今日は緊急事態宣言中の中東博まで行って来た。
お目当ては
特別展「国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ」展
特別展「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」
【公式】特別展「国宝 聖林寺十一面観音 -三輪山信仰のみほとけ」の展覧会公式サイトです。2021年6月22日(火)~9月12日(日)東京国立...
特別展「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」
だいぶ前にスマホでチケットを手に入れていた。
以前はパソコンでプリントして、
窓口でチケットと交換していたが
スマホ予約になってしまってた。
12時入場の予約だが
時間待ちの列は短いし、混んでもいなかった。
場所は本館の階段脇の部屋
壁のぐるりに十一面観音のゆかりの品や仏像が並び
中央の鳥居の前に堂々たる十一面観音
どういう訳か、観音様の前は誰もいない
少しの間だけ独り占めの気分で見入った。
金箔の輝きはないが
圧倒される存在感と気高さ
創建当時の輝きなら平れ伏してしまいそう、、
少し前にテレビで観音様の来し方を放映していてた。
元はといえば、三輪山信仰の中で
大神寺に祀られていた観音様
明治初年の「神仏判然令」によって廃仏毀釈が起こり
大神寺は(後に大御輪寺)神社になり、
祀られていた観音さまはじめ他の仏像は
近隣のお寺に移され、
観音様は聖林寺預かりとなる。
各地で仏像が壊される中
明治19年調査に入ったフェノロサや岡倉天心
聖林寺で白布に包まれていた観音様を発見
フェノロサが観音堂を寄進することを即決し
観音様は救われた。
たった10年の愚政が
どれだけ日本の芸術を壊してしまったことやら、、
その後観音堂は防火仕様で立て直されたが
耐震性に問題ありとされ、建て替える事になり
私たちが東京に居ながらにして拝めることができた。
残念だったのは双眼鏡を持って行かなかったこと
高いところをしっかりと見たかった。
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