仏画曼荼羅アート泉佐野教室では、この4月より展示ケースを一年間通しで使わせていただいている。一人の作品を1ヵ月間展示し毎月入れ替えを行っている。有難いことに多くの人に観ていただけるので、生徒さんたちにとっては何よりの励みになっている。
今月の展示は、同教室に入会されちょうど一年程の方の作品である。この方の作品の一つに百衣観音菩薩を中心に4体の観音仏を描き、通常ならその周りに般若心経を書くのだが、この方は般若心経の現代語訳を書き添えている。実に楽しいコラボレーションであり、ユニークなチャレンジである。発想が広がり仏画と般若心経のコラボを楽しんでおられるようだ。
もう一枚、展示ケースでメインを飾る「七福神」が正面に飾られている。見る側にインパクトを与える作品である。以前、各教室でもチャレンジした課題である。描いた七福神に、地元や大阪の七福神巡りを自ら行い、それぞれの御朱印を授かり完成作品とするものだった。
自らが描いた七福神の絵の周りに七福神を祀る神社仏閣の御朱印が彩をそえる。意識の向上につながる活動だったように思う。
生徒さんのそれぞれの想いが膨らみそれを作品に生かす。仏画と般若心経という少々堅ぐるしく思える題材だが、日頃の生活の、また心の糧になればと思っている。
般若心経の現代語訳が書かれている
七福神を祀る神社仏閣の御朱印が彩をそえる
展示ケースに飾られた作品
リポート/ 渡邉雄二
作品/ 泉佐野教室生徒さん
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