一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

526  野仏の大きな耳や囀れり

2012年03月16日 | 

 (のぼとけの おおきなみみや さえずれり)

  熱海に曹洞宗の福泉寺がある。この寺の境内には、高さ2メートルを越える、胸から上だけの珍しい陶製の大仏が安置されている。

 これは尾張藩2代、名古屋城主の徳川光友が、母の菩提を弔うために造らせたといわれる釈迦像で、名古屋城内に安置されていたのを、戦後この寺に奉納されたそうである。福泉寺の首大仏と呼ばれている。

 仏像としての出来は別としても、400年近く経過しており、歴史的にも技術的にも一見の価値がある。

スミレ

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