十五夜お月さんご機嫌さん ばあやはお暇取りました 十五夜お月さん妹は 田舎にもられて 行きました 十五夜お月さん母様に も一度私はあいたいな
これは父が教えてくれた歌。13歳下の妹を膝に抱いて歌ってくれました。歌は情緒で歌うんだとの持論も聞かせてくれました。子供ながら父の本音が『も一度私は会いたいな』というところにあって、私が生まれた年に亡くなった祖母を懐かしんでいるんだなと、勝手に納得した歌。
もう一つの十五夜お月さん。
十五夜お月さん一人ぼち 桜吹雪のはなかげに 花嫁姿のお姉さま くるまに揺られて 行きました
これは本当の題名は『花かげ』というらしいのですが、私にとってはもう一つの十五夜お月さん。