ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

「○△□」で「色即是空」の理解が深まる。

2020-11-16 11:54:23 | 文化想造塾「曼荼羅」

仏画曼荼羅アート11月講座は「○△□」制作を各教室共に行った。

この課題は、先週末の箕面教室を最後に終了。

来月からは通常の仏画と般若心経の課題に取り組む。

 

各教室共に楽しんでいただけたように思う。

最初はちょっと不思議な図形を

墨で描くことに戸惑いもあったようだ。

しかし、図形の意味を理解することによって

思いの変化が見えてきた。

 

色不異空空不異色 色即是空空即是色の

理解も自然に深まったような気がする。

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四天王寺と松の所縁に興味深々。

2020-11-12 15:28:09 | 歴史文化

数年前に煎茶会で訪れた四天王寺の本坊玄関の衝立には見事な松の画が描かれていた。

そして待合いの大広間の中庭には黒松だろうか、あるいは五葉松だろうか、それは見事な松が広がっていた。

煎茶席で使った茶室が「和松庵」という。松下幸之助氏が寄贈されたものと聞いた。さらに座談会が行われた「方丈」の床の間には、歴史を想像させる中国松の壁画が描かれていた。"松"づくしである。

四天王寺はなぜこんなに松との関わりが深いのか、という疑問が湧いた。

歴史的建造物や庭園には、松は不可欠な定木である。松は天に昇る龍をイメージさせる縁起樹であるのはいうまでもない。

それにしても"松"へのこだわりが強いような気がしたので少し調べみた。

それは極楽門と西重門の間に「鎧かけ松」と呼ばれる有名な松の木がある。この松は、源義経がここ四天王寺に一宿をとったときに、ちょうどよい高さの松を見つけ、自分の鎧をかけた、という伝説が伝わりこの名称になったようだ。

この伝説が、四天王寺の松づくしと深い関係があるのかも知れない。改めて松への執着が深まりそうである。

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この美しさ、日本の誇りであり強さ

2020-11-11 16:02:14 | 日本の美

どの写真を見ても決めポーズが実に美しい。

茶道や華道をされている方たちの所作の美しさは

誰もが知るところであるが、

写真にあるように、日本舞踊、能楽や武道の動きの美しさは、

身体の重心がいかに安定しているかが最大のポイントになる。

安定感から生みだされる脚、胴体、頭、眼そして手の動きの

総合的バランスがとれるかどうかによる。

このようなポーズが自然にできるようになるには、

長年の訓練なしでは不可能である。

 

日本ならではの立ち振る舞い、所作、動作を見ると

日本の誇りであり、日本の強さを示しているかのようである。

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「〇△▢」と「色即是空空即是色」を墨で表現するチャレンジ

2020-11-10 16:08:50 | 文化想造塾「曼荼羅」

一昨日は泉佐野、昨日は明石教室と続いた。
各教室とも「〇△▢」と「色即是空空即是色」を墨で表現するチャレンジをした。

講座のルーティンとして、まず生徒さんと一緒に般若心経を読経している。
そして呼吸法を10分程度する。呼吸を意識し整える所作である。
それから進んでいる課題を皆さんに披ろうし合い、次のステップに進む。

先月は、心の体操として、どの教室も「〇△▢」を墨で画いていただく筆あそびした。
いつもと違う内容だったので生徒さんたちも楽しまれたようである。

昨日の明石教室では、私も一緒に画いてみたが、なかなか思うようにはいかなった。
まぁ、楽しく画けたので、恥ずかしながらアップしてみた。

 

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古代の五行思想は、日常に根をはっている。【一茶庵 稽古追想】

2020-11-09 10:15:55 | 文化想造塾「煎茶」

煎茶を学んでいると「東洋思想」という難解な自然界の摂理のような事象に出くわす。
煎茶をより深く楽しむために古代中国の思想を少し理解しておく方が、五感に響く度合いが違うような気がしている。



この「東洋思想」は難解極まりない学問のように感じるが、実は日常に即したものであるのは言うまでもない。たとえば「暦」「季節」「時間」「方角」「色」「体の臓器」などいろんなことにあてははめられている。
古代中国では、自然界のあらゆるものを「陰」と「陽」にわけていた。その陰陽思想は、五行思想につながっていった。五行思想は、自然界が「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素で成り立っているというものである。この5つの要素が循環することによって万物が生成され、自然界が構成されていると考えられたわけである。

われわれの身近なこととして「十干十二支」などもそのひとつ。十二支は生まれ月をあらわしている。古代中国では天空の方角を12に分け、それぞれの方角を記号として動物の名を付けたといわれている。この十二支と十干を組み合わせると60種の組み合わせが成り立つ。それが年にあてはめると60年になる。60年経つと生まれた年の干支に戻ることから、「還暦」といわれるわけである。赤子にもどることから赤いチャンチャンコを着る慣習につながっている。



日常の身のまわりには五行思想が古代からしっかり根をおろしている。日頃の所作、作法、動作などにも見事に反映されている。それは、難しいことではなく自然で単純で合理的な動きや考え方につながっているような気がする。

煎茶を楽しみながら「五行思想」を学ぶ。心も体も引き締まる思いである。

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