2年前のこの頃、仏画曼荼羅アートの神戸教室の皆さんと京都・東寺や大報恩寺の仏像見学ツアーを行った。
その時のメンバーのひとりの方が、次の講座日に、行った時の思い出にと家で描かれ一枚をコソッと出された。
皆さんにもぜひ披ろうしましょ、と声かけたが、
“ 個人的に描いたものだから。恥ずかしいから、いいの ! ” という返事が返ってきた。
作品は見てのとおり、素晴らしい出来映えに仕上がっていた。その作品を見て感動を覚えた。
これこそが仏画曼荼羅の真骨頂のように思えた。感じたこと、
見たことを仏画や画、文字(般若心経)で表現することが描いた人の生きた曼荼羅になる。
そのことを教えていただいたような気がした。
作品は阿弥陀如来坐像に加え、訪ねた東寺の五重塔と、その横にある八島殿の鳥居が加わっていた。
これこそがオリジナリティー重視する仏画曼荼羅アート作品である。
写経、写仏といえばかたぐるしが、このように見たこと、
感じたことを仏画やお経の中に織りまぜていくことこそ、めざす曼荼羅の世界である。
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