一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

512   磯巾着に睡たきまでの空があり   みき

2012年03月03日 | 

(いそぎんちゃくに ねむたきまでの そらがあり)

 

イソギンチャク(磯巾着)は、刺胞動物門、花虫門綱、六放サンゴ亜綱、イソギンチャク目に属する動物の総称で、柔らかい無脊椎動物で、口の回りに毒のある触手を持つ、とある。

 

天敵であるヒトデから逃れるために、ゆっくりとではあるが移動するし、中には海中を浮遊して逃げるものもいるそうである。

 

名前の由来は、巾着に似ているからであるが、別名イソツビ(女性器)という古名や、有明地方では、ワケノシンノス(男性の肛門)と呼ばれているそうである。

 

英語では、海のアネモネ(Sea anemone)、ドイツ語では、海の薔薇(Searose)と呼ばれているそうである。外国の方が、上品な命名ではある。

 

いづれにしてもこの句、単純明快であるから下手な解説はいらない。但し、「ねむたき」に「眠たき」ではなく、わざわざ一般的ではない「睡たき」を使う理由は、よく分からない。

 

先日、今年一番の25センチの積雪があった。

 

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