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ユーロ急落、対円で約11年ぶり安値の95.40円

2012-07-21 09:14:40 | Weblog
ユーロ急落、対円で約11年ぶり安値の95.40円 2012年07月21日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT820027120120720
 20日午前の米ニューヨーク為替市場では、ユーロが急落し、対円でおよそ11年ぶり、対ドルで約2年ぶりの安値をつけた。スペインをめぐる懸念や同国国債の利回り上昇を嫌気したユーロ売りに圧迫されている。
 ユーロ/円は一時、2000年11月終盤以来の安値となる95.40円をつけた。直近では約1%安の95.49円。
 ユーロ/ドルは一時1.2143ドルと、2010年6月半ば以来の安値に沈んだ。

NY円、続伸 1ドル=78円40~50銭、対ユーロで11年半ぶり高値 2012年07月21日 日経
 20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅ながら3日続伸し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=78円40~50銭で終えた。欧州の債務問題への警戒感が再燃し、ユーロがドルや円に対して大幅に下落した。ユーロに対する買い圧力が相対的に強かった円が対ドルでも上昇した。
 スペインのバレンシア地方政府が中央政府に財政支援を求めるとの欧米メディアの報道をきっかけに、スペインの10年物国債利回りが急上昇(価格は急落)した。安定して資金調達ができない水準とされる7%を上回り、単一通貨ユーロ導入後の最高を更新した。
 欧州中央銀行(ECB)がギリシャ国債などを当面は資金供給の担保として受け入れないと発表したこともユーロ売りに拍車をかけ、円の対ドル相場を押し上げた。
 円とドルを直接取引する材料が乏しかったため、円の対ドルでの値動きは小幅だった。この日の円の高値は78円46銭、安値は78円62銭だった。
 円は対ユーロで大幅に3日続伸し、前日比1円5銭円高・ユーロ安の1ユーロ=95円40~50銭で終えた。一時、95円35銭と2000年11月以来ほぼ11年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。世界的に株安が進み、運用リスクを回避する姿勢を強めた投資家が相対的に値動きが安定している円を買う動きを強めた。
 ユーロは対ドルで大幅に3日続落し、前日終値の1ユーロ=1.22ドル台後半から1.21ドル台半ばに水準を切り下げた。欧州情勢への警戒感からユーロ売りが膨らみ、一時は1.2144と10年6月14日以来、約2年1カ月ぶりの安値を付けた。高値は1.2204ドルだった。


ユーロが対ドル・円で下げ幅広げる、独政党メンバーのギリシャめぐる発言が背景 2012年07月21日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPTK820009120120720
 20日の外為市場では、ユーロが下げ幅を広げた。トレーダーによると、ユーロ加盟国は合意した改革を履行すべきであり、できなければユーロから離脱すべきだとの独連立政権を構成する政党メンバーによる発言が独紙で報じられたのが手掛かり。
 メルケル独首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党、キリスト教社会同盟(CSU)のシニアメンバー、Gerda Hasselfeldt氏は、独紙Rheinische Postとのインタビューで、ギリシャがユーロ圏にとどまることができるかと問われた際、「ある国が義務を履行する気がなかったり、履行できなかったりすれば、その国はユーロから出て行かなければならない」と述べた。





 で、ユーロが対円で約11年ぶりの安値となる1ユーロ95.40円まで円高が進行。急落の背景には独政党メンバーのギリシャをめぐる強硬な発言があるようですが、20日の欧州株式市場ではスペインが5.8%強、イタリアが4.4%弱の大幅下落で独仏も2%前後の大幅下落となり、米国や英国株式市場も1%前後の下落。
 週明けの東京市場も、輸出株主導で厳しい値動きになりそうですね。