ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

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京菓子で幽寂閑雅を楽しむ

2024-10-23 15:02:31 | 伝統文化

先日来、京都を訪ねた際に老舗京菓子店をハシゴした。まずは、烏丸今出川の烏丸通に面した俵屋吉富の「京菓子資料館」と資料館の1階ある立礼席の「祥雲軒」を訪ね、その後、今出川通を西に堀川まで歩き、織物のまち西陣に本店を構える「鶴屋吉信」へ。(道中に「白峯神宮」に立ち寄る)

 

店内の鶴の杉戸絵は紹介したが、2階のお休み処「菓遊茶屋」と茶室「遊心」は老舗京菓子店ならではの幽寂閑雅の趣だった。

鶴屋吉信は、本店をはじめ、東京のTOKYO MISEや虎ノ門ヒルズ店、そして全国の百貨店で同店の顔である「柚餅(ゆうもち)」など京菓子の逸品が並ぶ。その柚餅を賞味しようと思ったのだが、メニューの中にあった筆者の好物である「栗ぜんざい」の写真が目に留まり急遽注文を変更。さすが鶴屋吉信のぜんざい! 甘党のものにはたまらない美味が口に広がった。

 

歳を重ねると和の雰囲気をかもす言葉や環境、食や住、作法に道具などに心が寄り添う。そういう意味では、京都は和を好むものにはしっくりくる佳境の地かもしれない。

 

 

 

鶴屋吉信本店の店先

 

 

 

2階の「菓遊茶屋」と、その奥に見えるのが茶室「遊心」

 

 

 

菓子職人が目の前で生菓子実演するコーナー

 

 

 

口に上品な甘みが広がる「栗ぜんざい」

 

 

文・写真/ 渡邉雄二

 

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