「悪質商法のすごい手口」 国民生活センターが出版 2009年4月24日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090424/crm0904241449028-n1.htm
架空請求、振り込め詐欺…。増加する悪質商法の手口を分析し対処法を示した「ここまで巧妙ならみんなだまされる! 悪質商法のすごい手口~知っておきたい被害の実態と対処法」(徳間書店)が出版された。監修した国民生活センターによると、こうした事例集が一般向けに出版されるのは初めてという。
同書は全320ページで9章から構成されている。全国の消費生活センターに寄せられる年間100万件の相談から具体的な事例を分析し、示した。
特に冒頭2章をさき、年間の相談が10万件にのぼる高齢者の被害の実態と被害の傾向を紹介している。
国民生活センターは「70歳以上の被害者が増加していることや、消費者問題に関心の薄い団塊の世代の男性を意識した」
続いて、3章から8章までは、「巧妙化が進む架空請求・振り込め詐欺」、「中年世代も狙われている」、「利殖の裏には悪質商法が待っている」、「保険、銀行、有名企業…でも、こんな被害が」、「一度あった人が狙われる『二次被害』…」などと分類し、被害事例を紹介。
最終章の9章では、対処法を示している。
本書を出版したねらいについて、国民生活センターは、最近の悪質商法について、「古典的なやり口が繰り返される一方、非常に多様化、巧妙化がみられる」と注意喚起したうえで、「被害にあってしまったらとりかえしがつかないことがある。どう対処したらよいのかではなく、むしろ、被害にあわないようにひごろ何を心がけたらよいのかを読み取ってほしい」としている。
同書は税込み1890円。全国の一般書店で購入できる。
実は私。この記事が出てから、ずっとこの本のことが気になっていて、結局2.3日後には大型書店でこの「悪質商法のすごい手口」を購入しました。
で、結論から言えば、値段は少し高めですが、高齢者のいる家庭や、公民館などに1冊置いておいて損はない本かと…。
例えばクーリングオフについては、『葉書でもいいけど普通郵便ではなく、発信日が記録に残る簡易書留扱いにして、念のため、事前に葉書の文面は表裏をコピーしておき、郵便局などでもらう受領証などと一緒に保管しておく』など、被害にあった場合の実務的な対処法や記入サンプルなどを簡潔に紹介しています。
まあ、『本の内容を全部読むのはしんどい』と言う方は、巻末の『まとめ』を読むだけでもそこそこタメになると思いますが、例えばクーリングオフの例外(クーリングオフできないケース)に対して『化粧品や健康食品で開封したものであっても、もし業者が「試食してみて」と誘導して開封した場合は、使用分でもクーリングオフできる』とか『化粧品や健康食品の契約時にもらった書面に「使用するとクーリングオフできなくなる」という記載がなければ、うっかり開封してしまったあとでもクーリングオフできる』などなど、とても役に立つ情報も満載ですし、(購入するかどうかは別にしても)できれば一度書店で手にとってご覧になられることを是非お薦めしたいと思います。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090424/crm0904241449028-n1.htm
架空請求、振り込め詐欺…。増加する悪質商法の手口を分析し対処法を示した「ここまで巧妙ならみんなだまされる! 悪質商法のすごい手口~知っておきたい被害の実態と対処法」(徳間書店)が出版された。監修した国民生活センターによると、こうした事例集が一般向けに出版されるのは初めてという。
同書は全320ページで9章から構成されている。全国の消費生活センターに寄せられる年間100万件の相談から具体的な事例を分析し、示した。
特に冒頭2章をさき、年間の相談が10万件にのぼる高齢者の被害の実態と被害の傾向を紹介している。
国民生活センターは「70歳以上の被害者が増加していることや、消費者問題に関心の薄い団塊の世代の男性を意識した」
続いて、3章から8章までは、「巧妙化が進む架空請求・振り込め詐欺」、「中年世代も狙われている」、「利殖の裏には悪質商法が待っている」、「保険、銀行、有名企業…でも、こんな被害が」、「一度あった人が狙われる『二次被害』…」などと分類し、被害事例を紹介。
最終章の9章では、対処法を示している。
本書を出版したねらいについて、国民生活センターは、最近の悪質商法について、「古典的なやり口が繰り返される一方、非常に多様化、巧妙化がみられる」と注意喚起したうえで、「被害にあってしまったらとりかえしがつかないことがある。どう対処したらよいのかではなく、むしろ、被害にあわないようにひごろ何を心がけたらよいのかを読み取ってほしい」としている。
同書は税込み1890円。全国の一般書店で購入できる。
実は私。この記事が出てから、ずっとこの本のことが気になっていて、結局2.3日後には大型書店でこの「悪質商法のすごい手口」を購入しました。
で、結論から言えば、値段は少し高めですが、高齢者のいる家庭や、公民館などに1冊置いておいて損はない本かと…。
例えばクーリングオフについては、『葉書でもいいけど普通郵便ではなく、発信日が記録に残る簡易書留扱いにして、念のため、事前に葉書の文面は表裏をコピーしておき、郵便局などでもらう受領証などと一緒に保管しておく』など、被害にあった場合の実務的な対処法や記入サンプルなどを簡潔に紹介しています。
まあ、『本の内容を全部読むのはしんどい』と言う方は、巻末の『まとめ』を読むだけでもそこそこタメになると思いますが、例えばクーリングオフの例外(クーリングオフできないケース)に対して『化粧品や健康食品で開封したものであっても、もし業者が「試食してみて」と誘導して開封した場合は、使用分でもクーリングオフできる』とか『化粧品や健康食品の契約時にもらった書面に「使用するとクーリングオフできなくなる」という記載がなければ、うっかり開封してしまったあとでもクーリングオフできる』などなど、とても役に立つ情報も満載ですし、(購入するかどうかは別にしても)できれば一度書店で手にとってご覧になられることを是非お薦めしたいと思います。
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