草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「新しい貴族制」を打ち立てるのは真の民主主義を叫ぶ者たちだ!

2017年05月30日 | 思想家

今の民進党が必死になって安倍内閣を倒そうとしているのは、民主主義の名のもとに民主主義を打倒しようとしているのである。反権力という言葉でもって、自らを正当化しているが、それはあまりにも欺瞞に満ちている。少数派にとどまっていれば問題ではないが、大きな流れになれば、民主主義は重大な危機に直面するのである▼カール・シュミットの『現代議会主義の精神史的状況』(樋口陽一訳)は予言の書ともいわれる。1923年に世に出たこの書は、民主主義が一歩誤れば、奈落の底に転落することを教えてくれているからだ。「少数者は国民の真の意思をもちうるし、国民も誤ることがありうるという、国民意思の理論のきわめて古くからの逆説は、今なお解決されていない」からだ▼日本でも2009年に民主党政権が誕生したのは「宣伝と世論操作の技術」によってであった。あの時はマスコミのほとんどが、民主党を応援したのである。そこで私たちは貴重な経験をした。「急進的民主主義者が、自分たちの民主主義的急進主義を、自分の国民意思の真の代表者として他の者から区別するための選別基準とみなし、そこから非民主主義的な排他性が生じた」のではなかったか▼あの時の民主党政権は小沢一郎に権限を集中し、マスコミの言論にも介入したのではなかったか。二度と同じ過ちを繰り返してはならない。反権力という言葉に騙されてはならないのである。



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北朝鮮の弾道ミサイルの脅威よりも加計学園が最優先の民進党!

2017年05月30日 | 政局

昨日の参議院本会議で、民進党の真山勇一が質問に立ったが、北朝鮮が我が国の排他的経済水域に弾道ミサイルを着弾させたことについては、通り一遍の抗議をするにとどまった。どれだけの脅威になっているのか、今の日本の防衛網で対抗できるのか、シェルターは必要ないのか、といった本質的な議論は避けて、またもや法律的に瑕疵のない加計学園の質問に終始した▼民進党は国の安全保障よりも、安倍首相の足を引っ張ることに終始しているのである。まさしく平和ボケの典型である。北朝鮮の弾道ミサイルの発射は今年に入って9回目であり、排他的経済水域への着弾は4回目である。北朝鮮は日本を標的にしている。いつ攻撃してきても不思議ではないのである。小型の核を搭載する技術は進んでいる。スカッドでも日本に到達するのであり、防衛網の整備は喫緊の課題である▼それを邪魔するのが民進党や共産党なのである。この場に及んでも、優先順位の第一は加計学園なのである。それしか攻める材料がないのは、あまりにもぶざまではないだろうか。安全保障の面では、安倍自民党とて絶対ではない。野党はその点こそ追及すべきである。あまりにもレベルが低すぎる。国民の危機意識を代弁しないような政党は、もはや消滅した方がいいのである。それが日本のためでもあるのだから。



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