日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

堂場瞬一「蝕罪」

2009-03-09 | 読書
打合せは2時間で終わる心積もりだった。
「では失礼します」外へ出るとすでに薄暗く
5時45分、1時間45分の延長!
他の用事は先送りし、そうそうに帰った。

今日の題材は先週読んだ本のこと
新聞に広告が載った日に本屋さんで探してもらった。
まだ書棚に並んでいず、奥の方から持ってきてくれた、
八重洲ブックセンターの店員さんありがとう!



堂場瞬一の新しいシリーズ
警視庁の窓際課(?)の「失踪課」に
酒浸りでよれよれの元敏腕刑事が赴任する
室長は上昇志向をみなぎらせた年上の女性
相方は前職で不運に陥った、元やる気満々の若い女性
他のスタッフは半端物ばかり
そんな失踪課に事件が起こる(起こす?)
結婚を目前に控えた男性の失踪届を婚約者と母親が出す。
行方不明者のリストを作成して終わりになるはずが
アル中の中年刑事が不思議を追及し
大きな事件の端緒をつかみ・・見事解決。

その間の上昇志向の上司と元やる気万々、今はどん底の若い女刑事
なかなか通じ合えず、すれ違いを重ねながら結果オーライ」になったし
アル中刑事も再生を果たせた。

次が楽しみではあるが解説に
あの刑事「鳴沢了」シリーズ10作目「久遠」で完結とあった。
やはり!

若くて不器用で、生まれながらの刑事が終わったのは寂しい。
それに変るのが元アル中、心に闇を抱えた刑事では
チト寂しいし、落差が大き過ぎるが
作者は視線を先に据えて
新たな書き下ろしを進めているらしい。
4月25日シリーズ第2段「相剋」(仮)刊行予定
帯に発表されていた。
コメント (2)
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