ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

大阪のシンボルだった「大阪マルビル」が解体される 未来都市よりも災害に機能する都市づくりが優先ではないか

2024-03-12 20:49:17 | 雑感

いまでは円柱形高層ビルを見かけるようになったが、半世紀前では珍しいビルとして注目を集めた「大阪マルビル」。大阪駅前に1976年に竣工した、その「大阪マルビル」が解体されている。外から解体作業やその状況は見ることはできない。たまに見上げると少しずつではあるが低くなっているのを感じる。

 

どのように解体されるのだろうと思っていたが、周りには見えてこない。その中では先進的技術が駆使されているのだろうと想像する。

その跡地には、30年の春新しい商業施設ビルに生まれ変わるらしい。ただ、解体後は、施主である大和ハウスが大阪・関西万博のために、大阪マルビルの跡地を一時的に2025年日本国際博覧会協会に貸し出す計画になっているようだ。

万博会場ができる大阪・夢洲(ゆめしま)と市の繁華街である梅田を結ぶシャトルバスのターミナル建設地として、駅前の一等地である敷地を無償提供するということらしい。

 

万博に向けて数多くの計画が実行されているようだが、未来都市を創るのは大いに結構だが、災害などに機能する都市、街づくりをもっと現実的に計画されることを切に望む。

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

#大阪マルビル #解体 #大阪のシンボルが消える #30年に新しい商業施設ビル #関西万博のバスターミナル #災害に機能する都市計画 #災害に役立つ街づくり

 

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大相撲春場所では二子山部屋が西宮 越木岩神社を宿舎に

2024-03-11 11:38:10 | 伝統文化

昨日、大相撲春場所(大阪場所)が始まった。初日、横綱照ノ富士、二大関が敗れる大波乱のスタートだった。毎日欠かさず大相撲は視聴している。オヤジの仲間入りをして早数年が経つ。

 

TVがまだ各家庭に普及していないころから、わざわざ近所のTVがある家でプロレスと相撲は見せてもらっていた記憶がある。子ども時代から半世紀以上は見る機会がなかったが(ちなみに相撲ダイジェストは必ず視聴)、いまは楽しみのひとつになっている。

 

 

 

 

先日、西宮北口にあるショッピングモールに行ったとき、イベント広場に二子山部屋ののぼりが掲げられていたので興味をそそられ覗いた。歴代横綱の写真展だった。西宮にある越木岩神社が、昨年の春場所から二子山部屋の宿舎になっている。それで西宮も大相撲との縁がつながった。このような催しが開かれたのも、そのお陰だろう。

 

歴代の横綱パネル写真を見ていて、横綱の顔ぶれが第47代横綱の柏戸関から始まり48代の大鵬関と掲げられていた。が、その前の栃錦関、初代若乃花関のパネルがない。私の場合は、若乃花が憧れの大横綱だったのに、と思っているのでパネルがないのは残念ではあったが、柏戸、大鵬の両横綱の凛々しい姿(白黒)を見ることができたのでよし、と。

手に日本刀を握りしめている歴代横綱の姿を懐かしむように見せてもらった。

 

越木岩神社を宿舎にしている二子山部屋の番付最上位の狼雅(ろうが)関は西前頭14枚目。初日は白星発進だ。稽古風景を見に行こうと思っていたが、まだ行けてない。気になる関取になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

#相撲 #大相撲 #春場所 #大阪場所 #歴代横綱パネル展 #凛々しい姿 #二子山部屋 #越木岩神社

 

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別れがあり旅立ちがある、そして新しいご縁も

2024-03-10 11:32:21 | 雑感

以前、煎茶を稽古していたときに数々のことを教えていただいたが、記憶に残っているのはそう多くはない。

 

煎茶の席では、よく「旅立ち」がテーマになっていた。
親元から巣立っていく子供、苦楽をともにした友人との別れ、好きな人との別れなど。この季節は、いろんな別れがあり旅立ちがある。そのテーマには、やはり玉露の味が情感をさらに豊かにふくらませる。

中国の故事に、旅立ちに際して、よく使われるものに「柳」がある。別れを惜しむかのように、柳の枝を折って渡す風習があったとされている。ご存知のように、むかし服などを収納するのに柳で編んだ行李(こうり)が使われた。柳には殺菌効果があることから使われていたものである。その柳の枝を環にするところから、元気で帰還の待つという意を表したとされる。

そんな旅立ちのときに詠まれる詩が思いだされた。それは「折揚柳(せつようりゅう)」、煎茶席でよく掛けられていた漢詩である。

水辺楊柳麹塵絲
立馬煩君折一枝
惟有春風最相惜
殷勤更向手中吹

喉にくだる液は一滴もない、と言われる玉露を楽しみながら、日常を忘れる時間を楽しんでいた。漢詩は残念ながら精通していないのでわからないが、解説を聞いているだけでも情景が浮かんでくる。漢詩風にいうと「詩中有画」である。教わったことに加え、資料を参照し何度も詠んでいくと、門外漢の私にもなぜか響いてくる。

 

現代訳では、

水辺の柳は若芽が萌えて

黄緑色の糸のように春風にそよいでいる

そこで 馬を止めて君に一枝おってもらう

すると春風は いままでたわむれていた柳の枝との別れを惜しむかのように

あなたの手中の柳に向かってねんごろに吹いてくるのである

 

ということになる。

(折楊柳の漢詩訳を参照)

 

新しい年度を迎えるにあたり、寂しい別れがあるが、新しい出会いもある。一期一会にはじまりご縁がつながることもまた楽しみである。

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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春の醍醐味「四君子」の共演 冬の殻を破り一週間後には絶佳秀麗な美しさを放つ

2024-03-08 13:12:49 | 自然の美しさ

都内では早朝は積雪、というニュースが流れた。三月の中旬に入ってのこの寒さは、なかなか冬の殻から抜け出せない。

 

 

硬く閉ざす乙女椿の蕾

 

 

昨日、最寄りの駅からの帰り道を少々遠回りしてでも寄っていきたいところがあった。数週間前に寄った時は枝からやっと芽が吹く程度だったが、昨日は可愛らしくまん丸になっていた。ほんの薄ピンクの色を付けているものもあったが硬く閉じていた。栄養を蓄えているのだろうか、可愛らしいほどまん丸である。

 

春には色とりどりの花が咲き、人の心を楽しませ和ませてくれる。花好き爺さんとしては、如月の梅、弥生の桃に乙女椿、そして卯月の桜を春の四君子と勝手に呼んでいる。ただ眺め愛でるのが好きなだけである。

 

昨日眺めた蕾が、冬の殻を破り一週間後には絶佳秀麗な美しさを放っているだろう。そしてそれに続くソメイヨシノが春の醍醐味を締めくくってくれる。春が待ち遠しい。

 

 

 

勢いよく咲き誇る梅

 

 

妖艶な美しさを放つ桃(昨年撮影)

 

 

絶佳秀麗の容姿を魅せる乙女椿(昨年撮影)

 

 

春の彩を締めくくるソメイヨシノ(昨年撮影)

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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外国の武道家たちの憧れの地 京都市武道センターの「旧武徳殿」 ここでセミナーを計画するヨーロッパの武道連盟

2024-03-06 13:06:13 | 雑感

 

 

先日、京都市左京区 岡崎にある京都市武道センターの施設のひとつ「旧武徳殿」を見学した。1年後ではあるが、ヨーロッパの各国で活動する武道家の方たちの団体が日本ツアーを計画。ツアーの半分ほど京都に滞在することを希望している。その間の数日、京都で武道セミナーをするにあたり、場所として「旧武徳殿」を考えているという意向を聞き、相談を兼ね、武道センターを管理運営する京都市スポーツ協会と武道センターを訪ねた。

 

旧武徳殿を訪ねたのは初めて、見ての驚きはマックスだった。日本の武道を楽しむ外国人の方からするとこの旧武徳殿は聖地に思えるほどの施設に映る。京都ならではの、歴史を感じさせる雰囲気をもつ外装であり内装である。

聞くと、1899年に大日本武徳会により造営され、日本で最古の演武場として戦後すぐ京都市警察学校や京都市立芸術大学の建物として残されてきた。そして2012年より京都市武道センターの施設として使用されている。

現在は、「旧武徳殿」の名称で国の重要文化財に指定されている。

 

外国人の武道家にとって、日本は聖地である。日本に憧れ、日本文化を知りたいということで多くの人たちが日本を訪れる。我われ日本人以上に日本の歴史を、文化を、芸術を、そして今では食文化も海外らの人によって支えられているような気がする。

これがグローバリゼーションなのか、と言ってしまえばそうであるが、どことなく日本の頼りなさがこの潮流の中からも見え隠れしているように思えてならない。そう思うのは私だけだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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