ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

佐賀知事「メールやネットもある」と九電に示唆

2011-08-02 06:00:58 | Weblog
佐賀知事「メールやネットもある」と九電に示唆 2011年8月1日 
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110801-OYT1T00640.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0801/SEB201108010013.html
 九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働を巡る「やらせメール」問題で、佐賀県の古川康知事は1日、報道陣の取材に応じ、国主催の説明会前の6月21日に九電の段上だんがみ守副社長(当時)らと面談し、「再稼働を容認する経済界の声を出していくことも必要」などと発言した際、「声の出し方としてメールやネットというやり方もある」と述べていたことを明らかにした。
 古川知事は、7月30日の記者会見では「やらせメールを依頼したわけではないが、言葉が過ぎ、軽率だった」と釈明したが、意見表明の手段については触れていなかった。
 メール問題を調査している九電の第三者委員会の郷原信郎委員長は同日の記者会見で、「今回の(やらせメール)問題の引き金になった可能性は十分にある」と指摘している。



 う~ん。本来中立の立場にあるべき保安院が、参加者が反対派だけにならないよう根回しをしていたことにも吃驚しましたが、今度は佐賀県知事という県のトップまで関与を疑われる言動ですか…(唖然
 市長レベルならともかく、さすがに都道府県知事が責任を取って出直し選挙を行うという話は聞いたことはありませんし、またそうすべきでもないと思いますが、いくら電力供給不足が懸念されるからと言っても、最初から答えありきに世論を誘導するような言動を行うなんてトップとしての見識を真剣に疑いますし、結果論とはいえ、これでますます休止中の日本各地の原発の再稼働がますます困難になりそうですし、原発反対派は威勢を増すことになるでしょうね。
 一部週刊誌では、玄海原発は浜岡原発よりも危ないとの指摘があっただけに、だからこそ説明責任を徹底すべきでしたでしょうし、これでますます国民からの不信感が強くなりそうな嫌な予感がしてなりません。