日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

「風の影」もったいない

2006-09-26 | 読書
 今人気のミステリー小説を読んだ。

新聞広告に
「忘れられた本の墓場」で偶然見つけた本で少年の運命が変る。
このフレーズでは本好きの私は買わずにはいられない。

面白い
良かった
感動

しかし、腰巻きといい、カバーの売り文句といい
少し書き過ぎ
ページを繰ると見開きにバルセロナの地図
きっといわくがあるに違いないとシゲシゲと見る
次の目次
「灰の日」
「人は見かけによらない」
「亡霊の回想」などなど・・
いわくあり気過ぎ
読み始める前から期待感を与え過ぎ
地図はなくても理解出来たし、
目次は読む過程でなくても良い
ストーリー展開はいいのにそれを上回る
最初の出だし
訳者の木村さんか
著者のカルロスさんか
はたまた編集者の成せる技か?

ストーリーより亡霊が先に出てしまった感が拭えない。
それより登場人物紹介をもっと多くしてもらいたい。

良かっただけに読み終えて
「ああ・もったいない」
白紙で読み進めたかった。
でもお勧めします。
コメント
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