日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

矢作俊彦・小説「ららら科学の子」

2006-10-24 | 読書
先週読んだミステリー(?)orハードボイルド(?)
腰巻き「1968年の今から未来世紀の東京へ」
「30年の時を越え、50歳の少年が飛翔する」
三島由紀夫賞受賞作

30年ぶりで中国から密航してきた主人公
50歳の少年だろうか?
中国の山奥事情からすると今の東京は未来世紀かもしれないが
少年ではない!
驚きは新鮮だが老成している。

それにしても矢作俊彦は68年当時から抜け出せないのだろうか?
「スズキさんの休息と遍歴」といい
懐かしんでいるのか、浸っているのか?
本領のハードボイルド魂はどうしたのだろうか?
あの時代が余りにもハードボイルドだったのだろうか?

題名も腑に落ちないし・・
スズキさんには似ているような主人公だが
68年年当時の東京と今のそこここを比べて納得しているが
あまりにも多すぎて、飽きてしまう。
・ ・・と言いつつ、
一気読みしてしまった私も何なのだろう・・
コメント
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