一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

519  下手でよしいや下手がよき初音かな

2012年03月09日 | 

(へたでよし いや へたがよき はつねかな)

 絵手紙の小池邦夫さんが言っていました。「下手でいい、ではないのです。下手がいいのです」・・・・これは名言です。

 ウグイスなんかも、下手な時期が面白いのであって、上手く囀り出したらもう興味半減です。ピカソだって、子供のような天真爛漫な絵に戻りたくて、後年わざとヘンテコリンな絵を描いたではありませんか。

学問でも芸術でも、スポーツでもあらゆる分野に通用する「下手が良い」の意味が分かれば、こっちのものです。

 「下手では世間に通用しない」ですって。私は評価や人気や経済活動のことを言っているのではないんです。心から人生や生活を楽しむ「こころの持ちよう」のことなんです

ですから「下手でいい」では駄目なんです。「下手がいい」でなければ、駄目なんです。

アオキ(青木)の実

コメント
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