日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

高村薫著「照柿」

2011-10-01 | 読書
二週間前に読んだ上下巻
高村薫著「照柿」新潮社文庫



1994年単行本で出版されて'06年改稿し文庫化され
今年出版社を替えた文庫を読んだ。

大分前にテレビドラマを見た。
三浦友和が主役の合田刑事がJR拝島駅の階段を駆け上がっているシーンを憶えている。
拝島駅は今では何所にでもあるような大きな駅になってしまっているが
改修前は線路の鉄骨で作った屋根やすり減ったプラットホームだった。

高村薫の刑事物の一風変わった合田刑事
離婚を引きずったまま仕事をしている。
捜査の途中でふと出会ってしまった怪しげな女
またバッタリと出会ってしまった幼なじみの男
怪しげな女に引かれ、幼なじみと縁が切れずに事件に引きづり込まれる。

幼なじみは裕福な家柄ながら、並外れた不良で芸術肌
刑事は貧しいながらも秀才肌
故郷を飛び出た後は交わる筈のない二人だったが
魅力的で怪しげな女を介し、事件が始まり破滅する。

そう言えば、合田刑事の相談役の元義兄(元妻の兄)は検事

何処かで?
これって?? パクリ??
(もちろん合田刑事がパクられた側)
(誰の事だが思い出さないまま・・)

疑問符の頭を「まあいいか』と納得させ
一気読みした上下巻でした。
コメント
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