は「解体には基本的には賛成」との見方を示した。しかし、独自捜査をする機関をなくせ、という意味ではなく、東京などに「一極」集中している現状を改め、「全国の地検に機能・人員を分散させるべきだ」との考えだ。
ネットポータルサイト「ライブドア」が9月21日夕から実施している「大阪地検特捜部は、解散した方が良いと思いますか」とのアンケート調査では、22日夕(参加者約100人)の段階で、「解散すべき」が75%、「解散しなくてよい」が17%だった。
年金問題の不信感の高まりから旧社会保険庁は解体され、10年1月から日本年金機構に生まれ変わった。地検特捜部は今後、信頼を回復することができるのだろうか。




 郵便不正事件を巡る検察の不祥事で、エース検事が逮捕された事件ですが、地検でもみ消しただけでなく、高検も認識しながら地検に調査指示しなかったという更なる不祥事が発覚しました…(呆然
 事は人一人が罪に問われるかどうかという大問題で、世間でも大きく注目されていた事件だっただけに、事の重要性に気が付いていなかったという言い訳は通用しませんし、前田容疑者は勿論のこと、事実を知っていた人間全てに対して何らかの処分は避けられない事態にまで問題は発展していると思いますが、どうも政権が交代したころから検察や特捜の暴走が顕著になっているような…(怒!
 特捜の解体はともかく、少なくとも大阪地検については、実務に影響が出ない範囲での降格を含めた関係者の配置転換は不可欠でしょうしし、今後どのような処分と再発防止策が講じられるか注目されていくことになるのではないでしょうか…。

 一方、逮捕された元エース検事の前田容疑者はFDの改竄は「過失だった」などとのたまっているようですが、『FDの内容をUSBメモリに移して遊んでいた際、FDの日付けを変えてしまった』など『言い訳するにしても、もっとマシな言い訳を考えたらどうだ!!!』と一喝したくなりますし、それ以前に個人情報保護がこれだけうるさく言われている中で、私物のパソコンを職場で持ち込んだあげく極秘データ―をバックアップデータ―も取らずにいじること自体大問題。(普通重要データ―は万が一に備えバックアップを取った上で、そのバックアップの方を触る方が常識ではないでしょうか…。)
 そして万が一にも外部流出(パソコンがコンピューターウイルス感染していれば、ネット経由で情報漏洩する可能性があることくらい、ど素人でもなければ思い付きそうなものです)したら、一体この輩はどう責任を取るつもりだったのでしょうか…。
 村木さんという女性キャリアの人生を散々もてあそんだあげく、今度は責任を問われることを恐れて過失だと言い張る…。見苦しいにも程がありますし、こんな輩をエース扱いしていた検察という組織はホント一体何なんでしょうね???

中国商務省、日本へのレアアース輸出を禁止との報道を否定

2010-09-24 05:11:36 | Weblog
中国商務省、日本へのレアアース輸出を禁止との報道を否定 2010年09月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17345220100923
 中国商務省の陳栄凱報道官は23日、中国が日本へのレアアース輸出を禁止したとするニューヨーク・タイムズ紙の報道を否定した。
 同紙は23日、匿名の業界関係者の話として、尖閣諸島付近で発生した日本の巡視船と中国の漁船との衝突事件を受けて両国間の緊張が高まるなか、中国が日本へのレアアース輸出を禁止したと報じていた。 
 同報道官は「中国は日本へのレアアース輸出を制限するためのいかなる措置も講じていない。報道には根拠がない」と発言。「ニューヨーク・タイムズ紙がこれを報道した経緯は知らないが、真実ではない。そのような措置はない」と語った。

日中、「尖閣」巡り我慢比べの様相 2010年9月23日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100923-OYT1T00391.htm
 沖縄・尖閣諸島沖の日本領海内での中国漁船衝突事件をめぐり、中国の温家宝首相が逮捕された船長の即時釈放を公式な場で求めたことで、日本政府は中国との対立が一層深刻化するとして懸念を強めている。
 仙谷官房長官らは首脳会談などによる打開策を模索し始めたが、メドは立っておらず、事態は日中双方の我慢比べの様相となっている。
 菅首相は22日、国連総会に出席するニューヨーク訪問に先立ち、「日中それぞれの立場で冷静に対応してもらいたい」と首相官邸で記者団に繰り返した。しかし、外務省幹部は同日、温首相の発言について「中国共産党が本気で釈放を求めている表れだ」と危機感をあらわにした。
 事件以降、中国政府は対抗措置を一方的に次々と打ち出した。しかし、日本政府側は、12日未明に戴秉国(たいへいこく)国務委員(副首相級)が丹羽宇一郎・駐中国大使に抗議したことで、当面、要人の動きは打ち止めになると見ていた。
 だが、今回、中国の首脳レベルが船長の釈放要求を公式な場で求めたことで、「両国ともいよいよ着地点が見いだせなくなった」(日中外交筋)との危機感が広がりつつある。
 仙谷長官は22日の記者会見で「ハイレベルの話し合いが早急に行われた方がいい」と述べ、首相や前原外相のニューヨーク滞在中に、温首相らと接触するべきだとの考えを示した。外相も「機会があれば、(日本の立場を)伝えたい」と記者団に語った。「中国のようなトップダウンの国では、首脳会談で決着を図るしかない」(外務省幹部)との見方は確かにある。だが、中国側はすでに21日に日中首脳会談見送りを正式に発表。29日の船長の拘置期限を前に、中国側の反発は収まりそうにない。



 
 ん…。確かに中国は世界のレアアースの97%を供給するなど、万が一にもレアアースの輸出を中長期的にわたって停止(ニューヨーク・タイムズ紙は、すべてのレアアースを対象に日本への出荷を今月末まで取りやめると報じたようです)すれば、相手国に甚大な被害を与えることができますし、現に今年下半期のレアアース輸出枠を72%削減すると中国当局が発表している以上、日本の枠をそっくり他国に回すという極端なシナリオを描く方が出てきても不思議ではなく、事実実務運用上も輸出を一時差し止めしているようですが、仮に来月以降も事実上の輸出停止を続けるようだと中国にとっても日本にとってももお互い引き際を失ってしまうことになりかねず、また逆に今度は日本が環境関連技術の提供や対中国向けODAを停止するといった報復措置を取る可能性もあり、中国とて無傷では済まないことが予想されるだけに、さすがに一漁船の船長の拘留程度で来月以降もこの状態を続けるとは思えないのですが、もし23日の日本株式市場がたまたま祝日で休場でなかった(通常通り取引が行われていた)ら、この噂を巡って株式市場は大混乱に陥っていたでしょうし、今日の東京株式市場も中国関連銘柄や中国に原材料の多くを依存する輸出メーカーの株価には影響しそうですね…。

 駆け引きというのは、相手に退く場所を確保させてあげておいてこそ有効に機能するものですし、そこまで中国が愚かな選択を行うとも思えない(NO2とNO3の国が全面対決になったら、どうなるかくらい いくら元社会主義国家でも理解できなくもないでしょう…。)のですが、この問題 もはや船長を帰国させただけで状況が改善する段階はとっくに過ぎていて、どう両国の関係を改善させていくのか、本当に厄介な問題に発展してしまったと思います。