一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

522  起きぬけの気まま体操春兆す   勝子

2012年03月12日 | 

(おきぬけの きままたいそう はるきざす)

 「起きぬけの」とは、起きてすぐの、起きるやいなや、というような意味だろう。「ぬけ」は、「抜け」と同義で、「蒲団から抜け出て」と言う意味にも取れる。しかし、「とことん飲みぬけ」などの「ぬけ」と同じで、どうも別の意味のようなのだ。

 私が知りたいのは、①目が覚めて蒲団の中での体操か、②蒲団の外での体操か、③それとも一風呂浴びてからの体操でもいいのか、その辺の時間的解釈が微妙に分らないのだ。

 文法的には②だろうが、春が兆した程度ではまだまだ寒く、体操する気にはならないはずだ。現実的には、①か③だろう。

 だから、起きぬけの意味が気に掛かるのである。

 

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