(へたでよし いや へたがよき はつねかな)
絵手紙の小池邦夫さんが言っていました。「下手でいい、ではないのです。下手がいいのです」・・・・これは名言です。
ウグイスなんかも、下手な時期が面白いのであって、上手く囀り出したらもう興味半減です。ピカソだって、子供のような天真爛漫な絵に戻りたくて、後年わざとヘンテコリンな絵を描いたではありませんか。
学問でも芸術でも、スポーツでもあらゆる分野に通用する「下手が良い」の意味が分かれば、こっちのものです。
「下手では世間に通用しない」ですって。私は評価や人気や経済活動のことを言っているのではないんです。心から人生や生活を楽しむ「こころの持ちよう」のことなんです
ですから「下手でいい」では駄目なんです。「下手がいい」でなければ、駄目なんです。
アオキ(青木)の実