明日は「上巳(じょうし/桃)の節句」。
"節句"は、中国の暦法で定められている「季節の変わり目」のことをいう。もともとは、せっくを"節供"と書いていたようだ。
雪の中で香を放つ「梅」、春の清々しさを感じさせる「桜」。冬から春へ変わる、ちょうどその変わり目に咲く「桃」を節句と称した。
資料によると、中国では古くから、"桃の木には体の中の悪いものを取り除く力がある"と考えられていたようだ。その伝説が日本に伝わり、3月上旬に花が咲き、その可憐な美しさが女の子のイメージに重なるということから"桃の節句"と言われるようになった。
梅、桃、桜はなかなか見分けがつきにくい。桃は、花弁の先が少し尖っている。ちなみに梅は丸く、桜はハート形。梅と桜のシーズンの間に咲くので馴染みが薄いのかも。
しかしながら、中国、台湾では、桃源郷などと称し重用されているようである。
女の子の健やかな成長を祝い雛人形を飾るが、その風習も残念ながら薄らいでいく。時代の流れと片付けてしまうが、伝統を受け継ぎながら新しい雛祭りの風習が生まれてくることを期待している。
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