日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

映画「セシウムと少女」

2015-06-10 | 趣味・遊び
今日の午後阿佐谷へ映画を見に行った。
才谷遼監督「セシウムと少女」



ーみんな忘れちゃったんだヨ。ー

    

大分前に郵便受けにチラシが入っていた。
反原発なら見に行かねば、と机の前にチラシがペタン!

出る寸前にチラと「破天荒な映画?」頭をよぎった。

映画館「ユジク阿佐谷」
ラピュタ阿佐谷の裏手
普通の共同住宅の地下にある映画館



開演5分前に着いたのにまだ前の映画の上映中・・とか
3時過ぎてようやく前の観客達がチョロっと6~7人出て来た。
入場は私一人
超狭い、ザッと60人席で目一杯
小さな画面のど真ん前に座る



何処かのテレビ好きの家庭にもありそうな画面
暫くして若い女の子が私のすぐ後ろに着席で計2名
15分遅れで始まった。

阿佐谷の女の子が主人公
東日本の大地震の後の原発事故、
その雨の中雷に打たれ、人の姿の神様達に出会う。

少女はかわいいものの、神様たちは現代の奇人変人の風貌
少女のおばあさんの逃げた九官鳥を神通力(?)で部屋に戻す。
神様達は阿佐谷界隈の居酒屋で話し合う。
途中で北斎マンガや風神雷神の風神が出るは
クネクネアニメが入るは・・
破天荒も想像を越えていた。

次第に追従不能になり眠気が差すが
後ろの女の子はくすくす笑っているのに目が覚める。

物語は進み、女の子と神様はセシウムの測定を始める。
多摩の御岳山に登り、奥多摩湖を眺め
セシウムが山から海へ流れたのを追い
東京湾へ・・

私も忘れていました。
セシウムの雨が降った日は、耐震診断のお宅の周りを傘も差さずに調べ回り
震災後お店の品物が無くなり、その後は省エネを心がけたり・・
震災の被害者達は大変な目に遭ったり、
福島ではひどい目に会っている人達の救済も侭ならない
当時のブログを見直して
「みんな忘れちゃったんだヨ」実感した。

破天荒な映画ではあるけれど「忘れちゃった」皆さん
セシウムと少女を見て
当時の事を思い出して下さい!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする