(いそぎんちゃくに ねむたきまでの そらがあり)
イソギンチャク(磯巾着)は、刺胞動物門、花虫門綱、六放サンゴ亜綱、イソギンチャク目に属する動物の総称で、柔らかい無脊椎動物で、口の回りに毒のある触手を持つ、とある。
天敵であるヒトデから逃れるために、ゆっくりとではあるが移動するし、中には海中を浮遊して逃げるものもいるそうである。
名前の由来は、巾着に似ているからであるが、別名イソツビ(女性器)という古名や、有明地方では、ワケノシンノス(男性の肛門)と呼ばれているそうである。
英語では、海のアネモネ(Sea anemone)、ドイツ語では、海の薔薇(Searose)と呼ばれているそうである。外国の方が、上品な命名ではある。
いづれにしてもこの句、単純明快であるから下手な解説はいらない。但し、「ねむたき」に「眠たき」ではなく、わざわざ一般的ではない「睡たき」を使う理由は、よく分からない。
先日、今年一番の25センチの積雪があった。