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豊橋市長に佐原氏再選 愛知

2012-11-12 07:10:29 | Weblog
豊橋市長に佐原氏再選 2012年11月12日 中日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012111290003339.html
 愛知県豊橋市長選は11日、投開票され、無所属現職の佐原光一氏(59)=自民推薦=が無所属新人の元衆院議員杉田元司氏(61)を破り、再選を果たした。互いの支持基盤である保守層が分裂する選挙となったが、佐原氏は、3人が立候補した前回選挙から1万1765票を上積みした。投票率は41・16%で前回より4・39ポイント低かった。当日有権者数は29万1834人。
 佐原氏は中部地方整備局副局長などを経て、前回選挙で初当選。主に国道の整備促進や三河港への企業誘致、首都圏での豊橋のPR活動を1期目の実績に掲げた。2期目の政策は、市中心部の活性化策や東三河8市町村による広域連合結成などを訴えた。自民党県連や連合地域組織の推薦を受け、大半の自民系市議が支援する組織戦を展開し保守票を固めた。
 杉田氏は衆院議員や県議の政治経験をアピール。佐原氏が進めた東京事務所設置などを批判し、小学校の給食費無料化などを訴えた。一部の自民系市議や県議から支援を受け、現職批判票も取り込み5万票以上を集めたが、及ばなかった。
 民主党と公明党は自主投票だった。
◇愛知県豊橋市 市長選挙結果
当 佐原光一 59 無現 62867 =自民推薦
  杉田元司 61 無新 55671


 
 愛知県豊橋市は、県の南東部にある東三河地区の人口約37.5万人の中心都市で、市長選は現職で自民が推薦する59歳の佐原光一氏に対して、新人で元自民党衆院議員の61歳の杉田元司氏が挑みましたが、
 「シャイな豊橋の街が少しずつ元気に外に向かって発信していく取り組みに変わってきていると感じる」とこれまでの成果を強調すると共に、2期目は自立した地域づくりや希望と誇りを持て安心安全な街づくりを目指すと力説。東三河広域連合の実現と三遠南信地域の連携を推進することや首都圏プロモーション活動の拡大、自動車輸入港としての三河港振興、障害者の社会参加促進、中心市街地のにぎわい創出などを掲げた佐原光一氏が62867票を獲得して、
 「この4年間で閉塞感が覆っている。払わなければいけない」と現職の市政運営を批判。豊橋駅を中心としたにぎわいのある街づくりや、中心市として、関係市町村から心を寄せてもらえ、手を差し伸べ合う東三河づくりを目指すと訴え、「温かみ、人情ある市政に変革していく」と強調。市職員の人件費削減や東京事務所の廃止、総合動植物公園運営費などを見直し、小学校の給食費無料化、国民健康保険の負担軽減。脱原発 などを掲げて55671票を獲得した杉田元司氏 を退けて再選を決めました。
 挑戦者の杉田元司氏は、2005年9月に行われた衆議院選挙に愛知県第14区から出馬するも小選挙区で敗れて比例復活当選するも09年9月に行われた総選挙で惨敗して2010年12月に一度は引退を表明された方だったのですが、今回の選挙に出馬。いろいろと公約を掲げてはいたものの、現職に及ばなかったようですね。

千曲市長に岡田氏 初当選、三つどもえ制す  長野

2012-11-12 07:02:08 | Weblog
千曲市長に岡田氏 初当選、三つどもえ制す 2012年11月12日 信濃毎日
http://www.shinmai.co.jp/news/20121111/KT121111ASI000002000.php
 近藤清一郎氏の病気辞職に伴う千曲市長選は11日投開票し、無所属新人で前市参与の岡田昭雄氏(61)=森=が、共に無所属新人で、会社社長の柳町博之氏(49)=鋳物師屋、元会社員の宇田川弘子氏(53)=中=を破り、初当選した。
 岡田氏は近藤氏の出馬要請を受け、10月26日に表明。争点となった市内への新幹線新駅誘致は活動を継続する立場で、県が策定中の新総合交通ビジョンに明記されるよう取り組む方針を示した。合併による市発足から来年で10年になるのを見据え、行政経験をアピールしながら「合併の仕上げをしたい」と訴えた。
 近藤氏の後援会員も加わって自身の後援会を新設。民主党の羽田孜元首相(衆院3区)後援会「千曲会」の更埴連合支部の推薦を得たほか、市職員時代の人脈などを生かして手堅い戦いを進め、最終的に幅広い支持を集めた。
 近藤氏と一騎打ちだった2007年の前々回に続いて出馬した柳町氏は、最も早い同12日に立候補を表明した。科野(しなの)青年会議所OBらの支援を受け「世代交代」を主張。新幹線新駅誘致は継続する意向を示した上で、情報公開を重視。「市民の声を聞いて判断したい」と訴えた。若い世代を中心に一定の支持を得たが、前市政からの転換を望む層の得票が宇田川氏と分散したこともあり、及ばなかった。
 宇田川氏は同30日に出馬表明。唯一、新幹線新駅誘致反対を明言し、女性の視点を生かす市政も主張した。市議会会派の共産党市議団、市民クラブが支援。新駅誘致反対の層を中心に浸透し、旧戸倉町域などで強みも見せて追い上げたが、出遅れも響いた。
 投票率は52・35%。11年の前回選は無投票で、07年前々回選の51・84%を0・51ポイント上回った。
★ 長野県千曲市 市長選挙結果
当 岡田昭雄   10549
  柳町博之   9676
  宇田川弘子  6080




 長野県千曲市は、県北部に位置する2003年9月に更埴市・戸倉町・山田町の三市町の合併により誕生した人口約6.1万人の市で、市長選は2007年10月に就任するも病気治療を理由に現職の近藤精一氏が辞職したため、市長選は前千曲市参与で61歳の岡田昭雄氏、環境計量士で53歳の共産が支援する宇田川弘子氏、会社社長で49歳の柳町博之氏による3新人の争いとなりましたが、
 前市長辞任で市政は緊急事態とし「市政を継承する」と強調。新駅誘致の継続を訴えた岡田昭雄氏が10549票を獲得して、
 新駅誘致を進めるとしつつ「駅が本当に必要なのかを市民が判断できるように情報を公開する」と訴え9676票を獲得した柳町博之氏
 新駅誘致に反対し「反対する市民の声を市政に届ける」と主張して6080票を獲得した宇田川弘子氏 の両氏を抑えて3新人の争いを制しました。

 ん…。県都長野市と上田市の中間に位置する千曲市に新幹線新駅が本当に必要なのかな…という気もしなくもないのですが、通過されるだけの形となる市民としても気持ちは複雑でしょうし、投票結果は新駅慎重派と新駅反対派が票を食い合う形で、現職が推した候補が逃げ切り当選。
 初当選を決めた岡田氏がどう市制の舵取りを行うのか要注目です。

守谷市長選 会田氏が4選  茨城

2012-11-12 06:51:31 | Weblog
守谷市長選 会田氏が4選 2012年11月12日 茨城
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13526471656795
 任期満了に伴う守谷市長選と市議補選(欠員1)は11日、市内?カ所で投票が行われ、即日開票の結果、市長選では現職の会田真一氏(61)が、新人で前県議のスポーツインストラクター、梶岡博樹氏(35)=みんな推薦=を破り、4選(町長2期を除く)を果たした。有権者数は4万9330人、市長選の投票率は54・32%だった。
 「実現力が政治力」を旗印にした会田氏は、子育てサポートの一環で、全国初のB型肝炎を含む6ワクチン接種無料化などの実績を誇示して「多選批判」をはね返した。
 さらに幼保、小、中、高連携の教育制度推進など、新たな施策を示して「不断の改革を実行する」と訴え、全域で支持を広げた。
 梶岡氏は「若さと県議2期の経験」を前面に打ち出し、現職の「5期20年のしがらみ一掃作戦」などを掲げたが、出馬表明の遅れもあって、浸透できなかった。

★茨城県守谷市 市長選挙結果
当 14194 会田真一 61 無現
  12197 梶岡博樹 35 無新



 茨城県守谷市(もりやし)は、県南部に位置する千葉県柏市などに隣接する2002年に市制施行した人口約6.4万人弱の市で、市長選は現職で4選を目指す61歳の会田真一氏に対して、前県議でみんなの党が推薦する35歳でスポーツインストラクターの梶岡博樹氏が挑みましたが、
 「20年前の町長選で『協働』を掲げたが、本当に市民手作りのまちになったと感じている。市制10周年の式典は市民が取り仕切り、守谷駅前の開発も市民の力で出来た。全国でも珍しい地域担当職員制度も、職員は当然と受け止めてくれた。来期は、市民と一緒に作った地域ごとの福祉計画を実行する。小中高一貫校の誘致を実現し、連携教育を進めたい。不妊治療の助成もする。4年前の公約はほぼ達成した。今回も必ず実行する」と協働のまちづくりや生活基盤整備の実績を強調し、「何十年もかかって今の守谷がある」と、3期12年の実績を強調すると共に、多選批判をかわした会田真一氏が14194票を獲得して、
 しがらみを一掃して税の無駄遣いを廃止し、市民税を5%カットして子育てしやすい守谷にする。いじめ防止条例の制定など思いやりとぬくもりのある教育に取り組み、地域力を向上させる。県議2期の実績と若さで改革を進め、守谷駅前には商業施設を作って若者が集まるようにする」と訴え12197票を獲得した梶岡博樹氏 に2000票近い差をつけて再選を決めました。
 
 挑戦者の梶岡博樹候補は当初は国政を目指していたようですが、『現職が当選したら(町長時代からの)6期24年は長すぎる』という市民の声に押されて告示直前に立候補したようで、若さもあり現職批判票も取り込んで善戦したものの、現職に2000票程の差をつけられあと一歩及ばず。
 ライバルの経歴や立候補理由を考慮すれば、もう少し現職が楽に逃げ切るかな…などと個人的には予想していたのですが、予想外の苦戦を強いられた現職は次の4年間でどのような実績を残してくれるのでしょうか…。
 この自治体も昭和40年には人口がわずか11500人弱だったのが、現在は5倍以上に膨れ上がり今でも人口が増加中。しかも高齢人口率も11.1%と全国で6番目に低いと言われるように若い方が多いだけに、昔から住んでいる旧住民の方と東京圏へのサラリーマンやその家族(新住民)とでは、意識の違いも大きいのではないかとも思うのですが、どう市民の意見を幅広く公平に取り込んでまとめていくかが問われていくことになるかと思います。

沖縄県那覇市 市長選:現職の翁長氏、大差で4選

2012-11-12 06:47:52 | Weblog
那覇市長選:現職の翁長氏、大差で4選 政治 2012年11月12日 沖縄タイムズ
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-11-11_41401
 任期満了に伴う第20回那覇市長選挙は11日投票、即日開票され、無所属で現職の翁長雄志氏(62)=自民、公明、民主、新党改革推薦=が7万2475票を獲得し、無所属新人の村山純氏(64)=共産推薦、社民、社大支持=に5万1692票差をつけて4選を果たした。当選者と次点の得票差としては、1976年に次いで過去2番目の大差となった。
 翁長氏は選挙戦で3期12年の市政運営の実績をベースに、行財政改革の継続と「協働のまちづくりの総仕上げ」を訴え、市政運営の手腕に信任を得て圧勝した。
 政治団体代表の石田辰夫氏(60)は2670票だった。



 沖縄県那覇市は県南部に位置する人口約31.9万人の県都で、市長選は 現職で4期目を目指す自民・公明・民主・新党改革が推薦する62歳の翁長雄志氏、共産が推薦・社民と社大が支持する64歳の村山純氏、政治団体代表で60歳の石田辰夫氏の3人による争いとなりましたが、
 「人と人の心を結び付けるまちづくりをする。沖縄らしい優しい社会の構築、風格ある県都・那覇市をつくりたい」と訴えた翁長雄志氏が7万2475票を獲得して
 「市民をいじめる民自公が応援する翁長市政に審判を下す大事な選挙だ。戦いを勝ち抜き、市民が主人公の革新市政をつくる」と訴え20783票を獲得した村山純氏に5万1692票の圧倒的大差をつけて危なげなく再選。
 官僚制の廃止と公務員制度を改革を訴えた石田辰夫氏は2670票の獲得に留まりました。

 現職は普天間飛行場の辺野古移設反対やオスプレイ配備反対を求める県民大会で共同代表を務めていることもあり、どうやら無党派層からも幅広く支持を獲りこんだようで、この選挙区ではここ2回程は当選する方(現職)が7~7.5万票を獲得VS次点が5,5万票を獲得するというパターンだったのですが、今回は現職の実質信認投票状態。
 挑戦者は全く歯が立たない状態だったようです。