日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

200年住宅より100年住宅

2007-07-06 | 仕事・建物
今日、出かけようと階段を下りていると白い封筒が落ちていた。
「誰が落としたのか?郵便受けに入れておこう」
拾い上げて宛名を見ると「私」あて
一瞬きつねにつままれた気がした
朝ゴミ出しでタッチの差でエレベーターが上昇
仕方なく5階まで歩いたっけ・・
それにしても4時間以上もだれも通らなかったんだろうか?
それとも知らない振り?

帰りがけにベランダから見えていた浜木綿の所によって見た
既に花盛りを過ぎていたがまだキレイだ。



話は変って、今朝の朝日新聞の記事
「福田さん、200年中宅って何ですか?」
首相レースから早々と降りた懐かしい顔
「国民負担減らし環境に貢献」明朝文字が踊る
「200年住宅ビジョン」として自民党が施策提言・とキーワード
まさか・・
日本中の住宅を200年持たせるとすると「建築廃材」は少なくなるが
日本の林業は完全に衰退する。

今は50~60年の木材を柱に使っている。
外材に押されて林業が成り立たず困窮しているが
ハウスメーカーをのぞく工務店や設計事務所は国産材を使っている。
ようやく国産材に光が当たろうとしている今
50年産が200年産になると、どうなるのだろう・・
考えただけでゾッとする。
親が植林した木を子か孫が切り出す
それが何代か分からない、ずう~~と先にしか商品にならないとしたら
やる気が失せそうだ。
山が荒れると、災害が増え、海にまで影響が広がる。

日本の住宅の寿命は30年、しかしここ20年、住まいは品質が向上している。
10年後は40~50年と延びているはずだ。
「米国55年・英国77年」と比較するなら
何故いきなり200年なのだろう?
100年住宅を施策として上げたほうが堅実だし、環境にもいい。
もう少し庶民の見方になれないものだろうか。

家は使う木の寿命と同じが一番環境に良いと思う。
コメント
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