日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

刑事鳴沢了「熱欲」ミステリー

2006-09-29 | 読書
今月読んだことを忘れかけていた。
改めて眺める
不器用な突っ張り刑事「鳴沢了」
前作の「破弾」で友人を射殺し
生活安全課に飛ばされた。

渋々、詐欺事件やドメスティックバイオレンスにつきあううち
「これが仕事ですから」つい、一生懸命になる。
詐欺事件が殺人事件になり、本領発揮と殴られ監禁される。
ここで超法規的解決になるが、
詐欺をするような人間は何処にあっても詐欺の手口を見つけ出す。

マスコミをにぎわしたあの事件・この事件を思わせるないようだ。
下っ端は悪いと思いつつ逃げ出せず
捕まるのはいつも下っ端。

この3作目を飛ばして6作目まで読んでいたがようやく筋が繋がった。

作者の堂場瞬一は新聞社勤務で刑事事件担当だったのか
警察官の人物描写は確かなものに思える
(周りに刑事がいないので定かではないが)

次作が楽しみだ。
鳴沢になにかが起こっていそうな気配がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする