草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国会招致に応じぬ小沢強権政治

2010年02月24日 | 政局

 やけくそになった鳩山政権や民主党は、やることなすこと尋常ではないよね。あれだけマスコミにヨイショされて政権をとったのに。雲行きが変わると、その矛先をテレビに向けて、八つ当たりするわけだから。一番解せないのは、政治の透明性や説明責任を力説していた小沢一郎幹事長が、そんな言動を忘れたかのように、逃げ回っていることだよ。それでいて、少しも悪びれることなく、参議院選挙に備えて全国行脚を続けているんだよね。まるっきり居直りだよ。なぜ正々堂々と国会に出て説明しないんだろう。数を頼みにして、押し切ろうというのは、強権政治そのものだよ。クリーンを売り物にしていた民主党の議員たちも、だらしないことこの上ないよね。小沢幹事長に弓を引く人間はほんの数えれるほど。しかも、口ごもりがちで、遠まわしな言い方に終始している。唯一張り切っているのは、長老の渡部恒三代議士くらいだけど、この人も高齢で、党を割って出るような勇気はなさそうだし。そうなると、自民党の責任は重大だよ。小沢幹事長を何が何でも国会に招致しないと。政治学では、国家の定義は「領土と人民と主権の三要素からなる」といわれているよね。日本はそのうちの主権を、今まさに手放そうとしているんだよ。永住外国人に地方参政権を付与しようとしているんだから。それを画策する張本人が小沢幹事長だよ。徹底的にその悪事を糾弾することで、政治的な影響力をそがなければ、それこそ、日本はチベット化して、この世から消えてなくなってしまうよ。何としてでも、ここで自民党に頑張ってもらわないと。

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自民党は徹底抗戦を貫け

2010年02月23日 | 政局

 自民党が審議拒否をしているのをとやかくいう識者がいるけど、それっておかしくない。民主党の大長老である渡部恒三あたりからも、「野党としての存在感がない。55年体制当時なら野党の追及でとっくに総辞職になっている」と馬鹿にされているんだから、断固戦わないと、本当に舐めらるよ。それに国民の多くは鳩山首相が嘘を付いているのを、薄々感じているし。小沢一郎幹事長についても、ゼネコンから裏金をもらっていたと思っているよ。いくら国民を騙そうとしたって、それは土台無理でしょう。しかし、どうしようもないのは公明党だよね。政治と金をめぐる問題については、徹底して追及すればいいのに、最初から腰砕け。外国人の地方参政権という餌を小沢がぶら下げているから、裏では鳩山政権に擦り寄っているんではないの。みっともないよね。共産党ももう一つパッとしない。街頭に繰り出して体を張ればいいのに。それもしないで、「建設的野党」とは恐れ入ったよ。そうなると、最後に残った唯一の野党というのは、自民党しかいないんだよね。このままでは、鳩山政権によって、国が解体されかねないんで、もはや徹底抗戦しかないよ。自民党が安易に妥協すれば、日本はもう日本でなくなるわけだから。

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急性アノミーで民主党はボロボロ

2010年02月23日 | 思想家

 鳩山由紀夫首相は、即刻辞職するしかないよ。母親から巨額資金提供を受けながら、知らなかったですむわけがないでしょう。偽装献金問題が発覚したんで、しかたなしに修正申告をして、6億円を払わされたのが真実だと思うよ。そんなことを一般の国民がすれば、すぐに逮捕されてしまうよ。2チャンネルでも、集中砲火を浴びているけど、あたりまえだよ。しかし、首相の座を降りるわけはないよね。首相在任中は、法律に触れても、訴追されないのを知っているんだから。しゅっぴかれるのが恐いんじゃないの。やましいことがないのに、後ろ指を指されただけで、切腹した武士もいたといわれるのに、鳩山首相のやっていることは、潔くないよね。小室直樹ではないが、トップがこのざまでは、急性アノミーになりかねないよ。それってヒトラー・フロイトの定理ともいわれ、カリスマの保持者は、カリスマを放棄しても、傷つけてもならないんだって。カリスマを失えば、あっという間に集団が崩壊してしまうんだよね。民主党の混乱振りは、それで裏付けられるよね。マスコミが勝手につくりあげた、クリーンな鳩山由紀夫という神話が崩壊して、鳩山政権や民主党は、ダッチロール状態になってきているわけだから。

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やむにやまれぬ大和魂

2010年02月22日 | 思想家

 鳩山政権への批判がようやく高まってきたけど、今の政権や民主党がやっているは、国の大本を破壊することだから、あらゆる手段で断固立ち向かわないと。それにしても、小林秀雄が健在であったとすれば、今の政治について、どんな感想を抱くだろう。三島の死について、江藤淳と激論をたたかわしたことがあったっけ(「諸君」昭和46年7月号掲載・「歴史について」の対談)。あくまでも、三島に早い老年がきたという見方の江藤に対して、小林は「いや、それは違うでしょう」と異議を唱えた。そして、江藤が「老年といってあたらなければ一種の病気でしょう」と追い打ちをかけると、すかさず語気を強めて、「あなた、病気というけどな、日本の歴史を病気というか」と大声を張り上げた。これには江藤もタジタジとなり、そこから小林の独壇場になったんだよね。「三島は、ずいぶん希望したでしょう。松蔭もいっぱい希望して、最後、ああなるとは絶対思わなかったですね」「ああいうことは、わざわざいろんなこと思うことないんじゃないの。歴史というものは、あんなものの連続ですよ。子供だって、女の子だって、くやしくて、つらいことだって、みんなやっていることですよ。みんな、腹切っていますよ」。どんな人間でも、やむにやまれぬことがあるのを知っているからこそ、三島の行動を否定しなかったし、吉田松陰と同じタイプに属するとまで言い切ったんだよね。とくに、日本人には、守るべき最後の一線があり、それを踏みにじられれば、決心の覚悟で立ち上がるわけだから。「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」という吉田松陰の歌があるように。

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亡国の民となるなかれ

2010年02月22日 | 思想家

 白虎隊士の生き残りで、東京帝国大学総長となった山川健次郎は、天皇陛下を中心にして、日本国民が結束することを訴え続けたんだよね。ことさら憂国の士をきどって、忠君愛国を力説したんではないよ。国が滅びないためには、日本国民が心を一つにしなくてはという思いがあっただけだよ。とくに、会津藩は、戊辰戦争で完膚なきまでにたたきのめされたわけだから。会津30万石から斗南3万石へ減らされたために、青森県の斗南に移封された会津藩士の生活は、筆舌に尽くしがたいものだったといわれるよ。移住した1万6千人の会津藩士とその家族は、流亡の民として悲惨な目に遭ったんだよね。「北斗以南みな帝州」の気概をもって乗り込んだものの、現実は生易しくはなかった。後に陸軍大将になった柴五郎も、犬の肉を食ってしのいだというし。酷寒のなか炉辺で、ムシロにくるまって寝るような状態だったとか。しかし、今の日本も、民主党を中心にした鳩山政権が誕生してから、国の大本を否定するような動きが目立ってきているよね。永住外国人に地方参政権を付与しようとする法律が通れば、国民主権が形骸化するから。国民にとっての一番の不幸は、亡国の民となることだよ。それがどんなものであるか教えてくれるのが、敗者となった会津藩の歴史だよ。亡国の民となった明治、大正の会津人は、五稜郭で戦死した会津藩士安倍井政治の次のような漢詩を愛唱したんだって。  

 題不明   

 海潮は枕に到し天明けんと欲す 
 感慨は胸に撫し独り眠れず 
 一剣未だ酬いず亡国の民 
 北辰の星下に残年を送る

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鳩山政権で祖国存亡の危機

2010年02月21日 | 思想家

 もう鳩山政権は、にっちもさっちも行かないお手上げ状態だから、さっさと退陣した方がいいよ。どうせ国民を見くびって、目の前に餌をぶら下げておけば、言うことを聞くと思ったんだろうな。民主党は先の総選挙で、実現できそうもないことを、マニフェストと評して並べ立てておいて、一旦政権を手にすれば、後は野となれ山となれなんだから。これまでで最悪の政権でしょう。暫定税率の廃止、子供手当て、高速道路無料化、普天間基地の県外・国外移設、どれをとっても、マニフェストを守っていないのに、鳩山首相は、いけしゃあしゃあとしているんだから、たまったものではないよ。小沢一郎幹事長にいたっては、マニフェストになかった永住外国人の地方参政権付与法案を、ごり押ししようとしているし。保守派の論客渡部昇一あたりも、もう革命でもやるしかないみたいなことを言っていたけど、それだけ深刻になっているんだよね。そう言えば、塩野七生著の『マキアヴェッリ語録』のなかで、マキアヴェッリの「祖国の存亡がかかっているような場合は、いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」(『政略論』)という言葉を紹介していたよ。そして、塩野が「事が祖国の存亡を賭けている場合、その手段が、正しいとか正しくないとか、寛容であるとか残酷であるとか、賞賛されるものか恥ずべきものかなどについて、いっさい考慮する必要がない」という解説を書いていたっけ。ここまで鳩山政権が酷いと、生半可なことでは局面の打開はできないんだよね。今こそ、国を思う者たちが結束して決起しないと。

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鳩山首相はトリックスター

2010年02月20日 | 政局

 平野博文官房長官が、普天間基地の移設問題で、県外へのベストではなく、それ以外のベターの案をほのめかすと、時をおかずに鳩山由紀夫首相は、ベストにこだわっているかのようなコメントをしてぶち壊す。どう考えても首を傾げたくなるけど、トリックスターを無意識のうちに演じているんじゃないの。神や自然界の秩序を破って、物語を引っ掻き回す人物がトリックスターだとか。いたずらが大好きで、結果的には良い結果になる場合が多いそうだよ。民主党中心の政権ができたにもかかわらず、その足取りがおぼつかないのは、闇将軍の小沢一郎幹事長のせいばかりじゃないよ。鳩山首相のいい加減さが足を引っ張っているんだよね。誰にでも調子のいいことを言うくせに、舌の根も乾かないうちに、すぐにベロを出して、なかったことにするのは日常茶飯事。関係者は呆気にとられてビックリでしょう。自分が脱税しているにもかかわらず、国民に納税を勧める演説をぶつだけでなく、人の道まで説くんだから、神経がどうかしているよ。衆議院の予算委員会で、少しばかり野党に攻められると、すぐにむきになる割には、後が続かなくて、詫びを入れるのも大人気ないよね。でも、野党に転落した自民党は、鳩山首相で良かったんじゃないの。感情をコントロールすべもない無責任男が首相になったおかげで、日米関係がギクシャクし、経済もがたがたになってくれれば、落ち目の自民党でも出番がありそうだから。鳩山首相様様だよ。

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柳田国男と夫婦別姓

2010年02月20日 | 思想家
 そうでなくても家庭の絆がなくなつているのに、夫婦別姓にしたならば、家族の一体感はなくなってしまうと思うよ。法務省の民法改正案は、民主党の意向そのままで、危険極まりないよね。鳩山由紀夫首相は、賛同しているようだけど、人の奥さんを略奪したくらいだから、家族なんてどうでもいいんじゃないの。家族をどう考えるかは、日本人の信仰や文化とも密接に結ぶ付いているから、簡単に結論を出すべきではないよ。民俗学者の柳田国男が『先祖の話』を執筆したのは、終戦を間近にした昭和20年4月、5月のことだといわれている。多くの若者が戦死することで、祖先の祭りをなすものがいなくなることを心配したんだとか。「家無くなって、よその外棚を覗き回るような状態にしておくことは、人を安らかにあの世に赴かせしめる途ではなく、しかも、戦後の人心の動揺を慰撫するの趣旨に反すると思う」と書いていたから。いつの時代にあっても、家族を根本から支えているのは、柳田が指摘するように、夫婦が同姓であることで培われた先祖信仰だったんだよね。戦災で焼け出された人が、先祖の位牌だけは肌身離さず持っていたという話はよく聞いたもんだよ。それって日本人の美風でしょう。だからこそ、先祖を悲しませてはならないということから、日本人は努力もしたし、身も慎んだのに。民主党案のように、家族を破壊するようなことが許さるはずがないよね。もう一度、柳田民俗学に立ち返って考えないと。柳田自身が婿養子の身であったわけだし。

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民主主義否定の小沢独裁

2010年02月19日 | 思想家

 民主党の小沢一郎幹事長による独裁は、日本の政治を誤らせかねないし、将来に大きな禍根を残すことになるよ。とくに残念なのは、昨年の政権交代を絶対視するあまり、鳩山政権に対する批判をせずに、口をつぐんでしまっている人たちがいることだよね。そんなことでは、歴史の歯車を先に進められないのに、自民党政権を倒したことだけで終わってしまっている。丸山真男によれば、民主主義にふさわしいのは「永久革命」という言葉だそうだから、現実を変えてゆく民主化のプロセスが重要視されないと。しかも、実現不可能なイデオロギーを振り回して大言壮語するのではなく、「議会制といわず、憲法といわず、現在の制度から提供されている機会を享受し、その可能性を最大限に活用する能力」(『現代政治の思想と行動』)が求められるのは、言うまでもないよ。ただ、一番そこで大事なのは、言論を通じての権力批判が認められているかどうかだよ。自由な言論が保障されなければ、民主主義そのものが機能しなくなるから。小沢を絶対視することは、民主主義のダイナミズムを否定することにつながるし、危険きわまりないんだよね。その意味でも、小沢や民主党への批判を徹底して続けていかないと。それが民主主義を守ることに直結するわけだから。

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日本の右翼と左翼の源流

2010年02月18日 | 思想家

 民主党の小沢一郎幹事長を擁護する人たちは、少しばかり過敏すぎるんじゃないのかな。小沢が追及されると、徹底して口汚く罵るから。ネットウヨとか右翼暴力団とかのレッテルを貼って。それで批判をかわそうとしているんだね。しかし、そんなことをするのは、日本の思想的風土を知らないからだよ。右翼とか左翼とか言っても、日本ではもともと一緒だったわけだし。例えば、ルソーの訳者として有名な中江兆民は、単なる革命主義者じゃないよ。東洋豪傑による民権を主張したんであって、立憲君主制こそがより健全であると考えていた節すらあるし。そして、弟子の幸徳秋水が「先生又海舟翁の談に依て、西郷南州翁の風采を想望し、欽仰措かず、深く其時を同じくせざるを恨みとせり」(『兆民先生』)と書いているように、中江は、西郷隆盛と勝海舟に傾倒していたんだよね。だからこそ、後年の日本の右翼運動の源流と考えられる玄洋社の頭山満と中江は、欧化主義にうつつを抜かし、在野の民権党を弾圧した政府と真っ向から対決したんだ。自由党の過激派の大井憲太郎と玄洋社とが深く結びついていたのも、右であれ、左であれ、祖国を第一と考えたからだよ。治外法権などの不平等条約の改正を実現させるために、大隈重信へのテロが敢行されたのも、左右の協力があったからだよ。テロリストとなった玄洋社の来島恒喜に、投弾を決意させたのは、頭山満であり、爆弾を提供したのは、大井憲太郎であったわけだから。しかも、中江門下の幸徳にしても、ロシアとの非戦論を説くにあたっては、貴族院の長老であった谷干城と密接な連絡をとっていた。しかし、内田良平と幸徳の時代に移行すると、中山と頭山とのようにはいかなくなったいわれるよね。アジア解放運動における日本の役割を強調したのは内田であり、それとは別に、日本という視点をそぎ落とし、単なる後進国の一国家と見なしたのが幸徳だったからだよ。そうした日本の右翼と左翼の源流について教えてくれるのが、葦津珍彦の『明治維新と東洋の解放』という本だよ。それから、アナーキストの大杉栄と北一輝の交友にしたって、誰もが知っていることでしょう。とくに、今の世にあっては、金にまみれで権謀術数だけの小沢を糾弾することは、左右を問わないはずだよね。右翼と罵倒することで言論を圧殺するなんていうのは、エセサヨクの常套手段だから、断固戦っていかないと。

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