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宮崎市&延岡市長選は現職圧勝

2014-01-28 20:26:24 | Weblog
現職戸敷氏が再選 宮崎市長選 2014年1月27日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_3807.html
 任期満了に伴う宮崎市長選は26日、投開票が行われた。即日開票の結果、現職の戸敷正氏(61)=自民、民主、公明党推薦、無所属=が8万7447票を獲得して再選を果たした。戸敷氏は後援会や支持団体を挙げた組織戦を展開し、共産党新人で党市生活相談室長の橋口寛氏(63)に7万4255票差をつけ、圧勝した。各党相乗りの現職対共産新人という構図に加え、有権者の関心を引きつけるだけの際だった争点がなく、投票率は31・56%(男31・74%、女31・41%)と前回(48・15%)を大きく下回り、過去最低となった。
★宮崎県宮崎市長選挙結果(投票率31.56%)
当 87447 戸敷正 無現
  13192 橋口寛 共新

現職首藤氏が3選 延岡市長選 2014年1月27日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_3808.html
 任期満了に伴う延岡市長選は26日、投開票が行われ、即日開票の結果、現職の首藤正治氏(58)=自民、民主、公明、社民党推薦、無所属=が3万3479票を獲得。新人で前市議会副議長の小田忠良氏(64)=無所属=を2万2076票差で破り、3選を果たした。新人で会社社長の岩崎信氏(47)= 同=は及ばなかった。対立するような大きな争点がない中で有権者の関心は低く、投票率は44・68%(男44・05%、女45・23%)と前回(60・26%)を下回り、過去最低となった。
★宮崎県延岡市 市長選挙結果(投票率44.68%)
当 33479 首藤正治(58)無現=自民、民主、公明、社民推薦
  11403 小田忠良(64)無新
  2014 岩崎信(47)無新


宮崎、延岡市長選 投票率最低 2014年1月28日 読売
 宮崎市長選で再選された戸敷正氏(61)と延岡市長選で3選を決めた首藤正治氏(58)は当選から一夜明けた27日、ともに市政のかじ取りへの意欲を語る一方、投票率が過去最低となったことを残念がった。
 宮崎市長選の投票率は過去最低だった2002年の34%を2・44ポイント下回る31・56%だった。戸敷氏は当選証書付与式に出席後、市役所で記者会見を開き、「住民が市政に参加する市民総力戦を訴えたが、十分ではなかった」と述べた。
 陣営は三つどもえとなった4年前の得票に約4万票を上乗せした12万票を目標にしていたが、約5000票の上積みにとどまった。戸敷氏は「前回より票が増えたのは市政を『任せる』ということ。信任を得た結果と思っている」と強調した。
 2期目で重視する課題の一つとして南海トラフ巨大地震への対策を挙げ、「(国の財政支援を受けられる)特措法の特別強化地域指定に向けた努力を第一に考えたい」とし、津波避難タワーや避難路の整備、防災士1000人の養成などに取り組む考えを示した。
 14年度にも宮崎市と北九州市が東九州自動車道で結ばれることには「しっかりと対策を練って、自動車関連産業など今までできなかった企業誘致も展開したい」と語った。
 首藤氏も当選証書の付与後、記者会見に臨み、東九州道開通について「地域経済の振興につながるよう観光資源を磨き、情報発信にも力を入れたい」と述べた。
 投票率が過去最低の44・68%だったことは「多くの市民に判断してもらうことが望ましいので残念。選挙期間中はできるかぎり盛り上がるように努力した」と語った。

<争点の少なさ要因>
 宮崎市長選の投票率が過去最低だったことについて、宮崎公立大の有馬晋作教授(行政学)は「戸敷氏が早くから政党や団体などの支援を取り付け、優位な状況になったことや、分かりやすい争点がなかったことが要因の一つだろう」と指摘。そのうえで「リーダーが厳しい局面に立ったとき、選挙の信託が決断を後押しする。投票は民主主義の根幹をなす大事な行為だと認識してほしい」と語った。




 宮崎県宮崎市は、2006年1月に1月に田野町・佐土原町・高岡町。2010年3月に清武町を編入した人口約40.2万人の県都で、市長選は現職で再選を目指す自民・民主・公明が推薦&社民も支持する61歳の戸敷正氏と、共産党県中部地区常任委員で63歳の橋口寛氏の一騎打ちとなりましたが、
 行財政改革などの実績を強調し、防災力強化や観光の活性化などを主張した戸敷正氏が87447票を獲得して、
 福祉優先の市政や、カジノ施設の誘致反対などを訴え13192票を獲得した橋口寛氏に6.6倍の圧倒的大差をつけて、危なげなく一蹴して再選を決めました。
 まあ、さすがに県都で市民に選択肢を与えない無投票はみっともないでしょうし、対抗候補を打ち出さざるを得ないメンツもあったのかもしれませんが、社民党も現職の支持に回る程の候補者選定では、結果はおのずとわかっていたこと。
 選挙に係る費用(ポスター作製費や人件費など)を福祉に回せたら…などと言ったらやはりお叱りを受けてしまうでしょうか。

 そして宮崎県延岡市は、県北部に位置する2006年2月に北浦町・北方町、2007年3月に北川町を編入した人口約12.8万人の市で、市長選は2006年2月から2期8年現職を務めて3選を目指す民主・公明・社民・自民延岡支部が推薦する58歳の首藤正治氏に、市民団体代表で47歳の岩崎信氏、前市議会副議長で64歳の小田忠良氏の2新人が挑みましたが、
 2期8年間の実績を強調し、市政の継続による発展を訴えた首藤正治氏が33479票を獲得。
 観光に重点を置いた地域振興や行財政改革を掲げて11403票を獲得した小田忠良氏
 行政事務の電子化や市長給与の減額や市民税引き下げを訴えて2014票をした獲得した岩崎信氏 の両氏を危なげなく退けて3選を決めました。
 
 どちらも争点の少なさが影響したのか、現職の圧勝です。

佐賀 嬉野市長選 谷口さん3選

2014-01-28 20:25:06 | Weblog
佐賀 嬉野市長選 谷口さん3選 2014年1月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20140127-OYT8T00039.htm
 嬉野市長選と市議選(定数18)は26日、投開票された。市長選は現職・谷口太一郎氏(67)(無所属=自民、公明推薦)が、新人で商業コンサルタント会社社長・藤山勝済氏(63)(無所属)を接戦の上で破り3選を果たした。現職12人、元議員2人、新人5人の計19人が立候補した市議選は、新しい顔ぶれが決まった。
 嬉野市嬉野町下宿の谷口氏の事務所には、夕方から支持者たちが次々と集まり、テレビで流れる開票速報を見守った。当選確実の情報が伝えられると歓声と拍手が沸き上がり、谷口氏は支持者らとともに喜びを分かち合った。
 谷口氏は、2期8年の実績を訴え、商工団体や農業団体の支持を取り付けるなどし、着実に支持を広げた。2006年に嬉野、塩田の旧2町が合併して新市となって初めての選挙戦となった今回を振り返り、「厳しい戦いだった。これから力強い市政運営で、市民と市の大きな発展のために全力を尽くしたい」と3期目の意気込みを語った。
 一方、藤山氏は、民間での経験をアピールし、産業の活性化策や地域振興策などを提案し、支持を訴えたが届かなかった。
★佐賀 嬉野市長に谷口氏3選(投票率72.36%)
当 8584 谷口太一郎(67)無現=自民、公明推薦
  7669 藤山勝済(63)


 佐賀県嬉野市(うれしのし)は、県西部に位置する2006年1月に嬉野町と塩田町が合併して発足した人口約2.7万人の市で、市長選は2006年1月から2期8年現職を務めて3選を目指す自民・公明が推薦する67歳の谷口太一郎氏に、商業コンサルタント会社社長で63歳の藤山勝済氏が挑みましたが、
 自民・公明が推薦する現職谷口太一郎氏が8584票を獲得して
 産業の活性化策や地域振興策などを訴え7669票を獲得した藤山勝済氏 をかろうじて振り切って3選を決めました。
 自民・公明の推薦という基礎票がありながらここまで迫られるというのは、市民は谷口市制を容認はしたものの厳しい目で見ていることの証。
 次の4年間でどれだけの実績を打ち出すことができるかが強く問われそうですね。

福岡 久留米市長選 楢原さんV「明るい街づくりに努力」 

2014-01-28 20:23:40 | Weblog
福岡 久留米市長選 楢原さんV「明るい街づくりに努力」 2014年1月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20140127-OYT8T00036.htm
 久留米市長選は26日、投開票され、無所属の現職・楢原利則氏(65)(自民、民主推薦)が、いずれも無所属で新人の久留米大教授・宮原信孝氏(55)、美容関連会社長・内野雅晴氏(37)を破り、再選を果たした。投票率は37・75%で、旧市時代を含め最も低かった前回を7・5ポイント上回った。
 楢原氏は公明、社民の地元支部や600を超える企業・団体の推薦も受けて組織戦を展開。市が建設中の複合施設「市総合都市プラザ」を活用した中心市街地の活性化策や、高齢者を地域で支える仕組みづくり、自動車関連産業の誘致促進などを訴え、手堅く票をまとめた。宮原氏と内野氏は、現市政が進める都市プラザや新ごみ処理施設の建設事業の見直し、市政への市民参画の推進などを主張したが、及ばなかった。
 支持者らが待機する市内のホテルに「当選確実」の知らせが伝わると、楢原氏は万歳と拍手で祝福され、「住みたい、住み続けたいと思ってもらえる、明るく幸せを感じてもらえる街づくりに、皆さんと力を合わせて精いっぱい努力したい」と抱負を語った。
★福岡県久留米市 市長選挙結果(投票率37.75%)
当 50756 楢原利則(65)無現=自民、民主、社民推薦
  35102 宮原信孝(55)無新
  4597 内野雅晴(37)無新


 福岡県久留米市は、県南部に位置する2005年2月に北野町・三潴町・城島町・田主丸町を編入して2008年4月に中核市に移行した人口約30.2万人の市で、市長選は2010年2月から1期4年現職を務めて再選を目指す楢原利則氏に、会社社長の内野雅晴氏と久留米大学文学部教授の宮原信孝氏の2新人が挑みましたが、
 「日本で一番住みやすい街」の実現を訴え、中心市街地に建設中の大型公共施設に対する「箱物行政」批判をかわした楢原利則氏が50756票を獲得。
 35102票を獲得した宮原信孝氏。4597票を獲得した内野雅晴氏の両氏を破り再選を決めました。


奈良生駒市長選は現職山下氏が圧勝

2014-01-28 20:19:52 | Weblog
山下氏、大差で3選 - 病院推進に意欲/生駒市長 2014年1月27日 奈良
http://www.nara-np.co.jp/20140127102305.html
 任期満了に伴う生駒市長選は26日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の山下真氏(45)=無所属=が、生駒民主商工会事務局長の久保秀徳氏(59)=無所属、政治団体「かがやけ生駒だいすき後援会」代表の土倉幸雄氏(77)=諸派=の2新人を大差で破り、3選された。山下氏は「2期8年の実績が評価された」と喜びを語った。当日有権者数は9万5705人(男4万4810人、女5万895人)。市長選は事実上「信任投票」の色合いが強く、投票率は38.87%にとどまり、同市の市長選では過去最高だった前回(53.15%)を14.28ポイント下回った。
★奈良 生駒市 市長選挙結果(投票率38.87%)
当 24729 山下真(45)無現
  7764 久保秀徳(59)無新
  3609 土倉幸雄(77)諸新


 奈良県生駒市は県北西部に位置する人口約12万人の市で、市長選は現職で3選を目指す45歳の山下真氏に、生駒民主商工会事務局長で59歳の久保秀徳氏、政治団体「かがやけ生駒だいすき後援会」代表で77歳の土倉幸雄氏 の2新人が挑みましたが、
 「最重要公約だった市立病院の建設工事が着々と進んでいる。生駒駅北口の再開発地域は4月に開業する予定だ」とこれまでの実績を強調。徳洲会を市立病院の指定管理者としていることに対しては「他の候補者は現在の政策を批判しているだけで対案はない」として、計画通り進める意向を示した山下真氏が24729票を獲得して
 「みなさんの暮らしを応援する」「安心してかかれる市立病院の建設を進める」「市民の願いが届く市民主人公の市政を進める」という三つの公約について説明すると共に、市立病院に関しては、「徳洲会に、法令順守や病院運営をどう進めていくかについて説明を求めて、指定管理者に適格であるかどうかを判断していきたい」と述べて7764票を獲得した久保秀徳氏、
 「建設地の借地代の支払いは永遠に続く。徳洲会を指定管理者から外した上で、病院を作るのなら、別の場所に身の丈にあった病院を作る」と主張。「住んで良かった、住み続けたいと思うまちを、市民とともに作りたい」と訴え3609票を獲得した土倉幸雄氏 の両氏に大差をつけて危なげなく3選を決めました。

 どうも新病院の指定管理者が渦中の徳洲会であることから争点もその問題だけに絞られたようですが、まだ謎の多い係争中の事件で具体的な対案がないこと。現職の若さを考慮すれば、新人2人よりも現職の言葉に説得力があり、新人両名は勝負もさせて貰えなかった感があります。


岐阜 美濃市長選 「永住できるまちに」 19年ぶり選挙戦、武藤氏制す

2014-01-28 20:16:54 | Weblog
岐阜 美濃市長選 「永住できるまちに」 19年ぶり選挙戦、武藤氏制す 2014年1月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20140127-OYT8T00023.htm
 26日投開票された美濃市長選で、前副市長の武藤鉄弘氏(61)(無所属)の初当選が決まると、同市中心部の事務所では、支持者らの拍手と歓声に包まれた。
 石川道政前市長(73)が初当選した1995年以来、19年ぶりの選挙戦。武藤氏は「皆さんのご支援のおかげ。石川市政を発展させ、住み続けられるまちを目指したい」と満面の笑みを浮かべた。
 武藤氏は石川前市長や地元県議らの支援を得て、選挙戦を展開。「笑顔あふれる元気な美濃市」を掲げ、県職員として培った38年間の行政経験の実績をアピール。学校給食費の支援や高校生の入院費無料化などを訴えて支持を広げた。
 一方、前市議の古田秀文氏(55)(無所属)は「市民が主体のまちづくり」を主張。行政の無駄を省く事業仕分けや市長の退職金廃止などを訴えたが、浸透しなかった。
 当日有権者数は1万8318人。投票率は66・09%と前回より18・33ポイント減り、過去最低だった。

武藤氏が初当選 美濃市長選 2014年01月27日 岐阜
 前市長の辞職に伴う美濃市長選は26日投票、即日開票され、無所属新人で前副市長の武藤鉄弘氏(61)が、同じく無所属新人で前市議の古田秀文氏(55)との接戦を制し、初当選を果たした。投票率は66.09%で、1954年の市制施行以降、市長選では過去最低だった。
★岐阜 美濃市長選挙結果(投票率66.09%)
当 6397 武藤鉄弘(61)無新
  5609 古田秀文(55)無新


 岐阜県美濃市は和紙作りで有名な人口約2.1万人の市で、市長選は1995年から現職を務めていた石川道政氏が辞職したことから副市長で61歳の武藤鉄弘氏と55歳で前市議の古田秀文氏による新人同士の争いとなりましたが、
 県職員として培った38年間の行政経験の実績をアピール。学校給食費の支援や高校生の入院費無料化などを訴えた武藤鉄弘氏が6397票を獲得して、
 行政の無駄を省く事業仕分けや市長の退職金廃止などを訴えた5609票を獲得した古田秀文氏を振り切って、新人同士の争いを制して初当選を決めました。
 19年振りの市長選ということもあり、どう転ぶか全く読めなかったのですが、知名度に勝る副市長が勝ち抜いたといったところでしょうか。
 まずは新市長のお手並み拝見ですね。