日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

林真理子小説「白連れんれん」

2006-10-13 | 読書
昨日はとんだことからログの更新ができなかった。
このノートパソコンを少しで軽くと
いらないものはゴミ箱へ
快調に進め完了と一仕事すませた。
さて、ブログの更新と再度パソコンを開くと・・
OSXが起動しない!クラシックが立ち上がる。
ゆっくり考えると、そのままでも更新はできたが
既に9時を回っていて気力が萎えた。
待っていた方(もしいらしたら)ごめんなさい。

今日は一日がかりで修復したものの
バッカップをとっていなかった書類は消滅だ。
一番重要なのはメールアドレスとお気に入りだけど
そのうちどうにかなるさ・・
パソコンを使いだしてあきらめは速くなった。

さて今月はじめに思わず買ってしまった本
林真理子の「白連れんれん」
大正天皇のいとこ(結果的に)が成金の中年男と再婚した悲劇と
学識ある若者と駆け落ちをして幸せになる物語。
今より貧富の差が激しく都会と地方が遠く離れていた時代。
周囲からは贅沢三昧と見えた気ままな生活が
本人からすると気の晴れることのない毎日。

林真理子は「物語上手」な作家と思っていたが
参考にした資料の多さ(3ページも羅列)
「上手」の下にはただならぬ努力が見える。
白連本人から往復書簡を借りられた幸運と相まって
想像の世界が一気に大正へ入る

昔働いた事務所の所長が私の名前のカタカナを
そのつど漢字に変えて書くのが嫌だったけれど
この本で納得がいった。
いろいろな文字を使って署名するのも遊び心なのだ。
今度試してみようかしら・・

それにしても、
新聞や雑誌が皇族をファッションリーダーにしていたなんて、
今よりゴシップの度合いが多かったなんて知らなかった。
コメント
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