ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

雲龍院の松が龍の姿に見えてくる

2023-01-18 13:57:54 | 文化想造塾「神社仏閣」

 

昨年末に遠方からの友人と写経をしに京都・雲龍院に行った。京都で写経をするとなれば雲龍院に出かけることが多い。個人的にもよく参拝させていただく寺院で、本堂(龍華殿)か霊明殿のどちらかが写経道場になり、閉ざされたお堂の中で写経をしながらほんの少しの時間ではあるが心の安息になるのでいまも続いている。

 

写経の時間を終え、書院で一服の茶をいただく。そして茶をいただきながら庭園にある松を愛でるのが習慣になっている。そんなに迫力のある松ではないが、その姿が私のイメージする龍の姿と重なる。雲龍院にはたくさんの見どころはある中で、なにより楽しみなのがこの松なのである。

 

龍は水の神様として絵として、彫りものとして、また文字として寺院にいけばよく見かける。建物やその周りを火から守る架空の霊獣として捉えられている。中国の古典にもよく登場するのが龍に喩えた松である。見た目なのだろうか、そういえばそう見えてくる。

この雲龍院の松にしても、天に昇る龍の姿として見ると美しくも迫力のある守り尊になる。

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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28年前の悲惨な一枚一枚

2023-01-17 21:14:38 | 28年前の出来事

今朝、駅に向かうために夙川オアシスロードを走っていたら道路沿いにブルーシートがひかれ、その上に写真が置かれていたのが目に止まった。

よく見ると、28年前のあの出来事の写真だった。この周辺の方々が撮った悲惨な一枚一枚。それを集め毎年、この日ここに置いて通りゆく人に見てもらう活動が続いている。

自治会の会長さんと通りゆく人の当時の話を聞いていると、巡るめく思いが込み上げてくる。

たまたま目の前を、近くの小学生が防災訓練の帰り道だろうか、写真に関心を示しながら

通って行った。

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二 阪神淡路大震災の写真/ 西宮在住の市民の方たち

 

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涅槃図の絵解きと寄席が新しい風を 

2023-01-16 21:30:02 | 伝統芸能

 

「佛日寺寄席」は昨年5月に行われた第一回目続き、二回目が来月の2月12日(日)に開催される。昨年は、隠元禅師350年大遠忌を記念しての落語会だった。そして今年は、来月のお釈迦様の入滅の涅槃会にあわせ行われる。

 

佛日寺は大阪府池田市にある黄檗宗の寺院であり江戸時代の摂津国の領有であった麻田藩の菩提寺である。落語ファンの間では、この池田市が “落語の聖地” と称され、市をあげて落語を盛り上げている。

毎年、「社会人落語日本一決定戦」がここ池田で開催され、アマチュア落語日本一を決める熱い戦いが行われている。その落語のまちでアマチュア落語家さんによる落語がお釈迦様の前で披ろうされる。

 

落語の前に、佛日寺和尚による涅槃図の「絵解き」が行われる。横たわるお釈迦様の周りに多くの人や動物が集まり悲しみに打ちひしがれている姿が描かれている。

お釈迦様と、その周りの人や動物との関係性などを紐解いていく。非常に興味深い内容のものである。

そのあと、落語家さん二人が登壇。今回は男性ばかりで、池田市消防本部の元消防長の池田家夢彦さんと中学校の校長先生である喜怒家哀楽さんの落語2席が行われる。夢彦さんは過去に社会人落語日本一決定戦でファイナリストに、そして哀楽さんは第10回の日本一決定戦で日本一になった名実ともに実力の持ち主である。二人とも小学生の頃に落語を聴き、一人芝居のおもしろさにどっぷりハマり、仕事以外でも落語で人生を謳歌されている。哀楽さんは、学校で子供たちには校長先生と呼ばれるよりも “師匠” と呼ばれる方が多く、子供たちとの垣根が超えて教育現場を切り盛りされている。

 

落語のまちと寺院、社会人落語の三位一体で織りなすアットホームな落語会が地元の人たちや落語ファンに親しまれ盛り上げられる。小さなコミュニティーから地域の活性化につながる一歩として新しい風が吹いてくるような気がする。

 

 

 

リポート/ 渡邉雄二 落語家さん写真/ 落語家さんより提供 

 

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お初天神裏参道の風景にひかれ

2023-01-15 13:56:20 | 雑感

 

先日、曽根崎新地に用事があり出かけ、帰りに近松心中で有名な露天神社(つゆのてんじんしゃ/お初天神)にお参りした。

 

大阪駅より南方面に徒歩10分くらいで、夜の喧騒に賑わう曽根崎お初天神通り参道を抜けたところにある。参道の脇道は大阪らしい路地裏がひしめいている。いわゆる裏参道と呼ばれている道である。

 

夜のとばりが下りる頃からの裏参道の風景もいいが、昼間に見る路地裏の静寂も何となく惹かれるものがある。

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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狩野元信の、木目にアオサギの大杉戸絵 【霊芝山光雲寺を訪ね-Ⅲ-】

2023-01-13 11:07:10 | 文化想造塾「神社仏閣」

寺院でよく見かける戸板に描かれている絵。京都の歴史ある寺院だと国の重要文化財に指定されているのも多い。

 

哲学の道沿いにある南禅寺塔頭の「光雲寺」には、以前紹介した俵屋宗達の兎が描かれた戸板の他に、室町時代に狩野派2代目として活躍した狩野元信が描いたアオサギの大杉戸絵がある。この杉戸絵が目に焼き付いて離れないほど印象深い。杉の強烈に浮き上がる木目とアオサギが見事に調和され描かれている。木目が水面の波紋のように見え、せせらぐ川の中でアオサギが餌を探しているかのよう。

 

たかが戸板だが、絹本や紙本とおなじように木もキャンバス。それが戸板絵に、また天井絵として配され、仏様が祀られる堂を絢爛で神聖なものにしている。

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

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