一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

525  おぼろ夜の手酌や絡む相手欲し 多可

2012年03月15日 | 

(おぼろよの てじゃくや からむあいてほし)

 「からむ」というのは、①蔓が木に巻き付く、など ②問題が関係して悪い影響を受けるなど ③しつこく文句を言うなど。

 驚いたのは、全て悪いことばかりに使われている。絡まれた側は、必ず被害を受けることになってしまう。

 実は、この句から、多少色っぽい意味もあるのかな、と思って調べてみたのだが、その気配すらなかった。

 つまり、この夜の作者の相手になるのは、かなり危険を孕むことになりそうだから、近づかない方が良さそうだ。たとえ電話であったとしても。

フクジュソウ(福寿草)

コメント (2)
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