昨日の仏画曼荼羅アート泉佐野教室では、近々の課題のなかで仕上がったものから制作途中のものまで十数点が持ち寄られた。教室ではそれぞれが持ち寄った作品を一堂に見ながら描いた人からの感想などを聞くことにしている。そうすることで描き方の広がりや想像力を養うことにつながる。
そんな中で、80歳を超えても毎月熱心に通って来られ方がおられる。現在の課題を進行させながら別の作品を2点持参された。一枚は想像力をはたらかせた作品、もう一枚は辛抱強く諦めない精神で描いた傑作の一枚である。
この作品は「百八」がテーマで、自己の本尊を中心に百八つの煩悩を好きな形状で表現するものだったが、描いたご本人は頭に浮かんだ煩悩ではなく人の顔だったようだ。それを思いつくままに描いたという。その中にはご自分の幼児のときのものが1点あると打ち明けてくれた。もう一度、新しい人生を送りたいという願望なのか、いままでの人生に感謝の意を込め描いたのか定かではないが想像は広がる。
もう一枚は、見ての通り「絵心経」である。江戸時代、文字の読み書きができない人のために描かれた般若心経というものである。見ていると楽しい表現力に笑えてくる。たとえば、魔訶般若波羅蜜多心経・・・・の出だしの「魔訶(まか)」を絵で描くとご飯を炊く「お釜」の絵を逆さまに描いている。そうすると釜(かま)が逆さなので「まか」と読む。すべてそんな具合にユーモアあふれる発想で描かれている。
それを丁寧に模写しておられるのである。
文/ 渡邉雄二
作品/ 仏画曼荼羅アート泉佐野教室の生徒さん
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