今年も阪急うめだ本店のクリスマスバージョンディスプレーが始まった。クリスマスとお正月ディスプレーは見応えのある内容なので紹介している。
今回のクリスマスバージョンは例年と少々趣が異なる。クリスマスの華やかさというよりは、物語性の特徴を生かした迫力を前面に出し子供から大人までが楽しめるディスプレーになっていた。行き交う人たちは足を止めスマホのシャッターを切っていた。
内容は見てのとおり「アリスの冒険物語」。一つのウィンドーの中に絵本の見開きページが立体的に造形されている。七つのウィンドーだから14頁の構成ということになる。北側のウィンドーから物語が始まる。この物語の登場人物は、主人公のアリス・リデルをはじめ、白うさぎ、マッドハッタ―、チェシャ猫、侯爵夫人、トランプの女王とハートなキングの7人で構成されている。
物語は、アリスがウサギを追いかけて不思議な世界に迷い込み、不思議な食べ物を口にして大きくなったり、小さくなったり。不思議な住人たちに振り回され、へんてこりんな出来事に巻き込まれながら、悲しんだり、怒ったり、困ったりするが、持ち前の勇敢さと行動力で困難を乗り越えていくストーリーが表現されている。(ウィンドーの中の解説を参照)
立体的な絵本を覗いているようでもあり、アニメーションを見ているようでもある。アリスが不思議な国に連れて行ってくれるように思える、不思議なディスプレーである。
白うさぎを追いかけて
ようこそ不思議な国へ
不思議なジンジャークッキー
侯爵夫人のクリスマスパーティーは大騒ぎ
マッドのティーパーティーはお菓子でいっぱい
トランプの国はへんてこりん
夢だったの?
リポート&写真/ 渡邉雄二
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます