朝鮮日報によると、カーティス・スカパロッティ在韓米軍司令官が「韓国有事の際後続の米軍増派が困難になると予想される」と語った。去る3日に行なわれた米国議会の聴聞会でのことである。韓国は北朝鮮よりも日本を敵視してきた。いざという時には米軍が助けてくれる。勝手にそう思い込んでいたのである。在韓の米軍司令官が悲観的なことを言い出したのだから、これには度肝を抜かれたに違いない。北朝鮮の息がかかっている人間たちが、政府の要職にまで就いているともいわれ、これまでの日本バッシングは常軌を逸していた。しかし、現実は米国ばかりか日本の応援を得なければ、北朝鮮に占領されてしまいかねないのだ。スカパロッティ司令官が指摘するように、朝鮮半島に深刻な危機が迫っているのである。北朝鮮は地上兵力の70%を非武装地帯付近に展開しており、長射程砲の射程圏内には2300万人の韓国人と、5万人の米国人が暮らしている。北朝鮮の独裁者の一言で、戦争が勃発するのである。米国は日本の自衛隊を韓国防衛の最前線に立たせようとするだろうが、そこまで日本はする必要はないだろう。私たちの先人を冒涜するばかりか、日本を世界から孤立させるためには、手段を選ばないような国のために、どうして日本人の尊い血を流せるだろう。本来の敵が誰かもわからずに、同じ価値観を共有するはずの日本を、徹底的に痛めつけておきながら、最後は日本に頼るのは、あまりにも身勝手ではないか。
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