ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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酷暑、92地点で35度以上 熱中症による死者続出

2011-08-19 05:30:00 | Weblog
酷暑、92地点で35度以上 熱中症による死者続出 2011年08月19日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0818/TKY201108180572.html
 18日は関東地方など太平洋側の地域に強い日差しが照りつけ、全国92地点で最高気温35度以上の猛暑日を記録した。最高気温30度以上の真夏日も492地点を記録。気象庁は24都府県に「高温注意情報」を出し、熱中症への注意を呼びかけた。
 気象庁によると最も暑かったのは群馬県館林市で38.5度。埼玉県熊谷市の38.3度、東京都練馬区の37.9度と続き、上位10地点はすべて関東。神奈川県小田原市で過去最高の36.6度となり、多数の観測所で今年一番の暑さとなった。
 大阪市や高松市でも35度を超える猛暑日となった。同庁は、水分や塩分をこまめにとるなど、熱中症の予防を心がけるよう呼びかけている。
 この暑さで、熱中症で搬送される人が相次ぎ、死亡者も出た。また、水の事故により神奈川県の海岸で3人が亡くなった。
 全国2位の暑さだった埼玉県熊谷市では、81歳の女性が熱中症の疑いで死亡した。市消防本部などによると午後、自宅で意識がもうろうとしていた女性を、帰宅した長男が見つけたが、搬送先の病院で死亡が確認されたという。
 川崎市多摩区の住宅の寝室では、うつぶせで動かなくなっていた寝たきり状態の男性(75)を介護ヘルパー(52)が発見。救急隊員が駆けつけたが、男性はすでに熱中症で死亡していた。県警多摩署によると、署員が同日午前に男性宅を訪れたとき、室温は36度だったという。
 静岡市清水区の竜爪山(りゅうそうざん)山頂付近でも、区内に住むトラック運転手松山繁継さん(64)が熱中症のため死亡した。
 神奈川県真鶴町では同県伊勢原市上粕屋、塗装工後藤幸輝さん(20)が深さ約2メートルの海中に沈んでいるのを一緒にいた家族が見つけたが、死亡した。鎌倉市の海岸沖15メートルでは、妻と一緒に泳ぎに来ていた川崎市川崎区渡田山王町、会社員中村裕司さん(54)が溺れて死亡。藤沢市の海岸沖約35メートルでは、同市遠藤、会社員古泉洋さん(42)がうつぶせで浮いているのを男性サーファー(41)が発見したが、死亡したという。




 先日は東京の都心部でも体温を超える地区が続出したとは聞いていたのですが、館林市の38.5度や熊谷市の38.3度は(暑さそのものは厳しいものの)ある意味最高気温を記録するいわば常連さんで、高い最高気温が検出されても嫌な意味で慣れてしまったのですが、東京の練馬区でも37.9度と38度近くまで上昇したことには、ただただ吃驚しましたね…。
 もはやこの水準まで来ると、エアコンを使用しない方が体に毒ですし、もし電力供給がひっ迫するようだと大量に電力を使用する一部の工場の操業そのものを自治体が強制命令を出すことでピークの時間帯だけ止めてもらうしか手立てはないのではないかとさえ思うのですが、定期検査のために停止した原発の再稼働がほとんど再開していない現状を考慮すると、この電力不足は東京電力や施設の被災の度合いの大きい東北電力だけでなく、沖縄を除いた日本全国で 今年だけでなくこれから先数年続く という最悪のシナリオも覚悟しなければならないでしょうし、単に電力消費量の問題だけでなく、シフト勤務を余儀なくされる従業員のメンタル管理や家庭の事情にも十分配慮した勤務シフトを超長期的に組み替えていくことも真剣に考えていかなければならないのではないかと思います。

安愚楽牧場関係の相談殺到 相談者の契約額平均1千万円

2011-08-19 05:13:55 | Weblog
安愚楽牧場関係の相談殺到 相談者の契約額平均1千万円 2011年08月19日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0818/TKY201108180303.html
 「和牛オーナー制度」が行き詰まり、民事再生法の適用を申請した安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県)に関する相談が急増している。国民生活センターの18日のまとめでは、経営状況の悪化が報じられた8月に入ってから、全国の消費生活センターに寄せられた相談は734件。相談者の契約金額は平均1067万円だった。
 安愚楽牧場に関する相談は2006年度以降に926件あり、今年8月分だけで8割を占める。多くが「経営が傾いていると聞いたが、どうしたらよいか」などの不安の声だ。なかには1億円以上にのぼる契約をした人もいたという。
 「全国安愚楽牧場被害対策弁護団」(団長・紀藤正樹弁護士)では、電話相談(03・3261・3026/平日午前11時~午後4時)も受け付けている。国民生活センターは「全国の消費生活センターでも被害弁護団の情報は把握しているので、問い合わせてほしい」と呼びかけている。
 19日には、東京・両国国技館で午後1時と午後6時の2回、同社の債権者説明会が開かれる。




 う~ん…(滝汗
 こんな発言をすると、被害者に更に鞭を打つようで非常に心苦しいのですが、どうして日本人という人種は一度相手を信頼仕切ってしまうと、それ程大金持ちでない方であっても(むしろ小金持ちだから?)一つの商品に1000万円を超える大金をぽんとつぎ込んでしまうんでしょうかねぇ…(溜息
 投資の有名な格言に『卵を一つの皿に盛るな』というのがあるのですが、同じ皿に生卵を乗せていて不注意で床に落としてしまえば全て割れてしまうように、投資も分散が基本原則。
 まだ銀行のように、本体が経営破綻しても元本1000万円までは保証してくれるような保護機構のある金融商品ならば、ある程度まとまったお金を預けるのもわかるのですが、安愚楽牧場の場合は投資対象は和牛のみで、その和牛の売れ行きで経営が左右されるリスクの高いビジネスモデルと言えるでしょうし、(高島屋や伊勢丹のような明白な勝ち組ではない)経営が厳しい地方百貨店発行の全国百貨店共通商品券や友の会でさえ、わざわざ数百万円も購入する個人客などまずいないと思いますが、こういった業界団体による保護機構を持たない金融類似商品というものは、一旦経営破綻に追い込まれるとそれこそいくら回収できるか全く見込みが立ちませんし、別にこういった金融類似商品の購入そのものまで否定するつもりは毛頭ありませんが、せめて自分の家で消費できる程度の牛肉(おまけ)が手に入る程度の金額に投資金額は留め、間違っても余った牛肉は転売して儲けようなどと目論んだり、あるいは知人へのお歳暮に使ったりするといった用途で、こういった商品を大量に購入するなどとは夢にも考えないことが、被害を最小限にとどめるリスク対策ではないかな…と思います。