池上彰とかいうNHKの元アナウンサーがいたのは知っているが、そんな人間の書いた本を読んだこともないし、テレビを見ない者にとっては、論じる対象でもない。しかし、識者ぶっているわりには「ネトウヨ」とかいう言葉を使ったりしているので、ここは一発批判すべきだろう。まずNHKに勤務していた経歴からして、学者として失格である。ジャーナリズムの特徴で、自分をひいきにしてくれる勢力に尻尾を振るからだ。田原総一朗が公明党弱いのは、雑誌の「潮」や「第三文明」で書かせてもらったからだろう。娘まで創価学会のお世話になっているという話もあるが、いくら何でもそんなことはないだろう。池上とやらもたいしたことがないようだ。まず「ネトウヨ」という言葉を使うのであれば、その定義をしたらいい。行動する保守と一蓮托生にすべきではない。行動する保守は、自らの名前を出してメッセージを出しており、匿名性のなかに逃げてはないない。それとは違って「ネトウヨ」はもっと普通の人である。池上が属していたNHKは、朝日新聞と同じく暗黙の言論統制がある。それに従わなければ、まともな仕事は回ってはこないのだ。海外勤務者には少しばかりユニークな人物もいるが、日本国内ではそれは通用しない。池上あたりはその点では優等生である。それで飯を食っているわけだから、主義主張などは最初からあるわけがない。権威主義的な風潮をバックにして、知識をひけらかしているジャーナリストはごまんといる。それはエリック・ホッファーが『大衆運動』で書いている通りなのである。
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