日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

国立博物館庭園

2012-04-13 | 趣味・遊び
昨日の国立博物館
ボストン美術館展の作品群は素晴らしかった。
尾形光琳の「松島津屏風」
曽我蕭白の「雲龍図」は元より
絵巻、能装束、弥勒菩薩像などため息をつくばかりでした。




もう一つの目的「庭園散歩」
春と秋期間限定の開放

随分昔、お茶のお稽古をしていた頃に先生に教えてもらって
お茶会に行った事があったっけ。
蓮池の向こうがお茶室

お茶室エリアから見る博物館
外壁が奇麗になって、桜も映えるが
残念ながら少し遅かった。



最初にある茶室「春草盧」
そうそう、思い出したこの名前。



障子が開けられている。
その横のお茶室は「転合庵」



これも開放の一環と喜んでいたが
「お茶室見学ツアー」の集団に出会った。
案内人の話に耳を傾ける、
グループが通り過ぎた後に目のあった小父さま、用事ありげ
「ツアーのために窓を開けた、この人達が行ったらここも閉めるさ
向こうはもう閉め終ったよ!」
・・!!
名札を見て「○○さん、もう一度開けてはもらえませんか
以前来た事があるのです!」
迫力に押されたか、あっけなく「いいよ!」



ラッキ~~
せっかく閉めた所を開けて見せてもらえた
「六窓庵」
喜び勇み過ぎたのか内部写真はブレブレ・・

「数日前は1000人の茶会に
森山直太朗の野外コンサートがあってね・・」とか
床柱は「シュロだよ」とか
「普段はお屋敷の植木屋さんだ」とか
「博物館はお茶室を大事にしていない」とか
色々話してくれた。

たしかに、お茶室の板戸は簡単なヒートンだけで止めて落ちそうだし
柱は虫の食い放題(?)だし
庇は所々腐っていたりとか
本館の奇麗さとは違う「わび」「さび」そのもの

更に奥には「応挙館」「九条館」など
由緒正しき建物が建ち
本館の2階ロビーのピクチャーウインドウの眺めは
ここの素晴らしい景色だった。

昨秋から行きたかった庭園散歩
超満足な春の庭園でした。
(春の庭園開放は15日まで)
コメント
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