ご存じと思うが、それぞれの干支に守り本尊という仏様が存在する。私は卯年なので「文殊菩薩」が本尊となる。仏画曼陀羅アートの体験会では、参加された方の本尊(分かる範囲で)を写仏し御守り札を作成している。先日の平林寺の写仏体験会では、参加された方々の本尊ではなく平林寺の本尊が釈迦如来像なので釈迦如来を写仏した。
明日の仏画曼陀羅アート神戸教室の課題は、参加される方々の本尊が分かっているので、それぞれの方々の本尊の仏画を用意した。大日如来、阿弥陀如来、千手観世音菩薩、普賢菩薩の4仏画で、特に今回は色彩豊かな仏画見本を選んだ。
今回作成する御守り札は、外紙は少し厚めの模様入りの和紙を使用。写仏はできるだけ薄い和紙に写しとり着色する。仏画の周りには墨か朱墨で円相を画く。仏画を描いたら外紙の内側の中央に貼り付け、その上にまた薄い和紙をのせ、中央に守り本尊の梵字を書く。そしてそこに般若心経をさまざまな形状で書いていく。縦(写真)に書きたい方は鉛筆で縦線を入れ、書き終われば線は消す。放射線状に書いていくのもあり、また渦巻状に書くのも楽しいかもしれない。
出来上がりは、般若心経が「扉」になり、その奥に本尊が安置(透けて見える)されているというイメージのお札である。そして最後に、外紙を折りお札になる。表には「干支仏 阿弥陀如来 様」と書き、柱や壁に張るのもよし、仏壇の引き出しに、また自分の身の周りに収めておくのも良い。自分だけの「御守りお札」として大切に保存、きっと、<あなた>を守ってくれることでしょう。
大日如来
阿弥陀如来
普賢菩薩
千手観世音菩薩
リポート&写真/ 渡邉雄二
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