日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

出羽三山・羽黒山

2011-10-06 | 趣味・遊び
最後の目的地の羽黒山は白装束の山伏さんの案内が付いた。



「ボッホホ~~」法螺貝を吹き鳴らし先頭を歩く。
「法螺貝を吹く所は決まってますか?」
「大体の所は決めてる、坂は息が続かねえから吹かねえ」



随神門をくぐり石段を下り
祓川にかかる「神橋」を越えると
国宝「五重塔」

   

「国宝の五重塔の中では一番素朴、みすぼらしい」とか
「冬は雪囲いをする、ボランティアで手伝いにきて下さい」

   

昇り階段は2446段、一ノ坂から三の坂まで延々と続く
一ノ坂は難なく歩き、二ノ坂できつくなり
松尾芭蕉が羽黒山で読んだ一句
「涼しさやほの三日月の羽黒山」の句碑は横目でちらり
汗も息も目一杯でどうにかたどり着き後ろを見ると

   

気持ち良さげな階段・・



終点 16町13間(約1.1キロ)


重要文化財「三神合祭殿」
中央は「月山」右手に「出羽神社」左は「湯殿山」の額
高さ28mの壮大な建物






廻りでは雪囲いの真っ最中、この勇姿が見られるのはあと数日のようだ。
神主さん達3人による「祈祷」(高音と低温の合唱が素敵)を受ける初めてな体験
境内や博物館の見学を終えて、進むと霧にけぶる杉木立

   

山伏さんに見送られてバスで降りた。

雨に霧に青空に雪に風、お天気のすべてを体験し、
信仰心の欠如ながら、昔の人々の心の有り様(?)を垣間見た。



麓は豊かな実りの秋、いい旅でした。

現地バスのガイドさん
豊富な経験と知識で飽きさせない語り口
「・・だあ~~」会話の語尾が上がるのが山形弁らしい
つられて、添乗員さんも同じになっていたのが微笑ましい
お土産はイカで味付けした「玉こんにゃく」「だだ茶羊羹」でした。
コメント (2)
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