ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

個を伸ばし、同じフィールドで。

2018-03-23 11:35:22 | 文化想像塾[教育]
私が勤務している専門学校には高等部がある。中学校を卒業し、将来、技術を活かし仕事をしたいと進学してくる生徒たちを迎え入れている。
それらの生徒たちに交じって、手に職をつけ一般企業で働けるよう、そして自立し生計が立てられるようにとがんばっている生徒たちが若干名いる。

その生徒たちは発達障害をもつ子供たちである。そして療育手帳を有し義務教育である中学校までは「特別支援学級」で学んだ生徒である。中学校卒業と同時にほとんどが特別支援学校高等部に進学する。しかしながら、高等学校卒業資格は取得できない。
“通えるだけでも”という保護者の希望に応えられるが、”できるなら高等学校卒業資格が取得でき、さらに自立できるように”という要望を持つ保護者も少なからずいる。それは発達障害者のなかでも障害度量の違いによって考え方や進路に対する捉え方が異なる。

本校は高等学校卒業資格が取得でき、技術も身につけることができる学校である。その卒業資格と技術習得を目指し3年間通う。
発達障害をもつ生徒は、いま高校2年生。男女1名ずつが在籍している。一般生とすべて一緒の授業をうけ学校生活を楽しんでいる。だが、二人とも他の生徒と話をすることはほとんどない。だからといって萎縮しているわけでもなく、疎外感をもつこともない。教師の指導や指示に逆らうこともなくマイペースで学んでいる。だから、教師が指導しやすく、通常科目や技術科目など理解が深まると上達が実に早い。
教師は、本人たちを名前のあとにワールドをつけて、”渡辺(仮名)ワールド”と呼んでいる。その領域を少しでも広げられるように熱心に指導されている。

その成果が現れてきている。三学期終業式表彰生徒一覧を見ていると、その二人の生徒は、各種技術検定試験、美術展入賞者、皆勤賞等々すべてを受賞した。
とくに洋裁技術検定初級ではその男子生徒が最高得点で合格。そして二人が、今年度一年間の登校日数を無遅刻・無早退・無欠席という快挙を達成している。この成果は、教師の指導やサポートはもちろんだが、なによりも保護者の献身的なサポートがあってこその成果である。
聞くと、小さいときからお母さんが勉強を教え、自立できるように、と親だからできる躾、支援がされてきている。

障害者施設で軽度な作業や、連携している事業所の清掃をしている若者が多数いる。10年前に比べれば障害者活動支援も充実してきているものの、健常者とともに一般社会で生活でき、一般企業で就業できるような社会制度の構築が望まれる。障害者であっても個の技能を活かせる環境が早く整えられるよう切に願っている。



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S N Sで展開する広報活動研修会

2018-03-22 09:14:40 | L IAの広報研修
S N Sでより効果的な広報活動していくための研修会を下記の通り行います。

企業の広報業務に携っておられる方々、個人でお店やアート関係の業務を運営されておられる方々、そして個人をよりよくPRしたい、と思っておられる方々と一緒に行う研修会です。

ご関心があれば、ぜひご参加ください。

広報活動研修シリーズ-1-
「構成・取材」について
■4月29日午後1時30分〜3時
西宮市大学交流センターセミナー室1
費用/1000円
詳しく下記のテキストをご参照ください。




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春といえば「鶯」

2018-03-21 13:58:35 | 一茶庵「易社」
昨夜の稽古は少し遅れて入った。
着くなり、宗匠から、あのお軸は何が描かれていますか? 速攻に聞かれても、私の知識では答えようがない。回らない頭を振ると、昨年くらいに見たお軸を思い出した。

あの鳥は"鶉(うずら)"だ。宗匠や仲間からの笑いが漏れている。宗匠から鶉なら季節はいつ頃?という質問が飛んできた。
えぇ〜と、またまた頭を振らなければと、必死。大伴家持の、鶉を詠んだ悲哀の和歌を思い出した。
この春に悲哀はないでしょう、と宗匠に突っ込まれ、そりゃ、そうだ!と納得。
なら、表装の色は何色?
薄いブルーである。
この色から連想すれば分かるでしょ!とさらに突っ込まれた。春の鳥といえば、この鳥をまず連想しない、と。
ホーホケキョと鳴く鳥は? といわれ、そうか!と。やっとここで"鶯(うぐいす)"が頭に登場した、情けない話から始まった。

この鶯を見ながら、昨夜は「雁が音」を淹れた。まろやかで優しい、春の味である。

テーマは"鶯"。となると、昔から国語の教科書にも登場した「江南の春」である。
もちろん頭からすっかり消え去っている。
ご存知の方も多いと思うが、「杜牧」の詩である。晩唐の政治家・詩人 。天才詩人と世に知れ渡ったのが20代のとき。26歳で進士となり、江蘇省の楊州に赴任した時代には名作を多く残している。その代表作が「江南の春」である。

その詩を宗匠の後に続き朗読。声を出して読むと不思議なものであるが、情景が浮かんでくる。江南地域の村や山々の古里に酒屋の旗が春風にたなびいている。そこに多くの仏教寺院が点在する。そして鶯の鳴き声が聞こえてくる。こぬか雨でその風景は霞む。懐かしの古里を思い出させるような風景だ。

千 里 鶯 啼 緑 映 紅
水 村 山 郭 酒 旗 風
南 朝四 百 八 十 寺
多 少 楼 台 煙 雨 中

千里鶯啼いて 緑紅に映ず
水村山郭 酒旗の風
南朝 四百八十寺
多少の楼台 煙雨の中

せんりうぐいすないて みどりくれないに えいず
すいそんさんかく しゅきのかぜ
なんちょう しひゃくはちじゅうじ(はっしんじ)
たしょうのろうだい えんうのうち





梅の葉に包まれたお菓子


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S N Sで展開する広報活動の勉強会

2018-03-19 21:07:06 | 広報勉強会
LIA の広報研究会のお知らせ

LIA では、広報活動を共同作業していくうえで必要なスキルをクライアント様並 びに SNS 広報研究に関心のある方と一緒に研修を行います。 それは、それぞれがお持ちの特別資産(ニュースソース)を、SNS 等を利用して広 報活動を行っていくために取材、執筆、編集、撮影(静止画・動画)、そして SNS を通しての広報効果などを研究調査するイベント研究会です。 企業の広報担当者並びに団体・個人の広報活動等に関心のある方なら、どなた でも参加できます。月 1 回、6 ヶ月間開催します。ぜひ、ご参加ください。
■研究会内容
・1回目/4月29日(日) 午後1時30分~午後3時
「構成・取材」について ニュースソースはどんなものなのか。そのニュースソースをどのような 切口で、どのよ
うな順番で広報展開をしていくのかを学びます。そして、 どういった切口で特筆する内容を引き出す(取材する)
のか、を学びます。

・2 回目/5 月 20 日(日) 「原稿作成」について
原稿の書き方を学びます。特筆するテーマに絞り込んで文章を作成して
いきます。

・3 回目/6 月 17 日(日) 「編集・整理」について
原稿を SNS にどのように掲載していくか、そしてタイトルの書き方や写 真の掲載方法を併せて学びます。

・4 回目/7 月 15 日(日) 「写真撮影」について
一眼レフでも、スマホでもOK です。ニュースソースをどのように紹介 するかによって撮影方法を変えます。紹
介テーマをしっかり理解した上 で、撮影を行うことを学びます。

・5 回目/8 月 19 日(日) 「動画サイトへの投稿」について
動画をどのように”YouTube”や”ニコニコ動画”等に掲載していくか を学びます。
・6 回目/9 月 16 日(日)
「SNS での広報効果」について
SNS を通し展開する広報活動のメリットや留意することなどを総合的に 学びます。

■期日
平成30年4月~9月 月1回計6回
* 5 月からの日程は第三日曜日の午後を予定しています。都合によっては日
程が変更になる場合があります。その場合は、事前にお知らせ致します。

■場所
西宮市大学交流センター「セミナー室 1」
西宮市北口町 1-2-602 アクタ西宮東館 6 階 TEL0798-69-3155

■講師 渡邉雄二、他
繊維業界新聞社記者、広告制作会社でコピーライター・編集に携わる。 企画会社を設立、代表に(TV 局などの
企画・宣伝広報担当)、現在は LIA 代表兼学校法人辻村学園理事

■費用
1,000 円(1 回)
* 6 回通しで予約される方は 5,000 円

■問い合わせ&ご予約
ライブインテリジェンスアカデミー TEL 090-3658-7804
E mail ipc-nagomi@ezweb.ne.jp


添付資料は、ライブインテリジェンスアカデミーの広報活動業務の概要です。

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美しい睡蓮の姿

2018-03-17 21:32:11 | 雑感
「睡蓮」といえば "クロード・モネ"の絵が浮かぶ。
花はモネの絵にあるように池や沼に広く分布している。蓮と同じような神秘的な花を連想させる。

蓮同様に泥水から透きとおるような美しい姿や色あいを魅せる。だから美しさがより一層際だつ。

日本では6月ごろから花を咲かせるが、台湾の友人が一足早く送ってくれた。





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