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小城市長 江里口さん3選  佐賀

2013-03-25 11:52:46 | Weblog
小城市長江里口さん3選 2013年3月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20130324-OYT8T01175.htm
 小城市長選は24日に投開票され、現職の江里口秀次氏(60)(無所属)が、新人で段ボール加工会社社長の江口利男氏(67)(同)を破り、3回目の当選を決めた。投票率は30・67%で前々回(前回は無投票)に比べ40・93ポイントも下回り、有権者の関心は低かった。
 市長選は、旧4町の合併で同市が発足した2005年以来の選挙戦となった。
 江里口氏は、昨年12月の市議会で出馬を表明。選挙戦では、街頭演説を中心に行い、旧町庁舎の統合や企業誘致による雇用創出など、これまでの実績を強調。加えて17年に予定されている長崎道小城パーキングエリア・スマートインターチェンジの供用開始をにらんだ産業活性化策、観光客増加に向けた取り組みの推進、農業振興などを訴えて支持を集めた。
 市内の江里口氏の事務所には、支援者らが集まり、当選が決まると、大きな拍手が起きた。江里口氏は「たくさんある課題にしっかり取り組み、小城を大きく進化、発展させていきたい」と決意を語った。
 今回の市長選は当初、無投票が予想されていたが、江口氏が「多選によるなれあいの政治を防ぐため、無投票を阻止したい」として急きょ立候補。しかし、現職の信任投票の意味合いが強く、市民の関心は最後まで低調だった。
 低投票率について江里口氏は、「大変、不名誉な数字。だが、投票所に足を運んでもらえなかった有権者にも政策は伝えることができたと思う」と語った。

★佐賀県小城市 市長選挙結果
当  9199 江里口秀次 無現
   1621 江口利男 無新



 佐賀県小城市は、県のほぼ中央に位置する2005年03月に小城郡4町(芦刈町・牛津町・小城町・三日月町)が合併して発足した人口約4.4万人の市で市長選は現職で60歳の江里口秀次氏に67歳の江口利男氏が挑みましたが、
 「市役所の体制がやっと一つになり、次の4年間は小城市が発展、進化する時期」「行政と民間が一体となって中心市街地の活気を取り戻したい」「安全で安心して住める小城市に」「6次産業化にしっかりと取り組み、活力ある農業にしたい」と訴えた現職江里口秀次氏が9199票を獲得し、
 「共稼ぎや親子の公務員から給与の5~20%の援助金をもらい、温泉施設の建設に充てたい」「経済活性化のため、市内飲食店を利用した市職員に補助金を出す」と述べ1621票を獲得した江口利男氏を一蹴。危なげなく再選を決めました。

 まあ、この選挙戦。対立候補が選挙運動を行わずポスターも作製しない。立候補の届け出も必要な書類が足りずに一旦自宅に戻って午後に提出するなど、本気で戦う気があるのかクビを傾げることしかできない選挙選だったのですが、立候補理由が「無投票を阻止する」では盛り上がらないこと甚だしいのですが、それでも江口氏に1621票入ったのは、現職に不満を持つ方も少なからずいることの裏返し。再選を決めた江里口秀次氏は次の4年間どのような市制運営を行ってくれるのでしょうか。

赤磐市長に友実氏初当選 「対話」訴え、現職ら破る 岡山

2013-03-25 11:47:21 | Weblog
赤磐市長に友実氏初当選 「対話」訴え、現職ら破る 2013年03月25日 山陽 
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013032423393462/
 任期満了に伴う赤磐市長・市議選は24日、投開票が行われ、市長選は無所属新人で元岡山市職員の友実武則氏(55)が、無所属現職で再選を目指した井上稔朗氏(61)、無所属新人で映画製作者の蜷川澄村氏(61)を退け、初当選を果たした。
 深刻な実態が明らかになった教育問題をはじめ、子育て環境の整備、雇用の場の確保、医療・福祉対策、農業振興などを争点に舌戦を繰り広げた。
 友実氏は33年間の行政経験と幅広い人脈を強調し、「対話と現場主義」を訴えた。政党推薦は受けなかったものの、自民党衆院議員や保守系岡山市議らが個別に支援。全域を細かく歩き浸透した。
 当選確実が伝えられ、支持者と抱き合いながら姿を現した友実氏は「教育や財政など、市には課題がたくさんある。一つ一つを市民と対話しながら解決し、まちづくりを進めていきたい」と抱負を述べた。
 井上氏は民主党と日本維新の会の推薦を受け、1期4年の実績をアピールしたが、及ばなかった。
 市長選の投票率は65・01%(男63・73%、女66・16%)。2009年の前回(67・64%)を2・63ポイント下回った。当日有権者数は3万6119人(男1万7048人、女1万9071人)。

赤磐市長 友実さん初当選2013年03月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20130324-OYT8T01183.htm
<現職破る 「教育、財政市民目線で」>
 赤磐市長選は24日投開票され、新人で元岡山市消防局危機管理監の友実武則さん(55)(無所属)が、再選を目指した現職の井上稔朗さん(61)(無所属=民主、維新推薦)と新人で映画プロデューサーの蜷川澄村さん(61)(無所属)を破り、初当選を果たした。当日有権者数は3万6119人、投票率は65・01%(前回67・64%)だった。
 同市中島にある友実さんの事務所に当選確実の知らせが入ると、友実さんは支持者らとがっちり握手。「教育や財政の課題に市民目線で取り組み、信頼される赤磐市をつくっていく」と抱負を語った。
 選挙戦では、医療や福祉、教育の改善、企業誘致などを訴えて支持を集め、知名度のある井上さんを振り切った。合併した4町の中で最大の票田である旧山陽町の出身で、同町出身市長を求める地元の声も追い風となった。
 友実さんは、岡山大大学院自然科学研究科修了。1980年に岡山市役所に入り、同市水道局審議監などを務め、昨年退職した。

<市議18人決まる>
 今回から定数が4減となり、24人による激戦となった市議選(定数18)も24日投開票され、現職13人、新人5人の新しい顔ぶれが決まった。投票率は65・01%(前回67・64%)。党派別では、公明2人、共産1人、無所属15人となった。
★岡山県赤磐市 市長選挙結果
当 11605 友実武則 無新
  11123 井上稔朗 無現
    315 蜷川澄村 無新



 岡山県赤磐市は、2005年3月に山陽町・赤坂町・熊山町・吉井町の4町が合併して発足した岡山市のベッドタウン的存在の人口約4.3万人の市で、市長選は2009年4月から1期4年現職を務めた井上稔朗氏に、元岡山市職員で55歳の友実武則氏、ドキュメンタリープロデューサーで61歳の蜷川澄村氏の2新人が挑みましたが、
 赤磐市に隣接した岡山市で都市整備や危機管理の要職を歴任。広い人脈と行政手腕をアピールして、「生まれ育った赤磐のために持てる力をフル活用したい」と訴えた友実武則氏が11605票を獲得して
 「厳しい財政難の中で、市議会の支援を受けて、乳幼児から中学3年生までの医療費無料化にこぎつけました。緊急課題だったごみ処理施設建設も市民の理解を得て着工、4月稼働の運びに」と1期4年の実績を強調すると共に、2期目の抱負について「医療福祉の充実、企業誘致、地場産業の育成、行政改革など山ほどあります。いずれも緒についたばかりの課題。実現に向けて頑張りたい。特に食品メーカーを誘致して雇用の安定を図りたい。赤磐市が発展するための柱になります」と訴え11123票を獲得した現職の井上稔朗氏
 を僅差で退けて初当選。
 反原発を訴えた蜷川澄村氏は315票の獲得に留まりました。

 目立った選挙活動の伴わない蜷川澄村氏は問題外だと思っていたのですが、井上氏は民主だけでなく維新の推薦も受けていて、一方の友実氏は岡山市とゆかりの深いお方。一見現職が有利かとも思っていたのですがごみ処理施設建設の問題で市民の反発が思いのほか大きかったのか、それとも他にも市民からそっぽを向かれる要因でもあったのか。
 現職を破り初当選を決めた友実武則氏はどのような市制運営を行ってくれるのでしょうか。


石川県小松市長選は現職和田氏圧勝

2013-03-25 11:43:24 | Weblog
和田氏が大差で再選 小松市長選 2013年03月25日 北國
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20130325101.htm
 任期満了に伴う小松市長選は24日、投開票が行われ、現職の和田慎司氏(61)=無 所属、1期、有明町=が3万4490票を獲得し、元職北栄一郎氏(65)=無所属、白 山町=に2万4840票差をつけて再選を果たした。投票率は過去2番目に低い54・4 2%で、前回選の72・10%から大幅に下落した。
 北氏は9650票、新人浜崎茂氏(45)=無所属、若杉町=は1453票だった。
 和田氏は昨年9月、市議会の一般質問の答弁で再選出馬を表明した。自民勢力が分裂し た前回選と異なり、同市選出の県議全4氏と大半の市議の支援を受けた。1期目は民間の 経営感覚を取り入れた市政改革を進め、市債残高を圧縮しながら保育料や水道料の引き下 げなどを実現した。選挙戦では改革の継続を訴えた。
 北氏は、市による旧大和小松店跡地の取得を撤回して企業や大学が主体となった再活用 を主張したが、支持は広がらなかった。浜崎氏は供託金没収となる。
 和田氏の新任期は4月13日から4年間。当選証書付与式は26日に市役所で行われる 。

小松市長に和田氏再選 2013年03月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20130324-OYT8T01185.htm
 小松市長選は24日、投開票が行われ、現職の和田慎司氏(61)が、元市長の北栄一郎氏(65)と新人の浜崎茂氏(45)を破り、再選を果たした。投票率は54・42%(男性54・14%、女性54・67%)で、前回(72・10%)を大幅に下回った。
 同市宝町の事務所に当選確実の知らせが入ると、詰めかけた支持者らから歓声がわき起こった。
 和田氏は「4年間、小松市の課題を一つ一つ解決してきたことが評価された」と振り返り、「これまで以上に魂を込めてしっかりと歩みたい。小松の魅力を全国に伝えたい」と2期目の抱負を語った。
 和田氏は昨年9月に立候補を表明。同市選出の県議や大半の市議から支持を集めたほか、JAや連合など市内の各種団体の支援も得て勝利した。
 北氏は、和田氏に対する批判票の取り込みを狙ったが及ばなかった。北氏は、同市今江町の事務所で「私個人というよりも小松市にとって残念なことだ。結果責任は全て私にある」と述べた。

★石川県小松市 市長選挙結果
当 34490 和田慎司 無現
   9650 北栄一郎 無元
   1453 浜崎茂 無新




 石川県小松市は、県南部の建設機械メーカーのコマツの企業城下町として有名な人口約10.8万人の市で、市長選は2009年から1期4年現職を務めて再選を目指す61歳の和田慎司氏に、元小松市長(1992~1997年)で65歳の北栄一郎氏、45歳で自営業の浜崎茂氏の2新人が挑みましたが、
 「医療や福祉などの分野でレベルアップを達成した4年間だった。改革を続けさせてほしい」と実績を強調した和田慎司氏が34490票を獲得して
 JR小松駅前の空き店舗増加など地域経済の疲弊を指摘。「先頭に立って東京や海外から小松に企業を誘致する」と訴え9650票を獲得した北栄一郎氏
 「市民が持つ夢や魅力を引き出して小松を活性化させ、市外から人を呼び込みたい」と訴え1453票を獲得した浜崎茂氏 の両氏を破り危なげなく再選を決めました。

 この選挙戦。96年7月7日に再選を決めた北栄一郎氏が1997年4月13日に行われた選挙(合併もないのでリコール騒動でもあったのでしょうか?)で西村徹氏に敗れ、その西村徹氏は01年・05年の選挙では再選を決めるも09年の選挙では和田慎司氏に敗れると、4年後の今回は表舞台から姿を消したと思われた北栄一郎氏が再び出馬するなどどうも地元の方でないとわからない因縁めいた話がありそうですが、結果は現職の圧勝。市民としては『何を今さら…』感も強かったのでしょうか…。