村上春樹著「女のいない男たち」

11月初めの読んだ本
村上春樹著「女のいない男たち」文春文庫刊



色のない簡素なカバー
金色の帯に「６人の男たちは何を失ったのか？
　　　　　　そして何を残されたのか？」
きっと、女のいないオタク男の物語・・と思ったのが
見事裏切られる。

結果女を失うが、どちらかと言うと、女に縁のある男が
失った過去を物語る、女まみれの６編

何年も続いたノーベル賞候補の村上春樹氏
この本を読んで、ボブ・ディランの受賞を聞いて
ノーベル文学賞の審査委員たちの視線の先は
村上氏の作風とは違う方向を見ている・・実感した。

村上ファンを敵に回すようだが、目立たないブログ故言える事。

一人の胸の内から発したような物語
現実味と少しだけ浮遊した思考
ファンには「そうそう・・」の感覚がファン以外には距離感が出てしまう。

面白くないかと言うと「面白い」満足感はあるものの
胸一杯に広がる満足ではない。

また何時かは読む村上作品
次はどんな感想を抱く事だろう（人ごと？）

熟成促進林檎

今日は寒い雨の日
午後には止みそうで出掛けるのが楽そうで良かった！

先月の黒姫土産



鷹の爪とラフランス（5個）
ラフランスには小ちゃいリンゴが入っていた
ラフランスの熟成促進だろうが、
リンゴのイメージよりもうんと小さいので
プラムのおまけ付？　勘違いをした。

小学生に見せるとやはり「プラム」の返事

チャンと見ると隅から隅までリンゴ！
姫リンゴか普通の林檎のうらなりか？
はたまた熟成促進専用林檎か？

小ちゃい実に疑問満載
（知らないだけだが・・）

改組新第三回日展

昨夜のアメリカ大統領選挙
メディアの当てが外れて世界中がおお騒ぎ

大統領選挙にしろ、イギリスのEU離脱にしろ
庶民は既成政党の規制な政府にウンザリしている
それを拾いきれないで、今までの思考を捨てきれないメディアにも問題がある。
良きにしろ悪しきにしろ、一部の人だけに有利な世の中に反旗を翻している庶民・・
・・なんて考えながらコートに身を固めて出掛けた。

改組新第三回の日展に行って来た。



真冬の寒さの国立新美術館
正面の円形の建物



中は傘立て



雨の日の必需品は大事にされていそう。
（庶民もおしなべて傘並な待遇を・・）



友人の日本画家来住野和子さん
日展に出すつもりはなかったものの
10日ほど寝込んだ後
すごく描きたくなったモチーフに出会った。
四苦八苦で制作した作品「夏至」
友人と期待にワクワクしながら向かった。

影が透ける立ち葵と眩しさに手かざしをして遠くを見やる女性
黄色のバックと手の影に見開いた強い眼差し
荒れた心が静まる出来栄えでした。
（2階12室です）

六本木駅に斜めに向かう道
随分と変わったけれど変わらずにある
中華の孫さんの店でランチを取り、帰って来ました。

午後４時過ぎの今

今朝方の西の空



雲の下に多摩の山並みがクッキリと

午後４時過ぎの今は
晴れ渡って冬の空模様

ニュースサイトを見ていると
アメリカ大統領選は大接戦
215：247
世界情勢が危うい状況

あと数分で決まりそうだが
イギリスのEU離脱以上に震撼とさせるかもしれない。

誰もが疑わなかったグローバル時代の終焉か？？

君たちに明日はない

昨日の続きです。

垣根涼介の2007年からの「君たちに明日はない」シリース



最終章は主人公村上真介が仕事を失う。
リストラ請負会社（あるのか？）が先を見越して閉める事になる。
ノー天気だった若者も思慮深いひとかど（？）の者になり
億単位の資産を築いた友人も、先行き不透明な時代にやりがいを失い
会社を辞める。

そんな中でも淡々と仕事をこなし
リストラ対象者の中に分け入り、希薄ながらも人間関係を築く。

作者垣根涼介も
「ダウンサイジングの昨今・・金儲けの為に仕事をしている者は
　何時か足下をすくわれる・・」とあとがきに書く
強気の日銀総裁も匙を投げる（？）世の中

金持ちはお金に幸せを見いだせなくなり
貧乏人はお金に汲々とする（たぶん）

前作の永遠のディーバの一節
　過去を追うな。
　未来を願うな。
　過去はすでに捨てられた。
　未来はまだやって来ない。
　ただ今日なすべき事を熱心になせ。
　誰か明日の死のあることを知らん。

釈迦の言葉だそうだ。
読めば読むほど身にしみる・・永遠の言葉

しかし誠心誠意の真介の元には
未来が見えて来、親友の億万長者にも愛する人が出来そうな気配
迷子から脱出出来そうな最終章でした。

垣根涼介著「迷子の王様」

先週読んだ一冊
垣根涼介著「迷子の王様」新潮文庫刊



リストラ請負人村上真介による
「君たちに明日はない」シリーズ5 にして最終章

ノー天気な今時の若者、真介
回を重ねるにつれ、思慮深い（？）若者に育って行くが
笑いながら読み進めなくなる・・

が、ここでタイムアウト、出掛けます。
続きは明日に・・

途方にくれるワンちゃん

1週間に２度も引いてしまった風邪
ようやくお医者さんに行って来た。

途中、途方にくれるワンちゃん



丸椅子に座って変な帽子を被され
ランタンを首に掛けられ困り顔

この家は元おうどん屋さん
何回か食べた事があるが、活気に満ちててお饂飩もおいしかった。
いつの頃からか暖簾が下がらなくなり
夜になっても電気が付かなくなった。

そんな家の勝手口に座らされているワンちゃん
頼みの綱の骨も半分無くなり
途方に暮れるのも、よ〜〜く分かるが・・

初めてのイチジク

ラビさんのフェイスブックに啓発されて、初めて買ったイチジク
（昔庭にに成っていたけど食べた事はなかった）



恐る恐る口にはしたが、二個で止めた。

昨日残りをジャムにしてみた（下二つ）



お砂糖の味が勝って今一つ
友人に言われていた。
「生で美味しくない物はジャムにしてもダメ」

いつものリンゴジャムはまあまあ・・
バター＆イチジクジャムで食べきろう！！

より冬に近づいた

寒い東京
さらに寒い黒姫から帰り、より冬に近付いた東京。

　　　　

目白の徳川家ゆかりの地は、
青葉・黄葉が重なりあって
ヒッソリと。